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末っ子の底力

娘と長男に囲まれて影が薄いような次男くんの話。
赤ちゃんの時から、他の2人とは顔の系統が違っておそらく一番私似なのかなと思うが、双子だけど2人は似ていなかった。
しっかり飲んでしっかり寝てすくすくと育っていた。

保育園に入る時も、無邪気に楽しみ何の問題もなく育ったように見えたが、とにかく自己主張が強いく、欲しいと思ったら、買ってくれるまで駄々こねる、側から見ていたら大変なタイプだった。

でも、どこか天才肌で、なんでも出来るまで頑張るし、出来た。3歳上のお姉ちゃんとも張り合って勝てるように頑張る様な子だった。3歳にして文字も書けるし、なんならちょっとした計算もできた。

小さい頃絵本の読み聞かせをしながら寝ていたせいか、文字の覚えだけは3人とも早かったが、一番になりたい精神が強くみえた。

そんな次男が「僕、保育園嫌だ。幼稚園に行きたい」と言い出した。
長男が障害児通園施設に通う事になり退園することが決定した時だったので、次男の望みである幼稚園も探し始めた。

人気の幼稚園2ヶ所の見学をした。一ヶ所は、フラッシュカードを使用し右脳を鍛える所、もう一ヶ所は横峯式で人気な園の見学に行った。
どちらもとても魅力的だったが、横峯式の方が頭も体も鍛えると言う方針だったので、そちらの園に決めた。

人気の幼稚園にも関わらず、未就園から通ってる子や、兄弟児は優先的に入園できると言うことで入れる枠は、10数人、その枠をかけて前日の夕方から並ぶと聞きつけた。
並ぶ事に関しては得意だったが、流石に前日の夕方から並ぶのは私でも出来ないと思い、大吾に相談した。

大吾は絶対に嫌がるだろうと思ったので、お店のバイトにバイト代を渡して並んでもらえないか頼んでもらった。報酬一万円、時給にしては安いのかもしれないが、徹夜する場所も確保してもらってるので、そんなに苦痛でもない事を言うと、立候補してくれたバイトがいた。夕方から6時まで並んでもらう事になった。

朝6時バイトと並ぶのを変わり入園手続きまで待った。夕方から並んだにも関わらず前に5.6人並んでいる人がいてヒヤヒヤしたが無事に入ることが出来た。

この幼稚園で、天才の片鱗を示す事になり、その後の受験戦争に勝ち抜く事になる。

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