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かっこいいけど、タイプではない人

TAKKさんは、大吾と言った。
大吾は、服は、アルマーニエクスチェンジ(懐かしい)、革の靴を履いていた。顔も良くて、身長も高いのでそれはそれで似合っていた。顔が濃いのでハーフと間違われることもあった。

あっさり醤油顔、キレきめカジュアル好きな、私のタイプではなかった。服については、修正可能だが、顔は濃口にはなかなか慣れない。

大吾は、結構まめに連絡をくれた。
物腰柔らかくて、年下の私を可愛がってくれる感じだった。

年上の大吾に、デートはお任せしていた。
いつも車で迎えにきてくれたので、駐車場付きの食事が出来る所がメインになるので、奢ってはくれるが、チェーン店に行くことが多かった。
濃口の顔と、バブリーな格好が気に入らなかったが、それ以外は楽しく過ごせた。

この時点では、まだ、好きにはなっていなかった。
タイプではない人を好きになるには時間がかかる。

ただ、その時の私は、焦っていた。

数日のデート後、部屋に行くことになる。大吾の嘘と、優しいイメージがどんどん崩れることになる

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