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難しいからこそ面白い!

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

つい最近も書きましたが、私はサーフィンが大好きです。10年以上やっています。数年間は、季節に関係なく、週に一度のペースで海に通いました。体育が専門なので、どんなスポーツもそれなりにこなす自信はあります。

でも、下手くそです。

下手くそだけど、最高に楽しいんです!

10年以上やっていて、あまり上達していない…。普通に考えて、「難しすぎて楽しくないんじゃない?」って思いますよね。全然そんなことはありません。楽しくて、楽しくて仕方ありません。それは…

奇跡の一本のため!

1回海に入ると、休憩を挟んで4時間程度波を追いかけ続けます。波に合わせてパドルして、置いていかれる。(板が滑り出さずに乗れない)。それを何度も何度も繰り返します。たまに板が滑り出しても、立った瞬間転んだり、ポジションや波が悪くてちょっと横に滑っておしまい…。これを4時間繰り返しています。文字にしてみると、苦行ですね。

でも、繰り返している中で、波と自分の波長がピッタリあって、スーッと板が滑り出して、立った瞬間、波の斜面が目の前に広がっている…。そしてその広がった斜面を上に、下にいきながら気持ちよく進んでいく奇跡の一本があるんです。その瞬間、4時間分のうまく乗れなかった時間なんて全て吹っ飛んでいきます。一瞬ですが、サーフィンでしか味わえない最高の気分です。この奇跡の一本があるからサーフィンはやめられないんですよね。

ヒルクライムに挑戦する人たち…

先日、スノーボードに行ったとき、自転車でヒルクライムに挑戦している人たちを見かけました。自転車で山を登り続ける…。私には、苦行にしか見えません。でも、ヒルクライムに挑戦する人たちにとっては、山を登りきった時の、なんとも言えない達成感が病みつきにさせる理由なんでしょうね。

難しいからこそ、大変なチャレンジだからこそ面白い!

こういう楽しみ方って素敵だなと思います。

子どもたちにとっての勉強は?

難しいから面白い!


…となる子は、極一部の勉強が好きな子たち。ほとんどの子は、「難しくてわからない…。勉強なんて嫌い…。」そんな感じになってしまいますよね。

「難しいからこそ、楽しい!」「難しくて、つまんない…」2つの分かれ道は?

私は、先に自分にとっての「奇跡の一本」が見えているか…ではないかと思っています。

サーフィンにとっては、奇跡の一本。
ヒルクライムなら、登りきったあとの達成感。

勉強なら、難しい問題をひらめいて解けた嬉しさ?点数が上がる達成感?頑張った先の喜びや達成感が見えていると難しくても楽しいし、見えていないとただただつまんない…

先生は、子どもたちが勉強を頑張った先の得られるものを経験させてあげているのか?

サーフィンであれば、最初はインストラクターに板を押してもらって、波に立たせてもらいます。立って斜面を滑る最高の時間を経験させてもらいます。そうすることで、「あの感覚を味わいたいから頑張りたい!」と何度もチャレンジします。

体育であれば、補助具を使ってあげます。例えば逆上がり。タオルや柔道の帯を使ってあげることで、苦手な子でもできてしまいます。そうすることで「あの感覚をもう一度!」のサイクルに入っていきます。

では、算数は?国語は?

どの教科でも「難しかったけど、みんなで考えたら、最後にわかったんだよ!嬉しかった!」そんなふうに思える授業ができたらいいですね。でも、個別最適には反するのかな?

何をすれば子どもたちが「勉強した先の素晴らしさ、メリット」を感じられるのかは、人それぞれだし、簡単に結論は出せませんが、勉強の楽しさって、先生の話が面白い、おっと思わせる教材か…ということではないんだろうな…。そして、「勉強した先の素晴らしさ、メリット」を伝えることが、先生の役割なんだろうな…。そんなことを思いました。

皆さんはどう考えますか?ぜひご意見が聞けたら嬉しいです。


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