人生にはいつも荷物がある。

「やることなーい。」とか休日によく思っている私ですが、そんな私は平日になると、前言撤回するかのように「はあ。やること多い。」って思うことが殆どです。こういう人いませんか。最近、気づいたんです。人生には荷物があるんだなーって。
私はそこら辺にいるような学生ではありますが、演劇部でした。私の学校の演劇部は大体の演劇部はそうだと思うのですが、文化祭か大会で卒部だと思います。私は前者の方で最近卒部しました。この卒部までの期間が本当に人生で一番きつかったなーと思ったのです。文化祭では毎年演劇部は演劇を披露させていただくのですが、昨年と一昨年は1時間くらいあって本当に先輩方と楽しく演じさせて頂きました。しかし、今年は30分しかありませんでした。しかも、今回に関しては脚本と主要キャストを担当していて、脚本は今年も60分尺だろうと思い、50分強の作品をできた段階で言われたので、正直話が違うじゃねえか‼︎とガチギレしてしまいました笑。こう言うことがあるから前もって聞くのも大事です。30分になったと言うことは50分強の台本をほぼ半分削らないといけないのですが、これが精神的にキツくて1人自分の作業台にタブレットを置いて号泣しながら消していました。これで終わればいいのにまとめた後もどんどん消したりしたのですから、この期間、この作品関連で何回泣いたのか…。色々な壁を乗り越えながらも本番を迎えると、その苦しみが報われたかのように上手くいったので安心しました。そして、終演と同時に一緒に作品に携わってくれた人達への感謝が溢れて心が急に軽くなりました。撤収作業でも重いもの持っているのに軽く感じるなんとも矛盾する現象もありました。これが肩の荷を下ろすかと強く感じました。演劇部としてやることが終わって数日経つと、まだまだこの先やることが残っているのです。あれなり、これなり、なんなり、それを思い出して少し荷物が重くなります。どんだけ重い荷物を下ろせたとしても死ぬまで荷物を全部下ろすことはないかもしれないなと思いました。やることがないのではなくて、やることが思い出せないだけで、現実で例えると、服やズボンのポケットみたいな存在です。なかなかとれないポケットの荷物。しかし、一度経験してみたいものです。本当にやることがない状態の自分。どんな感覚なのかな。軽いかな。浮くかな。大したことないのかな。そんなことを夢見て私も今日荷物を背負って過ごしてます。
と言うことで、今回は以上です。最後まで読んで頂きありがとうございました。それでは、また。

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