【Dグレ夜会レポファミリア】文字起こし 第25巻 222夜

執筆 PN-0122WH

【Dグレ夜会レポファミリア】https://stand.fm/channels/63967d1bdf23c21009e26d56

の文字起こしです。
基本的には自分向けに作っております。そのため問題があれば削除します。
とても長いので出来たところから小分けにして出していきます。
当方、文字起こし初心者です。すべてを正確に文字起こしできているわけではありません。ご了承ください。

※話言葉でできるだけそのまま起こしていますが、私が読みにくい感じた部分の私が間投詞(えー、あのーなど)だと判断した部分はカットさせていだたいております。
※当方がしている文字起こし記事全般のことなのですが、編集途中のままとりあえずで現在(2023/11/23時点)は公開させていただいております。そのため修正点が多くサイレントで書き換えていく予定です。前回読んだときと異なるとこも多くなるかもしれなせんが、ご了承ください。

「」がリスナーのコメント

【】が章のタイトル

〈〉がモノローグ

『』が作品内から引用しているキャラクターのセリフ
※作中にないキャラクターのセリフっぽいものも同じように表記させていだたいます。

括弧を色々な表記にしてしまってすみません。出来るだけ分かりやすく編集するように頑張っています。



D.Gray-manの中で最も好きなシーン。次はですね思ったより最近の巻でごさいます。えーどこだっけ、はいありました。25巻(222夜)。25巻の……どこだ。25巻222夜【A.Wをたずねて・Hypokrisis】というところですね。
ここの、クロス、あのもう宿主の運命は絶対にあらがえんぞと、『このまま先に進んだところで 宿主のアレンは消える末路変わらんぞ』
と『おまえはこれから消えてゆく その現実に耐えられるのかアレン』『腐っても師匠だからな』と『おまえの小便シーツ死ぬほど洗ったから怖いなら一緒にいてやろうじゃないか』とクロスなりに必死にいってんだけど、NGワードが多すぎるよね、クロスは。
『この侵食に抗えばただ多く恐怖を味わうだけだぞ』とここで楽になった方がいいぞと。どのみちお前は消えてしまって頑張れば頑張るほどつらいんだから、手放したっていいんだぞと。まるで悪魔のような囁きをですね、クロスがアレンに言います。
アレンはですね、ここで心がとても揺らぎます。自分の末路を感じたのかもしれないですね、アレンはここでね。もしかしたら自分はもう生き残れないのかもしれないなと。教団に帰れないのかもしれないと。いろんな感情がここら辺でアレン君をぐちゃぐちゃになってると思います。こんな酷いことを言ってるんだけどどこかねアレンを慮る節々がみえるクロス。複雑すぎます。私も描きながらお前どっちなんだよと思いましたけれども。だけどクロスもクロスで事情があるので、こういう立ち位置でしかいられないクロスの切なさというのも描いていて感じておりました。そして、このマナとの思い出の中でね、眠るように安らかになれるから、ここで眠ってしまったらどうだとそれもまた一つの道だアレンとクロスが言ったところで、アレンがね、一瞬手を取ろうとするわけ。悪魔のようなことを囁くクロスの手を。なんだけどその瞬間後ろから声が聞こえてくんのね、リナリーの。『どこへ行くの…?』
『どこへ行くの…?』あの時の教団でねバイバイしたときのリナリーがね。姿を思い浮かべちゃうんですよね、アレンは。これもまた辛いことだと思うの。楽になれるはずだったのに。苦渋の道の方を、結局は選ぶしかアレンにはないというところが切ないなと思ったんですけれども。でもアレンはここでね、踏ん張ります。言ってること滅茶苦茶なんだけど、アレンのね。ある意味ちょっと無茶苦茶なんだけど、アレンは言ってることが例えどんなに無茶苦茶だろうが、それでもやっぱり絶対自分が誓いだけのために生きるんだ。その誓いとはなんぞやといったら人を守ることであり、歩き続けるというマナとの誓いなんですよね。だからどこへいくのかはこの時点でもうアレンには分からなくなった。一体もう自分はどこへいくんだろう、どこまでいけるんだろうと。その果てを見てしまったのかもしれないと思ったりしてボロボロ泣いてるんですが、それでも歩き続けるという誓いだけを握りしめて〈僕は進む それで僕を失うとしても この誓いを失うよりはいい〉と。
ここで私はですね、またアレンがクラウン・クラウンを手に入れた時のような気持ちになりました。あ、またアレンが一つ失ったなと。またアレンが失っちゃったと。それが一体何なのか私には分からないんですが、幸せなのかもしれないし、アレンの心なのかもしれないし。アレンの中の何か大事なものが失われたような気がして私はここのシーンは大変とても悲しかったです。
そしてアレンはですね、涙を流しながらまたいつもの笑顔で『僕は僕のすべてをかけて立ち止まりません』とクロスにいいます。このときここのシーンが以下に美しく描くかっていうのは一つの勝負でございました。この小さいアレンがね、握り拳を前に突き立てるようなポーズをとりながら『僕は立ち止まらない』ってまた再度誓いを立てるんですけれども。ここがねあまりに儚くて悲しくて、アレンが実はここでとても悲しい決断をしてしまったんじゃないかという何かこう不安な予感を読者の方に感じていただきたかったので、ここのシーンはいかに儚く美しく描くか、それによってアレンの心情がみなさんに伝わるような気がして、とにかく美しく美しくっていう風に描いた見開きでございました。で、まぁこんなことを言ったアレンに対してクロスは驚きの目をします。ここまで言ってもお前はまだそんなこと言うのか。これはなんかクロスがねアレンをマナの墓で拾ってからエクソシストにするまでの間、アレンが心を病んで自傷行為とかご飯食べないとかそうやって死にかけてたアレンを必死で看病してたときの、あのときもマナの仮面をかぶることでアレンはなんとか生きるようになって。それに対してクロスはやっぱりそんなアレンが、ちょっと悲しいし信じられなくて。またそんな気持ちにクロスもなったからこういう見開いた目になったんじゃないかなと。お前はまだ、まだそうなのかみたいな。まだお前はマナの呪いを享受し続けるのかみたいな。そんな気持ちがあったのではないでございましょうか。そしてここでねアレンの心が決まったのを現すかのようにアレンはもとの姿に戻ります。以上がこのシーンのお話でございました。
というわけでここのアレンがどうして、ちっちゃい男の子の姿だったのかっていう質問をいただいてたんですが、アレンの心がね揺らげば揺らぐほど、それを視覚的に読者の方に分かりやすくするために、アレンの心が決まるまでは、アレンを幼い男の子の姿にした方が心情が伝わりやすいんじゃないかなという私なりの配慮というか決断で描かせていただいておりました。
はい、次いきましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?