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Morfonica 1st Album"QUINTET"を買ったという話

そういえばデビューしてからもう3年経ったのか、その軌跡を辿りそしてその次の景色を想起させるアルバムだった。下記リンク先の記事より概念をお借りするならここが「第一楽章」の締めくくりであり「第二楽章」の始まりを伝えるラッパのようなものを感じた。

どうにも好きな曲を集中的に聴くタイプのオタクなのだが、この記事を読んでから聴くという場合これはまず楽曲を収録順に聴くことをお勧めしたい。デビューからここまで3年間の流れを詰め込んだライブを見たような充実感を味わうことが出来る構成は流石としか言いようがない(計13曲というのもそれっぽい)。
ガルパ3周年直前の生配信番組でMorfonicaの追加が発表された際に「バイオリンの音が流れてきた」と話題をさらったデビュー曲「Daylight -デイライト-」に始まりキャラ設定として作詞を担当している倉田ましろの心境を描いたような「メランコリックララバイ」と続きバンドの世界観を魅せていく。
「flame of hope」と「ブルームブルーム」はライブでも盛り上がる人気曲であり、二曲続いたところで新曲の「カラフルリバティー」が入る。ベースソロが際立つ曲でちょうど今日"forte"というタイトルが発表された今後のライブツアーでの演奏が楽しみな曲だ。
アルバム中盤の「fly with the night」「金色へのプレリュード」もライブでおなじみの曲だがここ1年程度で演奏されるようになった前者と初ライブとなった2020年夏のコニファー以来演奏され続けてきたという点では良い対比になっているか、いずれもバンドリ!単独ライブでは久々の声出し開催となった11thでセトリには入っていたものの今後声出しが標準に戻っていくであろうところでどういう景色を創り出していくのか興味深いところだ。
ここで少し異なった曲調の「The Circle Of Butterflies」が入る。fhánaさんコラボ楽曲でPVもYouTubeにあるが、この1曲がいいアクセントになっていると思う。そこからはガルパのイベントにちなんだ楽曲である「ハーモニー・デイ」「Sweet Cheers!」が続く。どちらの曲も途中に一人ずつ歌うパートが入っているという共通点にこの記事を書いている今気が付いたが、物語にしっとりと浸れる並びになっている。
続く「寄る辺のSunny, Sunny」からは終盤に向けて加速していくような流れだ。昨年7月末のアニメと9月の10thライブでのクライマックスを彩った曲で空気がガラッと変わった気がした。ラストのテンポの良いバイオリンで締めくくられた曲の終わりに続くのが11thで初披露された「誓いのWingbeat」である。このような激しい曲調の曲はこれまでのライブだとカバー曲で表現されてきたところで、それではそのカバー曲の表現で培われてきたものを使ってオリジナル曲が出てきたらそれはきっと凄いものになるに違いない…その期待が遂に現実のものになった。そんな西尾さん言うところの「攻めモニカ」の代表曲はこれからの「第二楽章」のオープニングテーマであるようにも感じた。
いよいよ最後の曲である「Ever Sky Blue」はこのアルバムの試聴動画で初めて披露された新曲でやはりライブで盛り上がるのが楽しみな一曲だが、同時に終盤の盛り上がりからこのアルバム全体のエンディングテーマとしてキュッと締めてくれているようにも思う。これまでとはまた異なる新しい景色にも期待してほしい、そういったメッセージが伝わってきた。
キャラクター、リアルバンドとも3年を経て変化が起きている。キャラクターは進級してシーズン3になったし、リアルバンドはデビュー以来の情勢がいよいよ変化して声出しライブが今後の標準になっていくだろう。これからどんな景色になっていくのか、そこにも大きく期待したい(ついでに行き帰りいろんな空港行ったり電車乗れるし)

ここまでは楽曲についてだったが限定盤のブルーレイディスクには過去のワンマンライブより"Amabile(東京公演)"と"Resonance"が収録されている。どちらも朗読と楽曲からなる独自の世界観を存分に楽しめる内容で、更にはアルバムの新曲より「メランコリックララバイ」のリリックビデオと「誓いのWingbeat」のミュージックビデオも入っている。
…そろそろMythology Chapter2とReverberationのライブ映像も見たい、ブシロードミュージックさん楽しみに待ってます()

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