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<わたし>を探究する~Teacher's Campを通して①

始めの記事の結びに、S4Eを通して「『わたし』を探究する新たなスタートラインに立った」自分が、次に出会ったのが「Teacher's Camp」だった。と書いたのだが、今回はその続編について書いてみようと思う。

偶然Facebookで見かけた(確か、どなたか繋がっている方がシェアしてくださっていたのだと思う)この記事を読んで、本当に次の瞬間、formを開いて参加申し込みをしていた。
それほどまでに、今の自分が求めているものにぴったりだったからだ。

「わたしは、いったい何を求めているのだろう?」
「本当にやりたいことは何だろう?」

「他者からの評価」や「求められる姿」に縛られていた私にとって、「自分の本当に求めていること/やりたいこと」が何か、という問いは、答えに窮するものだった。
年数を重ねるほど、自分の「求められる姿」像は大きくなっていった。自分のやりたいようにやっていた4年目くらいまでの自分の姿から、周りに合わせたり、後輩の手本となったり、いつ自分がダウンしてもいいように自分の色を出さないようにしたり・・・。一方で「やらなければいけないこと」として今まで曖昧になっていたことがシステム化されたりして、システムに沿って処理していかなければならないことも増えた。また、保護者対応にしても子どもへの配慮や対応にしても、丁寧に対応したいと思うことが増えた。そんなことを繰り返していくうちに、どんどん自分の背負うものが(一つひとつは小さいものかもしれないけれど)積もっていっていた。
さらに悪いことに、それは「ミドルリーダー」と呼ばれる年次にさしかかった自分にとっては「やらなくてはならないこと」でもあり、「他者からの評価」を求める自分としては「やれている」と評価されたいという思いもあった。
知らず知らずのうちに、自分の感情や「やりたいこと」を置き去りにしている自分の姿に気づいていったのである。

折しも、その時自分は休職中だった。5度目の休職という挫折の中で、何か光を見いだしたいともがいていた。
その光こそが「自分軸」だった。
今までの自分は「他人軸」に振り回されて、本当に<わたし>を大切にしてこられていなかったのではないか? もしかしたら、その結果のひとつが、メンタルダウンという形で現れているのではないか?

他人の求めるものに振り回されるのではなく、自分のやりたいことを中心に、自分の感情や身体が求めるものを大切にしていくこと。
それは、S4Eから続く自分自身の課題だった。
<わたし>を大切に、<からだ>や<こころ>の声をきくことの大切さに気づいたS4E。
その上で、自分が本当にやりたいことは何かをもう一度ゼロベースで(教員という仕事に縛られずに)考えてみたい。
そんな欲求が、Teacher's Campに自分を引き寄せていったのだと思う。
Teacher's Campへの参加を決めた自分は、期待を胸に開催を待つことになった。

(たぶん)続きます。

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