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【デッキ紹介】ブレイズクローをシンガイギンガにしたいデッキ【紙束】


まえがき


 やぁ。(ハイポーション)

 伝わらなさそうだなこの挨拶。

 趣味友4人組グループ『鬼辻おにつじデュエマ部』の「おでゅえま(@meiji_age_dmp)」です。
 (埋め込んだリンクから鬼辻のようつべYouTubeチャンネルの画面に飛べるので、よかったら見てね)

 さて、今回紹介するおもちゃデッキ紙束はこちら〜〜!!




 そう!《赤単革命チェンジ》!!
 
 サムネには《成長バスター》って書いてあるって?
僕が編集を担当しているわけではないのでそういうこともあります。僕はこのデッキを頑として赤単革命チェンジと呼びますよ。
 リストは僕が作ったからデッキの命名権は僕にあると思うの。



デッキリスト

なんだこのトンチキデッキ(困惑)

凶戦士きょうせんしブレイズ・クロー》×4
《ブルース・ガー》×4
《ブンブン・チュリス》×4
《ゴーゴー・ジゴッチ》×4
かたなの3ごう カツえもん》×4
《ボルシャック・栄光えいこう・ルピア》×4
熱血ねっけつちかい》×4
かたなの3ごう カツえもんバスター》×4
《シン・ガイギンガ》×4
DXデラックス ブリキング》×3
あお団長だんちょう ドギラゴンバスター》(殿堂入り)×1

色配分とマナカーブ。
頭の片隅に置いておかないとデッキは作れない。
これを踏まえても出来上がるのはトンチキデッキ。


デッキコンセプト


「シンガイギンガ2ターン目に着地したら強くね!!?」

 なんともまあ常人には頭が痛くなるような発想である。
 では《シンガイギンガ》を2ターン目に出すにはどうすれば良いのか?


「ブレイズクローからチェンジすればよくね!!!」


 もうね、アホかと。馬鹿かと。(吉野家コピペ)

 そもそも、シンガイギンガの革命チェンジの条件は攻撃宣言を行なったクリーチャーが「火のドラゴン」であることだ。
ブレイズクロー》がこの令和の時代において背景ストーリーや実際のカードで“ドラゴンになった”などという事実はどこにもない。

このデッキのコンセプトカード。
SAスピードアタッカーと龍解時の7000以下破壊がなくなった代わりに
メインデッキに入れられるようになったガイギンガ。
おもちゃ適性が高いのでたくさん遊べる。

コスト7 クリーチャー 火文明
ガイアール・コマンド・ドラゴン/ハムカツ団
■革命チェンジ:火のドラゴン(自分の火のドラゴンが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)

W・ブレイカー
■バトル中、このクリーチャーのパワーを+4000する。
■相手がこのクリーチャーを選んだ時、このターンの後に自分のターンを追加する。

最初期に登場しながら今なお現役を貫く最強の一角。
繰り返すようだが、
彼ないし彼女がドラゴンになったことはない。

コスト1 クリーチャー 火文明
ドラゴノイド
このクリーチャーは、可能なら毎ターン攻撃する。

「なんとかしてブレイズクローをドラゴンにしたい……」

「でも、1ターン目に出したブレイズクローが即座にドラゴンになれる都合のいいカードなんてあるわけ———」



このデッキのコンセプトカードその2。
このカードが出たからこのデッキを組んだまである。

とても感動的な集合イラスト。松本大先生に敬意を。

コスト3 DMフィールド 火/水/自然文明
ドラゴン・ワールド
自分の最初のターンのはじめに、このフィールドが自分の手札にあれば、自分の手札にある他のドラゴンを1枚相手に見せてもよい。そうしたら、このフィールドを出す。すべてのゾーンにある自分のクリーチャーは種族にワールド・ドラゴンを追加する。


 —————————あった。

 そう、1ターン目に出したブレイズクローが即座にドラゴンになれるこの上なく都合のいいカードが存在したのである。

《熱血の誓い》。このカードに書いてあることを要約すれば、

ゲーム開始時にこのカードとこのカード以外のドラゴンカードを手札から公開すれば即座にプレイできて、このカードが場に出ている限り、山札を含めたすべてのゾーンにある自分のクリーチャーはドラゴンになる

ということになる。合ってるよね?“他のドラゴン”って熱血の誓い以外のドラゴンだよね?

 このカードがあればドラゴンでないカードでさえも、あらゆるドラゴンサポートの恩恵を受けられるようになるのだ。

 遊ぶしかねえだろこんなもん!!!!!!!!!!



大まかな動かし方


“楽しい”という感情を忘れずに生きたい。
  1.  ゲーム開始時《熱血の誓い》とドラゴンカードを相手に公開!熱血の誓いをバトルゾーンへ!

  2.  1コストクリーチャー召喚!

  3.  2ターン目に1コストクリーチャーで攻撃!ドラゴンになっているので手札の《シンガイギンガ》と交代できる!

  4.  革命チェンジ!

  5.  楽しい!!!!!



ここまで一言も「勝てる」と言った覚えはありませんよ。




採用カードの役割

 当然のことながら、こんな動きが毎回できるわけがないので多少なりとも戦えるよう、それなりにサポートカードも入っています。それぞれの役割を見ていきましょう。


かわいいね。

コスト3 クリーチャー 火文明
ファイアー・バード炎/革命軍
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から5枚を見る。その中からドラゴンを1体選び、相手に見せてから手札に加えてもよい。その後、残りのカードを好きな順序で山札の一番下に置く。

《ゴーゴー・ジゴッチ》
 このデッキのメインエンジン。書いてあること全部が偉い。
 元々、革命チェンジのカードを探しに行くために採用していたが、後々になって《熱血の誓い》影響下だと捲れたクリーチャーが選び放題になることに気づいた。気づくのが遅い。


かわいいね。
書いてあることが何から何までおかしいカード。
第二のデドダム枠とか言われてた。

コスト3 クリーチャー 火/自然文明
ファイアー・バード/アーマード・ドラゴン
■このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目をタップしてマナゾーンに置く。それがドラゴンなら、自分の山札の上からさらにもう1枚、タップしてマナゾーンに置く。

《ボルシャック・栄光・ルピア》
 「これが許される時代になってるんだなデュエルマスターズ」と驚いたカード。どう見ても書いてあることおかしいよ君……
 ドラゴンであるため、熱血の誓いの踏み倒しコスト兼7コスト帯の革命チェンジ元として採用。それでなくてもマナ加速ができるので、継戦能力の向上にも貢献している。とにかく入れ得なカード。


愛らしげな丸いフォルムの中に感じる確かな“漢気”

コスト3 クリーチャー 火/自然文明
メガ・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団
■革命チェンジ-火または自然のクリーチャー(自分の火または自然のクリーチャーが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手の「ブロッカー」を持つクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置いてもよい。

《刀の3号 カツえもん》
 ブロッカーを無理やり退かすために採用。ドラゴンを持ち、色基盤にもなり、手札からの直接召喚もしやすいコストと、縁の下の力持ちといった意味合いの役割を期待している。
 革命チェンジを持っているので、既に場に出た大型の革命チェンジ持ちを拾いに行きながらブロッカーを退かすことも可能。かなり稀な状況ではあると思うが。


“漢気”爆発。かっこいい。
額の炎が勝太のビクトリーモードを彷彿とさせる。

コスト5 クリーチャー 火/自然文明
メガ・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団
革命チェンジ:火または自然のクリーチャー(自分の火または自然のクリーチャーが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのターン、自分のクリーチャー1体に「スピードアタッカー」を与える。(「スピードアタッカー」を持つクリーチャーは召喚酔いしない)

《刀の3号 カツえもん剣》
 横にいるクリーチャーにSAを与え、何かしらのアクションを起こせる状態を作ることを期待しての採用。
 革命チェンジ条件が緩いので場に出しやすく、素のコストが5の火/自然のドラゴンでもあるため、《ドギラゴン剣》の革命チェンジに対応しているのは大きな強み。


ちょこんとハムカツが頭部に乗り込んでるのが微笑ましい。

コスト7 クリーチャー 火/自然文明
メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団
■革命チェンジ―火または自然のドラゴン(自分の火または自然のドラゴンが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のコスト6以下のクリーチャーを1体破壊する。

《DX ブリキング》
 《ドギラゴン剣》の革命チェンジに対応しており、なおかつ自身のチェンジ条件が緩く、最低限フィニッシャーの役割を担えるクリーチャー、という条件に当てはまったのがたまたまこのカードだった。
 《熱血の誓い》影響下であれば《シンガイギンガ》同様1コストクリーチャーから直接チェンジ可能になる。
 コスト6以下を1体破壊できるので、手堅くはあるなと思い採用。あとパワーが9000とそこそこある。



採用しなかった・後から思い出したカード


扇子。

コスト6 クリーチャー 火/自然文明
メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団
革命チェンジ:火または自然のドラゴン(自分の火または自然のドラゴンが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)

このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から4枚を見る。その中から多色クリーチャーを1体、相手に見せてから手札に加えてもよい。残りを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。

《超DX ブリキン将軍》
 《ブリキング》と悩んで不採用。回収できるのが多色のみのため。
 ブリキング同様、チェンジ条件が緩く《ドギラゴン剣》に対応しているクリーチャーを探している時に候補に上がった。
 あとブリキングに比べて妙にパワーが低い。


公式のカード検索だと画像がガビガビ過ぎてかわいそうな子。
この画像はデッキメーカー様からお借りした。

コスト6 クリーチャー 火/自然文明
メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団
■革命チェンジ:火または自然のドラゴン(自分の火または自然のドラゴンが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
■W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手の「ブロッカー」を持つクリーチャーを2体まで、破壊する。

《爆竜DX メカゲンジ》
 ブリキングとの選択でこちらが不採用に。
 ブリキングと同様の条件のクリーチャーを探しているところで候補に上がった。
 ブロッカー破壊が《カツえもん》と被っていたので、不採用としたが、今にして思えば採用しても良かったかもしれない。手段を増やすこと、それそのものに不利益は生じないのだし。


殿堂入りカード。
SAとコマンド種族の付与が強力で、
《レッドゾーン》をはじめとした
侵略能力を持つカードとの組み合わせが危惧された。

コスト2 呪文 火文明

G・ゼロ - バトルゾーンに自分の火のドラグナーがあれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。
バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーは「スピードアタッカー」を得、種族にガイアール・コマンド・ドラゴンを追加する。(スピードアタッカーを得たクリーチャーは召喚酔いしない)

《暴龍警報》
 後から思い出したカード。枠をこじ開けてどこかにねじ込んでも良いのかもしれないと思った。
 一応、場に自分のクリーチャーがいれば、このカードを併用することで7コスト帯の革命チェンジ先が出せる。



このデッキの弱み

 このデッキの致命的なまでの弱点として、

《熱血の誓い》を初手に引き込めないと何も出来ない可能性が跳ね上がることがまず挙げられる。
 水文明を持つカードがこのカード以外に入っていないため、マナを支払って出すにはあらかじめ熱血の誓いをマナに埋めておかなければならないのもネックだ。

 他にも《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》をはじめとした各種メタクリーチャー(対策クリーチャー)にも恐ろしく弱い。

皆に愛され、また嫌われたであろうカード。
やや限定的ながらも刺さる相手には非常に強力。
このデッキは半分が多色で構成されている。

 つまり、熱血の誓いは気合いで初手に引き込む必要があるし、メタクリーチャーは出されないことを祈るほかない。なんでそんなデッキ組んだんですか?

 また、《ドギラゴン剣》のファイナル革命で積極的に踏み倒したいクリーチャーも、およそいないというのが現状である。マジでなんのために存在するんだよこのデッキ。

殿堂入りカード。言うことないくらい強い。

 ただのSA製造機にしかならないの悲しすぎるだろ……


 言い訳をさせてもらうなら、ギリギリのラインで最低限デッキの体を成すようにはしてある。《栄光ルピア》や《ゴーゴージゴッチ》の採用はその最たるものであるし、1コストクリーチャーも12枚採用しているので、ひとまず攻め込めはするのだ。
 ただ、理想ムーブに比べると動きがとても緩慢なものになってしまうだけであって。

 いやどうしようねほんとね……



あとがき


 いかがでしたか?(アフィブログ感)
 正直、タイトルにもある通り身も蓋もない言い方をすれば「ブレイズクローをシンガイギンガにしたいだけ」なんですよね。
 “まえがき”の方にも書きましたけど、このデッキは《成長バスター》ではないんです。ドギラゴン剣を早期に出すことを目的としていないので。

 自分なりにこのデッキを深掘りすればするほど「よえーな」という感想しか出てこなくてもはや笑うしかない。

 まあ結局のところ“おもちゃデッキ紙束”なので。
『やりたいことができさえすれば紙束上等!』みたいなところはあります。皆さんも是非トンチキコンボに肉付けしてトンチキデッキを組み上げましょう。たのしいですよ。


 では、今回はこれにて。またそのうち。


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