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ちょっくらシルクロード横断してきます〜中東・アジア旅行記ep61〜

第七章 エジプト編
三十路センチメンタルジャーニー
ep61 課長島耕作はサラリーマンの妄想なのか、カイロの安宿で考える


 いよいよイエメンへ移動開始。宿での同部屋の男前R氏と同じ飛行機となり行動を共にすることに。昼過ぎまでゆっくりパッキングして12時30分ごろ宿を後にする。もやしっ子パッカーの本領を発揮した昨日は、イエメン行き前に風邪を治すための療養日としてひたすら横になって過ごした。僕が持っていた自前の風邪薬はそこをついたのだが同部屋の男前R氏におすそ分けしていただいた。彼になら抱かれてもいいと何度思ったことか。

 彼の男前というのは、気持ち的な部分だけではない。顔面偏差値がかなり高い。おまけに元超大手製薬関連企業の営業マンとして、本物のエリート街道をひた走っていた人物でもある。正直、神は二物も三物も与えるところには与えるという全くの無慈悲を感じながら、ベッドに潜り込み日本人宿あるあるの宿常備漫画『課長 島耕作』に没頭した。

 ぶっちゃけこんなサラリーマンなんていねーよなんてやさぐれながら、こんなものはサラリーマンの願望を描くことで願望の投射で人気があるだけじゃねーか・・・なんて毒づくも、目の前にいる男前R氏がそんな毒づく自分をさらに惨めにしていくという負のループを生み出していた。ため息と共に島耕作の女性遍歴をうらやましく思いながらひたすら療養した。

 話は戻り、カイロの長距離バスターミナルからまずは北部の港湾都市アレキサンドリアに向かう。カイロからイエメン行きの格安航空はないので、AIRALABIAが飛んでいる都市まで行かなくてはならない。世界最古の都市の一つにも数えられるアレキサンドリアだが、ここにはいったことがなかったので観光ついでにありな選択だった。

 ちなみに本編の話には全く関係ないことだが、実際に旅していた時のエジプトの画像でいいものが手持ちで見つからなかったので、タイトル上の画像はAIで生成した。ちなみに生成のキーワードは、「課長島耕作風エリートサラリーマン」と指示した。予想のはるか斜め上を行っていたのでそのまま採用とさせていただいた。

読んでくれた人へ
 今後、定期的にシルクロード横断日記や行きたいけど行けないという悶々とした気持ちで書いた、脳内妄想旅行の計画などをアップする予定です。お暇なときにでも、そちらも読んでやってください。ありがとうございました。スキをしてくれると僕のテンションが上がります。ファローしてくれたらうれション状態です。よろしくお願いします。人生の無駄遣い万歳^_^
HPやってます。いろいろな旅行関連記事を書いているのでよかったら寄ってみてください(^^)


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