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ちょっくらシルクロード横断してきます〜中東・アジア旅行記ep57〜

第七章 エジプト編
三十路センチメンタルジャーニー
ep57 ハリボテのヤングパッカーリゾート 

 ここダハブは一度テロリストに爆破されている場所なのだが、ダハブが狙われた理由は知る由もないが、もしかしてと勘繰ってしまうほどイスラーム文化とはかけ離れた場所であった。もちろんだからといって許される行為でないことは確かであることは強く念押ししておきたい。

とりあえずどこかの日本人宿で名前だけ聞いていた『セブンへブン』というホテルを探し始めるが、ダハブは海沿いのメインストリートが一本道で宿は簡単に見つかった。とりあえず宿を取る。この宿さすがはエジプトって価格でシングルで15P(300円)とかなり安い。シャワーを浴びて長距離移動の疲れを癒すためにしばし仮眠。その後食事を済ましに出歩くがどこもが流行りの音楽が爆音で流れ、そしてヤング達が満載だった。しかももう僕はこのヤングな感じについていけなくなっている。そんな迫りくる三十路をひしひしと感じながら飲めないエジプトビールを流し込む.....

 翌朝はゆっくりと10時に起床した。その後海沿いに立つレストランで朝コーヒーいただく。定番のネスカフェだ。なぜだか中東、北アフリカを旅行していると、コーヒーというメニューがない代わりにネスカフェという名前で出されていたりすることが多い。ていうかそもそもコーヒーってイスラームが発祥なのだから、今更スイスが本社のネスレのネームバリューを借りなくても・・・なんて思いながら町をほっつき歩き、ネットカフェを探す。そしてたまっていた日記とメールのチェックし、再び町をふらつく。

 そこかしこにダイビングをする人やシュノーケリング、サーファー、そしてそれを目当てに稼ぐ人たち。うーん、一昔前の相当ちっちゃいバージョンのタイのカオサンをビーチリゾート風にしましたってとこか?このダハブは元々べドウェインの村だったらしいのだが、もはやその姿をほとんど見かけない。ベドウィンらしき子供達2.3人が土産物を手にふらついているぐらいだ。どうやらベドウィンたちはこの町が拡張するにつれて、どんどんと町の外においやられているらしい。

 この町にはメインストリートのほぼ中央に小さな橋がある。もうほとんどその痕跡は残ってないが、遡ること数ヶ月前に爆破テロがあったところだ。
そして、今日はメインストリートから外れてみる。町の裏側はどうなっているのかが気になってしょうがない。観光客の多い通りを外れ、町の裏側は予想よりもはるかにボロボロであった。まるでテレビスタジオのセットのようだ。町のメインストリートはカメラが並ぶ撮影現場でその裏はハリボテのセット裏という言葉が僕の脳裏をよぎりまくった。うーん何だかモヤモヤするー。確かに観光客から入ってくる外貨はエジプトという国にとって、そしてここで働く人たちにとって大きな収入であることは間違いはない。しかし、あえて言わせてもらうなら、うーーんモヤモヤするー(-.-;)y-~~~。そして今日もハリボテリゾートは拡大していく....

読んでくれた人へ
 今後、定期的にシルクロード横断日記や行きたいけど行けないという悶々とした気持ちで書いた、脳内妄想旅行の計画などをアップする予定です。お暇なときにでも、そちらも読んでやってください。ありがとうございました。スキをしてくれると僕のテンションが上がります。ファローしてくれたらうれション状態です。よろしくお願いします。人生の無駄遣い万歳^_^
HPやってます。いろいろな旅行関連記事を書いているのでよかったら寄ってみてください(^^)


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