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ちょっくらシルクロード横断してきます〜中東・アジア旅行記ep 99

第11章 コーカサス編 
三十路センチメンタルジャーニー
ep99 凍える体を温めてくれるのはシャワーか美女か

美女大国というパワーワードに希望を胸に抱いた若者とおっさんがアルメニアの首都エレヴァンに着く頃には雪こそ積もっていなかったが吹雪いていた。

まずはお世話になったフェンシングチームの一団と堅いハグとお礼をいうと、まずはそこら辺の露天のおっさんに両替してもらった。そして宿に向かう。ここの宿もまたハウスホテルという民泊である。その名も「リダの家」。日本人パッカーには有名な宿だ。

部屋はシャワーなしで小さな電熱線の懐かしいストーブが一個。ベットが2つの閑散とした部屋で小綺麗になっている。しかしもちろん季節のせいだが、部屋は激寒であった。こんな寒さの中では日本のように湯船に浸かることがどれだけ贅沢なのかとつくづく考えてしまう。ではこんな本格的な寒さの中、現地の人たちはどうしているかというと、銭湯ならぬシャワー屋というのが存在しているようだ。早速僕と東大生は体を温めるため、また疲れと汚れを落とすためにシャワーに向かった。

シャワー屋では1時間1000ドラム(2.5ドル)で個室をあてがわれる。ここアルメニでは水事情がかなり悪く、現地人も何日かに一回、夫婦や家族で個室を借りて、シャワーを満喫しに来ているようだ。早速僕らはシャワー屋で個室に入り、最高にホットで水圧の強いシャワーを頭からかぶる。ただし、そこはやはりシャワーで、湯船に浸かるあの抜ける感じは味わえない。そして、このシャワーのお湯はなぜか硫黄の匂いがする。言葉が分からないので聞くことは出来なかったが、これはおそらく温泉なのだろう。

時間はかかったが十分に温まり、シャワー屋から極寒の外に出てもそれはまるで日本の温泉の後のように体はポカポカしている。この時すでに夜遅くなり始めていたので、ここは治安面も考え吹雪の中、街歩きを諦めて宿に戻ることにした。おっさんと若者の二人組は、吹雪の中宿に向かって歩いていると、ここで美女率世界一の国の実力を目の当たりにすることになる。

うーーーん歩いている女子の約7割が素晴らしく美しい。なんだかみんなモデルに見える。とにかく本当に美しい。それはちょっと信じられないほどにみんなが美しい。

吹雪の中で、冷え始めていた僕たち男子の体は再び熱を帯び始めた。

読んでくれた人へ
 今後、定期的にシルクロード横断日記や行きたいけど行けないという悶々とした気持ちで書いた、脳内妄想旅行の計画などをアップする予定です。お暇なときにでも、そちらも読んでやってください。ありがとうございました。スキをしてくれると僕のテンションが上がります。ファローしてくれたらうれション状態です。よろしくお願いします。人生の無駄遣い万歳^_^
HPやってます。いろいろな旅行関連記事を書いているのでよかったら寄ってみてください(^^)

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