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ちょっくらシルクロード横断してきます〜中東・アジア旅行記ep 68〜

第八章 イエメン編
三十路センチメンタルジャーニー
ep68 DNAは戦闘民族

 ツーリストポリスからパーミットも頂き、初めてサナアを日帰りで出ることに。行ってきたのはコーカバンという標高2700Mぐらいの山にある小さな村だ。ここは昔、戦闘用の村として建築、責めにくい崖の上に作った城砦だ。その麓にはジバームという村があってここは農業の村。つまり二つの村は相互協力関係にあるということらしい。普段は標高の高いコーカバンの村から監視し、食糧供給はジバームが担う。そしていざ敵が攻め込んできたらコーカバンから警報を出し、ジバームの村民達はコーカバンに逃げ込んで門を閉ざすという具合らしい。

 まずはサナアから崖の下のジバーム村に向かう。サナアからだと乗り合いバスと乗り合いタクシーを乗り継ぎ、2つの検問を抜けカート畑を走り砂漠を抜けドンドン高い丘に走っていくこと約2時間やっとこジバームへ辿り着く。コーカバンはそこからさらにトレッキング1時間でやっと到着することになる。コーカバンに向かって登っている最中から空気が薄いことが感じられる。年老いて来ているのとさらに普段の運動不足も重なり呼吸が荒くなり、心臓が破裂しそうだ。

 なんとか頂上のコーカバン村についてから村を散策し、さらに子ども達と戯れる。冗談なのかなんなのか、DNAが戦闘民族だからなのか分からないが、結構ゴツい石を当たり前のように投げてくる。ちょっとマジで当たったらシャレにならない感じの投石。そんな子ども達を見ていた周りの大人が結構ガチ目で怒鳴っている。その後、子ども達とは何事もなかったように村を案内されたりと、なかなかの掌返し。

 約2時間ほど村を堪能していたが、ふと一緒にいた旅行者の顔を見ると、あれなんだか緑がかって見える。えっ?と思い周囲を見渡すとやはり全員の顔が緑がかって、手も真っ青だ。そんな中、そのうちの一人が限界を感じ下山を宣言。たった300Mほど降りただけで全員顔色も体温もすべて正常に戻った。とってもいいところだったけど長くの滞在は困難だった。でもコーカバンの村にあったホテルはいい感じで、人生で2度目にイエメンにくることがあったらぜひ宿泊してみたい。

読んでくれた人へ
 今後、定期的にシルクロード横断日記や行きたいけど行けないという悶々とした気持ちで書いた、脳内妄想旅行の計画などをアップする予定です。お暇なときにでも、そちらも読んでやってください。ありがとうございました。スキをしてくれると僕のテンションが上がります。ファローしてくれたらうれション状態です。よろしくお願いします。人生の無駄遣い万歳^_^
HPやってます。いろいろな旅行関連記事を書いているのでよかったら寄ってみてください(^^)



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