俺は大学時代には、寮にいた。
5階建の建物だった。各階の階段を上がったところが、ゴミ置き場になっていた。
昭和だったから、まだゴミの分別とかそんなに細かく無かった。
瓶、缶類だけは、別にされてたけどね。

丸ペールの大きなゴミ箱が置いてあり、そこに燃えるゴミも燃えないゴミも一緒くたに入れていた。
瓶や缶は、寮の外にあるゴミ置き場に出す事になっていたが、みんな面倒なので、階段のところに出していた。そうしたら、その週の掃除当番がゴミ置き場に捨てに行っていたから。

当時はまだコカコーラのかは、瓶がメインだった。ペットボトルは、まだ無かった。
コカコーラの小瓶は、過激派の人の武器にも使われていた。瓶だから殴る武器になる。小瓶だから持ちやすい。
その上職務質問されてもコーラなのだから、飲むために持っていたで通るから。
話を戻す。
その瓶類は、酒屋に持っていけば、1本10円になった。最初から瓶代が含まれて売られていたのだ。500ml瓶は30円だったかな？
ビール瓶も酒屋で金になった。これも瓶代含まれて売られていたからだ。

本当は酒屋に持っていけば良いのに、近い酒屋が徒歩30分の距離だったので、みんな面倒くさがって捨てていたのだ。

で、俺は1度仕送り前に金がない時、寮の全階から空き瓶を集めて、酒屋に売りに行って金にしたことがあるw
頻繁にやってたら、問題だったかもしれないが、1回だけだから何の問題も無かった。
500円くらいになったので、学食でランチを食べて、コーヒーも飲めて、カップ麺を1個買えたなぁ。

ま、セコい手段だが、最悪こんな手もあったよ。