コピユニって、良い

この記事はラブライブシリーズのコピユニAdvent Calendar 2022 21日目の記事です。素敵な企画を主催してくださった穂樽さんに感謝申し上げます。


生まれてこのかたヲタクだった。様々なジャンルを経て今、なぜかコピユニ界隈にいる。きっかけは中学生の頃自らの運動量の少なさを憂いて、スノハレの振りコピをしようと思い立ったことだった。参考にしたのはたしか福岡のコピユニの動画で、東條希のパートを練習していた気がする。そこから私はYoutubeのアルゴリズムにまんまと乗っかり、「おすすめ」されるコピユニの動画を漁り始めた。当時の私はコスプレにまだ耐性がなく、正直こんなことをする人たちも世の中にはいるんだなぁ程度にしか思っていなかった。しかし、私のこの感性は一瞬で吹き飛ぶこととなった。AQ-s☆との出会いだ。AQ-s☆とは大阪を拠点に2016年から2021年まで活動していたAqoursの完コスコピーユニットである。私はその中でも渡辺曜担当の方に目を奪われた。完全に“渡辺曜”だったのだ。もし三次元に渡辺曜がいたならこんな子なんだろうな、というダンス、表情、佇まいで、Twitterを覗いてみるとお顔までかわいいという奇跡。かわいいしスタイルもいいし踊り方も渡辺曜という最高ミラクルスリーセットをくらった当時の衝撃は今でも忘れられない。推し、そしてAQ-s☆の出会いによって私はコピユニの沼にずぶずぶと落ち、今ではTechoursという東工大のAqoursコピーダンスユニットで自らも踊っている始末である。

さて自分語りはここまでにしておいて、この場をお借りして私が伝えたいことは、

コピユニはラブライブ!の精神を最大限に表現した、最高のコンテンツである。

ということだ。
私がコピユニを好きになった大きな理由に、先述したAQ-s☆や推しの皆様の存在があるのはもちろんだが、コピユニのステージそのものが作り出す輝きに魅せられたというのもまたその理由の一つである。普段はごく普通の会社員や学生が、ステージの上では一転、かわいい衣装を身に纏い、踊って、キラキラ輝く。そんな姿はどこにでもいる普通の女の子が輝きを見つけるラブライブのストーリーと重なる。ステージを見る度、コピユニは「誰でも輝ける」というラブライブの精神をまさに体現していると感じるのだ(そして私は大体泣く)。 仕事や勉学の合間に練習を重ね、内に秘めていたものがステージの上で爆発する瞬間は、いつ見ても胸を打たれる。

私自身も、まさか客席から応援していたAQ-s☆のようにステージに立って踊る日がくるなんて、想像もしなかった。コピユニの世界はまさに「できるかどうかじゃない、やりたいかどうか」(アニメ ラブライブ!サンシャイン!!1期4話より引用) なのだ。あの時Techoursの門を叩いて本当に良かったと思う。

もしこれを読んでいるあなたが、コピユニが好きで、少しでもやってみたいと思う気持ちがあるなら、今すぐにでも飛び込んで欲しいと思う。そこに、夢中になれる何かがあるかもしれないから。そしてあなたがコピユニをしている、したことがある方なら、どうかお願いだからずっと踊っていて欲しいと思う。私のようなコピユニヲタクがどこかで救われているだろう。年齢もジェンダーも巧拙も関係なく、ステージでめいいっぱい輝く姿は素晴らしい。


Techours 三代目松浦果南役 まどか(@madoka_0202)




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