愛犬が雷恐怖症でお困りのあなたへ。うまく付き合うためのヒント、教えます。
閉所や高所など、誰にだって、怖いものの1つや2つはありますよね。
私は狭いところが本当にダメです。
アイマスクなしでMRIに入れません。
その怖さが恐怖症にまで発展してしまったら、とても辛いでしょうね。
今回は、うちで飼っているわんこ(チワワ 5歳 ♂)の雷恐怖症についてのお話です。
この症状に悩む飼い主さんは、どのくらいいらっしゃるのかな。
少し調べたら、わんこでもネコでも、そして人間にもある恐怖症だそうです。
怯えているのを見て、私も毎回何とかしてあげたいなと思っていました。
そもそも、雷恐怖症とはどんな病気で、どのような対処法があるのでしょうか。
1.雷恐怖症とは
”雷を原因とする不安障害で、雷鳴を聞くことで、パニックになったり、心拍数の上昇が表れる恐怖症です。
野生動物も人間と同様に雷恐怖症にかかるため、本能的な危機管理能力がきっかけに起こる不安障害だと考えられています。”
別名、アストラフォビアと呼ばれており、患者は増加傾向にあるそうです。
(ちなみに、人間の場合は20代以下の子どもに多く、割合は女性が高い。)
雷恐怖に陥るのは、音だけではありません。
気圧の変化や微弱な静電気も、感知しているそうです。
うちのわんこも、まだ晴天の状態でソワソワ。
どうしたの?と聞いて、しばらくしたらお空がゴロゴロ鳴り出します。
恐怖に対して、とても敏感なのでしょうね。
①犬の主な症状
・呼吸が荒くなる
・落ち着かない
・震える
・失禁、嘔吐、脱走
この症状からみても、パニック状態ですよね。
人だと、時に死にたくなるほどの感情を抱えてしまうほど。
わんこ場合、実際にショック死する可能性もあります。
②主な要因
・遺伝要因
・体質要因
・過去のトラウマ など
要因としては、過去のトラウマの割合が最も高いそうです。
雷で怖い思いをした、大きな音が極端に怖かったなどの体験が、トリガーになっていると言われています。
③治療法
・薬物療法
人の場合だと、カウンセリングや認知行動療法が効果的です。
わんこには、他にはどんな効果的なものがあるのでしょうか。
次に、私が試したわんこへの雷対応を書きたいと思います。
今回の対処法による結果は、あくまでもうちのわんこの場合です。
これには、個体差があります。
2.怯えた時の対処法
①いつも通り接する
ヨシヨシ、大丈夫だよと怯えているわんこに対してついつい声かけをし、優しく撫でてあげたくなりますよね。
しかし、雷のたびにすると、いつもしてもらえると勘違いするわんこもいるのだとか。
飼い主さんは、普段通り接してあげましょう。
どうしてもという時は様子を見て、そっと撫でてあげてください。
一番やってはいけないのが、「どうしてそんなに怯えるの」「駄目じゃない」と叱ること。
死ぬほどの恐怖を感じているのに、怒られたら自尊心が傷ついてしまい、本人はますます怯えますよね。
この感覚は、人間でも同じかな。
飼い主さんの思いやりは、必ずわんこに伝わるでしょうね。
②音楽をかけてみる
YOUTUBEに、効果的な癒しの音楽がありました。
ちゃんと、わんこ用のものまであるからすごい。
おすすめは以下です。
自然音などもよいかもしれません。
こちらは、飼い主も安心する音楽ですね。
うちのわんこの場合は、大音量にしたら、少しだけ気が紛れる様子も見られました。
ご自分のわんこに合った音楽をみつけてあげてくださいね。
③サンダーシャツ
ネットで調べていると、このような服を見つけました。
"雷や花火等の大きな音、クレート等の閉所、旅行先等の環境変化、リードの引っ張りや、動くものに対する反応など… ワンちゃんの生活の中にも不安要素はたくさん潜んでいます。
人間にはわからないところでいろいろな不安を抱えているのかもしれません。
そんなとき、このサンダーシャツが抱っこされているような圧力で包み込み不安を和らげます!"
説明を読んでるとなんだか効きそうです。
着ている姿も、かっこいい。
しかし、ネットのレビューを読んでみると・・評価はイマイチでした。
お値段も、7,880円と少しお高めかな。
ただ、他国からの評価は高いので、効果があるワンちゃんもいるかもしれません。
試してみたい方は是非どうぞ。
④お薬
色々試してみてどうしようもなかったら、獣医さんに相談してみるのも手ですね。
うちは、ものすごく弱い薬から試してみました。
まだ1回しか試していませんが、飲んだ直後から少しだけ震えが止まりました。
結果は、まずまずです。
雷が鳴り終わった後は、お腹をひっくり返しておおっぴろげになって寝ていたのは、気になりました。(普段はそこまでしないので、聞きすぎかな?)
わんこによっては、持病との兼ね合いや、副作用の心配もあります。
それに、人によっては心理的ハードルもあるかもしれません。
じっくりと相談して決めてあげてくださいね。
3.まとめ
私が試した上記4つ以外にも、まだまだ調べれば方法はあります。
それぞれの、わんこにあった対処法をみつけてあげてくださいね。
いずれにしても、大事なのは病気に対する正しい認識ではないでしょうか。
雷恐怖症の認識
・不安障害の一種
・決して、弱いから恐怖症になったのではありません
・どんな動物や人間にも起こりえます
・本人はなりたくてなった病気ではないということ
元々もっている体質や、少しだけ繊細なだけだと理解してあげてください。
そんな風に言ってる私自身も、まだまだ対応は不十分です。
一緒に学習していく、付き合っていく気持ちで寄り添ってあげれたらいいですね。
成長する一つの良い機会と前向きにとらえたら、わんこも周りも少しは楽になるのではないでしょうか。
わんこにも人間にも言えますが、どんな病でも早期の対応や治療により、その後の生活は大きく変わるのではないかと、私は思うんです。
こういった疾患への偏見がなくなり、社会の理解が深まるよう願っています。
表現が拙劣なため、一部誤解が生じてしまった場合は申し訳ありません。
最後まで、読んでくださってありがとうございました。