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健康マインド(風の又三郎)宮沢賢治①

1934年(昭和9年) 「風の又三郎」は宮沢賢治の死の翌年に発行されました。
谷川の岸の小さな小学校に来た転校生は不思議な少年でした。
スタジオ・ジブリが(魔女の宅急便)を映画化しましたので、是非この作品もお願いしたい❗
この小説は数多く映画化・舞台化されていますので、皆さんご存知ですが、原作を読んでない人達も多いでしょうね。

1940年 日活で映画化 島耕二監督

日活映画「風の又三郎」


1957年 東映で映画化 村山新治監督

東映(風の又三郎)


1988年 宮沢賢治名作アニメシリーズ りんたろう監督
1989年 「風の又三郎 ガラスのマント」 伊藤俊也監督

伊藤俊也監督「風の又三郎 ガラスのマント」

2016年 「風の又三郎」山田裕城監督 堀内博之作画監督でアニメ化。

舞台は伝説化した、あの舞台も有ります。
1974年 状況劇場「唐版 風の又三郎」 風の又三郎が李麗仙 三郎役が根津甚八で初演。
宮沢賢治の作品とは別世界を構築しています。

篠原勝之作画の公演ポスター

この「唐版 風の又三郎」は状況劇場の紅テント公演で新宿花園神社から各地に巡業して、劇団唐ゼミ他の劇団でも公演されています。


1976年 NHK少年ドラマシリーズ 脚本 別役実

別役実脚本の「風の又三郎」

NHKの少年ドラマシリーズとして制作された作品です。
私は知らなくて観てません。別役実の脚本も知らないので探してみます。

原作の素晴らしさは、実際に北海道から来た転校生(高田三郎)の奇妙な行動に、伝説的存在の「風の又三郎」を重ねてゆく事から始まります。
みんなで行った高原で逃げた馬を追った少年が霧の中で転んで幻を見ます。
その幻の中で(三郎がガラスのマントを着て空を飛んでいる❗)
風の精の「風の又三郎」の存在を信じている少年世界を描く話です。
続く。

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