2024年1月19日(金)余計に恥ずかしくなった

昨日は朝3時に目が覚めてしまった。そのまま眠れず、昼過ぎに床屋へ行ってきた。そのせいで、髪を切られながら、途中で幾度も眠りに入り、迷惑をかけてしまった。

ふと目が覚めて顔を上げると、鏡に見知らぬ老人が映っている。メガネをはずした顔には、深いシワが入っている。ああこの人がぼくだったのかと、思い、語りかけたくもなってしまった。

ところで、昨日書いた北海道の旅で、一度だけ遊びにでかけた夜があった。どこの町でだったか、夕飯後に歩いていたら、寂しげなボーリング場があった。建物のひそやかな姿に惹きつけられて、入ってしまった。

古びた設備の、それでも入ってみれば、それなりの数のレーンが奥まで並んでいる。

ひとりでボーリングをした。

ちょうどよい混み具合だった。

何度か投げた後だったが、どうしてそんなことになったのか、投げたボールが、ガターの途中で止まってしまった。

そんなにゆるく投げたつもりはないのに、なぜかボールは溝にある。

どうしようと、迷った。そんなことは経験したことがない。係員も見当たらない。ボールを取りにあそこまで歩いてゆくのは、人の目があるので、目立つだろうし、恥ずかしい。

考えたあげく、もう一つのボールを投げて、当て、向こうへ弾こうと思った。

やった。

そうしたら弾きはしたものの、今度はガターに二つのボールが置き去りになってしまった。

くだらないことをしたものだと反省していたら、ボーリング場にいた皆んなが、大笑いをしていた。

見られていたのだ。

余計に恥ずかしくなった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?