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【旅行記】ぜひ行ってほしい!自然あふれる初夏の奥入瀬渓流 in 青森

青々と繁る木々、渓流は時に激しく、時に穏やかに水の音を響かせる。ここは青森県十和田市にある自然豊かな名所、奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)。
国の特別名勝及び天然記念物に指定された日本を代表する景勝地の一つで、全長は約14㎞。車道沿いに遊歩道が整備されており、車窓から景色を眺めてもよし、遊歩道を歩いて景色をじっくる眺めてもよしと、気軽に散策できるのも魅力。これから青森旅行を計画している人、青森をよく知らない人もぜひこの魅力を知ってほしい。

奥入瀬渓流に行こうと思ったわけ

私が奥入瀬渓流を知ったのはもう10年近く前になる。今でもそうだが、作家の伊坂幸太郎さんが好きで好きで本を読み漁っていた。その時たまたま読んだ「死神の精度」という本(内容は割愛するので興味のある方はぜひ読んでほしい)に奥入瀬渓流が出てきて、その美しさに感動し、いつか絶対行く、と心に決めたのだ。

文庫本なのでもちろん写真や絵はなく、文章だけの描写だったが、本当に初々しい緑と濃い緑が混ざり合い、澄んだ空気の中を水と一緒に歩いているような、そんな感覚を覚えた。本の内容はもう少しダークではあったけれど。ただ、住んでいた場所から青森は遠く、なかなか機会もなかったが、やっと行くことができたので本当に嬉しい。

絶景スポットがもりだくさん。徒歩でも車でも楽しめる

奥入瀬渓流は歩いても車でも楽しめる。また絶景スポットもいっぱいあるので楽しい。たくさんある絶景スポットの中から、ここは見てほしいというところをピックアップ!

遊歩道入ってすぐにある巨大な石のオブジェ。この周辺も景色がきれいなので、少しだけ散策したい方にもおすすめ。私が行ったときはバスツアーの方々が降りて景色を楽しんでいた。

石ケ戸

上流に向かっていくと、奥入瀬渓流でもっとも有名なビュースポット「阿修羅の流れ」に到着。テレビCMやポスターにも起用されており、奥入瀬渓流といえばここのイメージを持っている方も多いのでは。
水の流れは早く、水音が激しくぶつかる音は大迫力。それでも変わらない木々の風景はいつまでも見ていられる感覚に。

阿修羅の流れ


滝も多いのが奥入瀬渓流の特徴。ここ雲井の滝は水しぶきが雲のように見えることから名付けられたそう。滝つぼの近くまで行くことができるので、滝と一体になったような気持ちになった。

雲井の滝

上流までもう少しのところで現れる、最大のビュースポットが銚子大滝。これを見たら、ここまで歩いてきた疲れもふっとぶこと間違いなし。奥入瀬渓流の本流に唯一ある滝で、幅20m、高さ7mのそびえたつ滝は圧巻。

銚子大滝

私が行ったのは初夏だったので、寒くもなくちょうどいい天気。緑が生い茂る自然豊かな奥入瀬渓流。近くには星野リゾートもあり、バスツアーでも行けますよ。
秋の紅葉も、冬の雪景色もどんな表情になるんだろう。きっと想像を超える美しさが広がっているはず。まずはスケジュール帳の予定を確認しておこう。

※2022年5月の情報です。



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