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これからのMCUを楽しむためのウィルソン・フィスク(キングピン)紹介

こんばんわ☕
せいたろうです

みなさんのところは雪積もりましたか⛄
僕の住んでる東京は風は冷たいですが雪はまだ降ってません…
寒い夜が続いてます。体調に気を付けて過ごしたいですね。

さて、今年1月10日にDisney+でドラマ「エコー」が公開されました。
全5話一挙配信中で、MCUの新レーベル「マーベル・スポットライト」というミニシリーズとして公開されました。
内容としてはドラマ「ホークアイ」に登場したマヤ・ロペス(エコー)にスポットライトを当てた作品で、「ホークアイ」でキングピンの息の根を止めたマヤが、ニューヨークを去って生まれ故郷のオクラホマに戻り、自らのルーツに向き合うといった内容でした。

今回はエコーの育て親であるウィルソン・フィスク(キングピン)について紹介して、今後のMCUについて予想していきたいと思います。

ここからネタバレ含みます。


ウィルソン・フィスクという男

ウィルソン・フィスク(キングピン)はニューヨークの裏社会のボスとしてマーベル世界に君臨しており、デアデビルの宿敵として有名かと思います。
でも実はコミックの初登場は「アメイジング・スパイダーマン」で、はじめはスパイダーマンの最も手強いヴィランの1人として存在してました。
その後何年もたったあとに「デアデビル」に登場すると、ダークな世界観にマッチしてデアデビルの宿敵としての立場を確立していきました。

ウィルソン・フィスクといえばハゲた頭と筋肉だるまとも言える巨躯が特徴的ですね。服装としては白いスーツと大きな宝石が嵌めこまれた杖を持った姿をしていることが多いです。初登場時からこのような姿でほぼ変わってません。

ウィルソン・フィスク

フィスクの能力として特筆すべきは人間離れした耐久力です。筋肉と言う名の防具で身を固めて並の打撃は効きません。銃弾だって効きません。
護身術や格闘術も身に着けていて、相撲技を使用したり、突進からのボディロック(ベアハッグ)など近接戦を得意としてます。
さらに表の顔として実業家の顔を持ち、さらに裏の顔として犯罪組織統率する政治力や豊富な知識を持ってます。
しかも、体づくりや格闘技などの習得、学問の知識などは全て独学で手に入れたというバケモノです。

コミック版のウィルソン・フィスク(1967年~1999年)

誕生

ウィルソン・フィスクは、ニューヨーク市マンハッタンのヘルズ・キッチンの貧しい家庭で生まれ育ちました。彼の両親はいつも喧嘩していて、いわゆる機能不全家族の中で育ちました。自身もその太った体のためにいじめを受けていました。
彼は12歳の時に初めてひとをあやめてしまいます。彼は自身の貧しい経済状況から脱するため裏社会でトップに登りつめると決め、ボディビルで体を鍛え、相撲の技を身に着け、独学で科学や芸術を学習し、特に経済学を熱心に勉強しました。
15歳になる頃には犯罪者集団をまとめ上げ、「Kingpin of Crime」とよばれるようになりました。キングピンという言葉は裏社会のボスのスラングです。

マギア「リゴレットファミリー」乗っ取り

フィスクはニューヨークで暗躍する犯罪者組織「マギア」のリーダーであるドン・リゴレットのボディーガードとして働き始めました。
ドン・リゴレットはマッサージのためにフィスクを部屋に呼びますが、フィスクはそのまま首をへし折って彼の座を引き継いで新たなボスとなりました。
このころアース616のマイルズ・モラレスと仲良くなったりしたそうです。正史のマイルスはスパイダーマンではなく犯罪者みたいです。この辺の話は最近明らかになった話です。

ちなみに「マギア」はアベンジャーズやスパイダーマンのヴィランとして登場する犯罪者集団で、シルバーメイン、ネフェリア、ハンマーヘッドなどがメンバーとして所属しており、それぞれがファミリーと呼ばれる構成員を抱えています。イタリア「マフィア」の捩りなんだそう。

ヴァネッサとの出会い

フィスクは裏社会のボスとして10年ほど暗躍し続けました。
そして表舞台でも順調に成功を収めて誰もが知る著名人となっていました。
フィスクはこの頃まだ二十歳にも満たないヴァネッサという若く美しい女性に出会います。
二人はすぐに結婚し、息子リチャード君が生まれます。

スパイダーマンとの戦い

その後20年ほど月日が流れフィスクは着々と勢力を伸ばしていました。ニューヨーク市の犯罪は後を絶ちませんが、親愛なる隣人スパイダーマンが現れたことで平和は保たれていました。
ある日スパイダーマンは助けた人に怯えられたり、メイ叔母さんが病気になったりうまくいかない事が重なり、スパイダーマンを辞めてしまいました。(「スパイダーマン・ノー・モア!」1967年)
フィスクはこれは好機と思いニューヨークの乗っ取りに動き出します。手始めにフィスクに対して否定的な記事を書くデイリービューグルを黙らせようとJ・J・ジェイムソンを誘拐したのでした。

スパイダーマン引退

結局、ジェイムソンを助けにスパイダーマンが現れたことでウィルソン・フィスク(キングピン)とスパイダーマンが戦闘になり、フィスクの手下の裏切りによってジェイムソンは助かりました。
これがコミックの初登場の話です。これ以降もたびたびスパイダーマンとぶつかるようになります。

スキーマー

フィスクがジェイムソンを誘拐してから数年後、スキーマーと呼ばれる新たな犯罪者が現れました。スキーマーは新たな犯罪界のボスとなるべくフィスクに挑戦し、彼の所有するトラックを爆破させました。それを目撃したスパイダーマンはそこへ割って入ります。
その頃フィスクのもとに息子のリチャードがスイスのアルプスで行方不明となったというニュースが舞い込んでいました。
スキーマーはフィスクのいる建物に乗り込み、フィスクと対峙しました。妻のヴァネッサはあることに気づきスキーマーを庇いスキーマーは逃走します。しかし怒り心頭のフィスクはスキーマーを潰すと決心します。
スパイダーマンはスキーマーを捕まえて警察に引き渡そうとしました。しかしそこにいた警察はフィスクの息のかかった人物で、罠にかかったスパイダーマンはフィスクと戦闘になります。
スキーマーもフィスクと戦いますが、いとも簡単に倒されてしまいます。ついにスキーマーの正体が暴かれ、彼がウィルソン・フィスクの息子リチャード・フィスクであることが明らかになります。彼は自分の父の不当な財産の恩恵を受けていることが許せず、彼の犯罪組織を潰そうとしたのでした。

リチャード君はたびたび父親と反目しあいますが、その時はフードを被って胸元に薔薇を刺した姿で「ローズ」と名乗ってます。

その後のフィスクは、ヒドラにスカウトされたり、W.H.O.と呼ばれる犯罪者予測AIの完成を妨害したりしました。

引退と復活

フィスクの妻ヴァネッサは彼の犯罪生活にうんざりして、フィスクにキングピンの地位を捨てるよう要求しました。ヴァネッサを失いたくないフィスクは彼女の要求を飲み、アメリカを離れて日本へ引退しました。
さらにヴァネッサはフィスクに犯罪指導者の活動を記したファイルをアメリカ司法当局へ渡すべきだと説得します。
これに焦ったフィスクのシンパたちはヴァネッサを誘拐し、ヴァネッサはフィスクの犯罪界復活を妨げる障害だと判断され、側近によって消されました。

愛する妻を失ったフィスクは激怒してアメリカへ帰国しました。
彼は組織のリーダーとして復帰し、さらにマット・マードックを通じて他の犯罪指導者の活動を記したファイルを法に引き渡し、これを証拠にマギア内外の多くの犯罪指導者が有罪判決を受けました。玉座が空白となった犯罪組織はフィスクの傘下に吸収されていき、ニューヨークにとどまらず東海岸の多くの犯罪者をまとめ上げるほどに成長しました。

デアデビルとの戦い(Spiked!)

フィスクは政治権力を手に入れる欲望のため自分の傀儡の市議会議員ランドルフ・チェリーをニューヨーク市長選挙で勝利させました。
しかし、精神的に不安定になりながらも実は生きていたヴァネッサを見つけたデアデビルが、彼女を引き渡す代わりに市長の支持を取り下げろと要求します。ヴァネッサを取り戻したいフィスクは取引に応じました。
フィスクはこの頃エレクトラを雇っていて、マット・マードックの盟友フォギーをあやめることをエレクトラに命じました。
エレクトラはこれを実行できず、逆にブルズアイの手によって命を落としました。
エレクトラはザ・ハンドという集団の儀式ですぐ蘇生しますので何も心配いりません。

エレクトラを刺すブルズアイ

デアデビルとの戦い(Born Again)

マット・マードックの元秘書で元恋人のカレン・ペイジは、俳優の道に進むため事務所を数年前に辞めていました。彼女は短い間成功していましたが、その後ヘロイン中毒になって没落していました。金に困った彼女は、マット・マードックがデアデビルであるという情報を麻薬売買人に売ってしまいました。その情報は巡り巡ってフィスクの元に入りました。
フィスクは長年の復讐のために彼の銀行口座を凍結させたり、証人に賄賂を贈って偽証させたりする嫌がらせを行いました。
ついにマット・マードックは弁護士免許を剝奪されてしまいました。
それとは関係なくマシューは恋人に振られており、しかもその元恋人がフォギーとデートしてるのを目撃して非常に落ち込んでます。
帰宅しようとしたマシューは目の前で自分が住んでいるアパートが爆破されます。

マシューは黒幕の尾を掴もうと調査を進めますがなかなか犯人を突き止められません。フォギーの弁護によって懲役刑は免れましたが、その後の弁護士活動を禁止されてしまいます。
マシューはホームレスになり、パラノイアに悩まされ始めます。
ウィルソン・フィスクとマット・マードックはオフィスでついに対峙します。フィスクはマシューを容赦なくタコ殴りにして、意識を失った彼をウイスキー漬けにした挙句に盗んだタクシーに縛り付けてイースト川へ落としました。
すんでのところで意識を取り戻したマシューは対岸まで泳いで渡り、ヘルズ・キッチンを通り、ボクサーだった父が通っていたジムに辿り着きました。そこでマシューは数十年会ってなかった母と再会します。

マシューは修道女となっていた母のもとで怪我を回復させるべく養生します。
そのころ、マット・マードックの腹心であるデイリービューグル記者ベン・ユーリックがマット・マードックの窮状を調査していました。
ベンのもとにニック・マノリス(息子の病気の治療費のためにフィスクに協力した警官)から電話がかかってきます。それは息子を失った彼からのフィスクに関する告白でした。フィスクはもちろんマノリスの事を警戒しており、すぐさま刺客を差し向けます。電話をかけながらマノリスは刺客に首を絞められますが、ベンに萎縮せずに調査を進めるように伝えながら命を落とします。(「ボーン・アゲイン」1986年)

これ以降、マット・マードックは弁護士免許を剥奪された状態でデアデビルとしてキングピンと戦います。

ちなみにカレン・ペイジは薬物中毒を治療してデアデビルのサポートキャラとして復帰します。

デアデビルとの戦い(Last Rites)

あるときニューヨークにタイフォイドメアリー(メアリー・ウォーカー)という女性が現れます。彼女はキングピンに雇われてデアデビルの元へ向かいます。
彼女は無邪気な「メアリー」と凶暴な「タイフォイド」という2つの人格を持っています。彼女はミュータントで、小さな火を手元から発火させたり他人の心を動かしたりできます。
キングピンは彼女にデアデビルの精神破壊を依頼しますが、逆にデアデビルに恋してしまい、ヴィラン「タイフォイド」としてデアデビルと戦いながら恋人「メアリー」としてマシューと恋愛関係を続けました。

タイフォイド・メアリー

フィスクは表のビジネスとして或るニュースネットワークを買収しました。しかしフィスクが買収したその会社は実はヒドラの息がかかっていました。
デアデビルはニック・フューリーからその情報を聞き、情報を集めてフィスクを糾弾します。フィスクは表の顔でテロリストの支持をするという失態を犯してしまい逮捕状が出てしまいました。
フィスクはあの手この手で抵抗しますが、むなしくもお縄となります。
フィスクの帝国は瓦解。取り巻きがフィスクの保釈金を払って牢から出しますが、フィスクは下水道へ逃亡。表舞台から消えてしまいます。

マット・マードックはというと罪が晴れて弁護士免許を取り戻します。

X-MEN&シャン・チーとの戦い

次にフィスクが出てくるのはX-MENがレガシーウイルス(ミュータントを死に追いやるウイルス)の治療法を探っているときでした。
舞台は香港。X-MENはレガシー・ウイルスの治療薬として「エリクサー・ヴィタ」に注目します。本来は不老不死の秘薬で、シャン・チーのヴィランのシャカ・カーンが開発しました。
X-MENとシャン・チーは秘薬の手がかりがあると思われるフジカワ企業の香港支店に足を踏み入れます。そこにいたのはニューヨークから逃れたウィルソン・フィスクでした。フィスクは手に入れていた情報を高額で売りつけようとします。結局エリクサーは敵の手に落ちないようストームによって破壊されました。
フィスクはと言うとフジカワ企業を足掛かりにニューヨークへ舞い戻ります。

コミック版のウィルソン・フィスク(2000年~最新)

マヤ・ロペス

フィスクは養女としていたマヤ・ロペスをデアデビルへ差し向けます。彼女の父親はフィスクによって消されていますが、それをデアデビルの手によるものと思い込ませ、デアデビルとブルズアイの戦闘を見せてデアデビルの戦闘と弱点を覚えさせてデアデビルの元へ向かわせました。
しかしマヤはデアデビルとの戦闘中に彼がマット・マードックであると気づきます。そして彼と話をすることで真犯人が養父ウィルソン・フィスクその人だと気づきます。

ここはドラマだとホークアイ(ローニン)にアレンジされてますね。

謀反

ウィルソン・フィスクの息子リチャードの友人サミュエル・"サミー"・シルケは、フィスクの下で働くこととなりました。
シルケはキングピンがデアデビルの正体が弁護士マット・マードックであると知っていて妨害していたという事実を知って激怒します。
シルケは、リチャードと共に謀反を起こします。襲われたフィスクでしたが一命をとりとめ、逆にリチャードがフィスクの妻ヴァネッサの返り討ちに遭って命を落とします。
ヴァネッサは不動産を売却、企業を解散させてフィスクの残りの財産を持って国外へ出ていきました。このときシルケによってデアデビル=マット・マードックという記事が世に出てしまいます。

フィスクはスウェーデンで目の傷を治してニューヨークに戻り、記事を出した人物とシルケを始末しました。さらにタイフォイド・メアリーをデアデビルに差し向け、その隙にブルズアイをヴァネッサが資産を売った相手に差し向け、資産を取り戻してキングピン帝国の復活を試みます。最終的にキングピンの目論見は失敗し、彼はライカーズ島の刑務所に送られます。

シビル・ウォー

フィスクは刑務所を出るためにFBIと取引して、自分は刑務所を出てマット・マードックを刑務所に入れる計画を立てますが、結局は二人とも同じ刑務所に入れられます。
最終的にフィスクは怪我を負って脱獄失敗、マシューは脱獄しました。

フィスクの投獄中に「シビルウォー」イベントが発生しました。
フィスクはアイアンマンに「レジスタンス基地の情報」と引き換えに「刑期の考慮」という取引を持ち掛けました。アイアンマンもそれを飲みますが、結局フィスクは自身の刑務所内での地位が反アイアンマン派に脅かされたため情報は渡しませんでした。
逆にアイアンマンには嘘の情報を流してシークレットアベンジャーズ(キャプテンアメリカ側)に情報を渡しました。

シビルウォーの最終盤、スパイダーマンに悲劇が起こります。刑務所で事の行く末を見守っていたフィスクでしたが、戦いが終わった後にスパイダーマンが生きていてもスパイダーマンを生かしておかないと告げます。
フィスクが雇ったスナイパーの放った銃弾はスパイダーマンを外しメイ叔母さんに当たってしまいました。
スパイダーマンはこのあと黒いスーツに変更し復讐の鬼となってフィスクに挑みます(※黒いスーツはシンビオートではないです)

スパイダーマン#539

そしてフィスクとの一騎打ちでフィスクを倒しますが、それがメイ叔母さんの命を助けることにはつながりません。
ピーターはメイ叔母さんの命を救う旅に出ますがこれはまた別のお話(「ワン・モア・デイ」2007年)

釈放

マット・マードックはフィスクの妻ヴァネッサと対峙します。しかし彼女は末期の病に罹っており、命を落とします。
マット・マードックはヴァネッサの最後の願い「フィスクの釈放」を受け入れ、フィスクが米国籍を失う代わりに容疑の取り下げを行いました。

シャドウランド

なんだかんだあってデアデビルは黒いコスチュームを見に纏って暗殺集団ザ・ハンドの棟梁の地位にいました。さらにニューヨークの一角に「シャドウランド」なる要塞を建設して支配しました。
デアデビルは最終的にアイアン・フィストに倒されて、ヘルズ・キッチンの守護者の立場をブラックパンサーに託してニューヨークを去りました。

デアデビルに替わってザ・ハンドのリーダーになったのはキングピンでした。彼はレディ・ブルズアイ、タイフォイド・メアリー、モンタナ(ジャクソン・ブライス)、ホブゴブリン(フィル・ユーリック)を手下として犯罪集団を形成しました。

ビッグタイム

スパイダーマンは「ワン・モア・デイ」で世界が変わったあと、メイ叔母さんの家に住みながらスパイダーマン活動を行いつつ就職活動を始めていました(「ブラン・ニュー・デイ」)
その後、ピーター・パーカーはマーラ・ジェイムソン(J・J・ジェイムソンの妻)の薦めでホライゾンラボに就職します。
ホライゾンラボでは「リバービウム」という金属を研究していましたが、ザ・ハンドを率いるフィスクがホブゴブリンを使って盗み出します。
結局リバービウムはスパイダーマンとブラックキャットによって破壊され、フィスクタワーと呼ばれるフィスクの不動産が崩壊しました。フィスクは死を偽装して潜伏を開始しました。

フィスクのシャドウランドはこの後スーペリア・スパイダーマン(体はピーター中身はドクオク)によって壊されます。

【捕捉】デアデビルのその後

シャドウランドの出来事の後、マット・マードックはニューヨークを離れてニューメキシコにいました。彼はシャドウランドで行った自らの罪と向き合っていましたが、結局ひとりの女の子を救ったことで死を恐れぬ男として復活しました。(「デアデビル:リボーン」)
マシューはニューアベンジャーズとして活動後、デアデビルの正体が再び公になったことでニューヨークを離れてサンフランシスコで活動することになりました。(ここで初めてジェニファー・ウォルターズ(シーハルク)と対峙)

サンフランシスコでの活動

ニューヨークで権力を喪失したキングピン(ウィルソン・フィスク)はサンフランシスコでビジネスを開始し始めました。
サンフランシスコにはオウルというギャングがおり、シュラウド(マクシミリアン・コールリッジ)という男がオウルを誘拐するなど自警活動を開始、しかしシュラウドは元恋人のジュリア・カーペンターを探すためにオウルに協力、シュラウド、デアデビル、キングピンの三つ巴の戦いが展開されました。
最終的にデアデビルとフィスクの戦いになって、フィスクは逮捕されました。

ニューヨーク市長ウィルソン・フィスク

キャプテンアメリカがヒドラの人間だったという現実改変が起こって「シークレットエンパイア」イベントが起きた時、ニューヨークのマンハッタンはブラックアウトというヴィランによって入ることも出ることもできない巨大なドームに閉じ込められました。
フィスクはたまたまその閉じ込められた人々の中にいました。恐怖におびえるマンハッタンの人々にこまめに声をかけ、ため込んでいた資産を解放して人々を助けることに全力を尽くしました。
このフィスクの慈善活動によりマンハッタンの人々から絶大な支持を手に入れました。(もちろん全てフィスクの戦略)
危機が去った後、フィスクは市長選に無所属で出馬しました。フィスクは支持を獲得して市長選に大勝利しました。フィスクは政策として、パニッシャーやスパイダーマンなどの自警団を攻め滅ぼすことを確約しました。

デビルズレイン

市長となったフィスクは数々のヒーローを牢屋送りにしました。しかし投獄されたルーク・ケイジが公の場でフィスクに対して反対の声を上げました。
フィスクはパープルマンの力を使って職員をマインドコントロールしていましたが、二人のデアデビル(マット・マードックとエレクトラ・ナチオス)の前に敗北。フィスクは市長の職を失い、最初に反対の声を上げたルーク・ケイジが市長に任命されました。

その後のフィスクは蘇生させた息子リチャードにキングピンの座を譲り、メアリー・ウォーカー(タイフォイドメアリー)と結婚してミュータントの住むクラコアに移住したようです。

かなり長くなってしまいましたが、もう少し続きます。
次はドラマ版デアデビルのキングピンをおさらいします。

ドラマ「デアデビル」のウィルソン・フィスク

シーズン1

シーズン1では既にニューヨークの裏の顔として暗躍していました。
多くの部下を持っていながら孤独な男として描かれており、自分で朝食を用意する姿が印象的でした。
そして彼のトラウマともいえる実父の命を12歳の時に奪う場面も生々しく描かれ、彼のバックグラウンドが明らかになりました。
そして子供の頃育った環境によるものか、一度頭に血が上るとだれも止められないほどの暴力的になる一面も描かれました。
ヴァネッサともこの時に出会いました。ヴァネッサは聖母のような人物として描かれ、フィスクは彼女の前でだけ誠実になって嘘もつけなくなります。シーズン1を通して「覆面の男」と戦い、敗北してライカーズ島の刑務所に投獄されました。

シーズン2

シーズン2の時は刑務所に投獄されていました。
シーズン2で初登場したパニッシャー(フランク・キャッスル)が同じくライカーズ島に投獄されると彼に接触しました。

シーズン3

海外へ逃亡しているヴァネッサをアメリカに戻すため、フィスクは自分以外の情報を差し出す代わりに厳重な監視体制の高級セーフハウスに軟禁生活をすることを条件に司法取引しました。
ヴァネッサは無事に帰国してフィスクと暮らすことができるようになりましたが、ヴァネッサ自身は疎外感を感じており、組織の仕事をしたいと懇願します。
ヴァネッサとフィスクは結婚式を挙げますが、そこへベンジャミン・ポインデクスター捜査官(ブルズアイ)が乱入。デアデビルも入って三つ巴の戦いが繰り広げられ、ベンジャミンはフィスクに投げられてノックアウト。フィスクはデアデビルに負けて逮捕となりました。

MCUのウィルソン・フィスク

ホークアイ

黒幕として登場。ケイト・ビショップの母エレノア・ビショップと接触していました。さらに養女のマヤ・ロペスをリーダーとするジャージ・マフィアというギャングを傘下に置いていました。
最終的にマヤは真実を知ってフィスクと敵対。ケイトのトリックアローの攻撃を受けるも恐ろしいほどの耐久力で防ぎ、マヤの前に現れます。
マヤはフィスクを至近距離で射撃しました。

エコー

オクラホマに逃げたマヤの前にフィスクが現れます。至近距離で撃たれてましたが一命をとりとめていたようです(そんなことあるかいな…)
デアデビルシーズン1で描かれたフィスクの過去も回想としてあったので、デアデビルのフィスクとMCUのフィスクが同一人物と考えてよさそうですね。

今後のウィルソン・フィスク予想

さて、フィスクについてつらつらと書いてきましたが、ここからが本題です。
原作の紹介の通りウィルソン・フィスクのストーリーはエピソードが豊富です。デアデビル3シーズンで収まるような男ではありませんよ。
エコーのラスト、ニューヨークに戻るフィスクの様子にヒントが1つありました。彼はじっとテレビを見ていましたが、そこにはニューヨーク市長選挙の話題が流れていました。

考えられるのは2つ。
①傀儡の市議を市長選に出させて勝たせる。
②自分が市長選に出て勝つ。
まあ、フィスク市長の姿は非常に見たいところですが、彼が突然市長選に勝つのは説得力に欠けるので順当に考えて①じゃないかと思いますね。

次にフィスクが出てくるのはドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」でしょう。そして、ストーリーはマニアの中で人気が高い1985年~1986年の「Born Again」のストーリーラインを意識したものになると考えられます。
この話の少し前にフィスクは傀儡政治家ランドルフ・チェリーを市長に推す話があるので、この辺りからの話が展開されるんじゃないかと思います。

ドラマ「デアデビル:ボーンアゲイン」はなんと18話もあるので、様々なエピソードを混ぜながら長期にわたるデアデビルvsキングピンの戦いを描くと思われます。フォギーやカレンもきっと帰ってくることでしょう。
おそらくヴァネッサもキーパーソンとして出てくると思います。
ミュータントを出してもOKなので、メアリー・ウォーカーも出てくるかもしれません。

希望としてはシーハルク、欲を言えばスパイダーマンがゲストとして出てきてくれるととてもうれしいですね。

妄想は尽きませんが、これくらいにしておきましょう。
みなさんにウィルソン・フィスクの魅力が伝わりましたらこれ幸いです。

※追伸※
マヤ・ロペス(エコー)はきっとオクラホマの守護者となったのでアベンジャーズ合流は無いかなと思ってます(強すぎるし)

長くなってすみません、読んでいただきありがとうございました。
ではまた!


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