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故安倍晋三がこの「美しくない日本」を創ったなかで,吉本興業の松本人志が疑われている「強制性交事件」も発生していたのか(2)

 ※-1『一月万冊』2023年12月28日におけるユーチューブ動画サイト放送の2題

 
 「本稿(2)」は,副題を「『東のジャニー喜多川の男性への性加害』あれば『西の松本人志の女性への性加害』あり,日本の芸能界はセクハラ・パワハラ地獄だという話題」として議論する。

 付記1)冒頭の画像は『日刊ゲンダイ』から借りた。

 付記2)「本稿(1)」はこの住所( ↓ )である。できれば,こちらからさきに読んでもらえると好都合なり。
   ⇒ https://note.com/brainy_turntable/n/na65f6a1ef1f6

 『一月万冊』2023年12月28日のユーチューブ動画のうち,以下にかかげている「その1」の佐藤 章の放送は,それほど長いものではないので,途中でもぜひ視聴してほしいものである。

 つづく「その2」の安冨 歩の放送も,副題の意向に合う中身を,あれこれと関連する解説・分析をくわえている。

 その1 佐藤 章「文春砲炸裂! のダウンタウン松本人志氏の女性疑惑。大手メディアはこの問題を無視しては崩壊する! 篠原涼子氏の問題のシーンを振り返る。元朝日新聞・記者佐藤章さんと一月万冊」(21分14秒)
 ⇒ https://www.youtube.com/watch?v=7_7CT-pGZ60 ( ↓ )


 その2 安冨 歩「文春砲炸裂! 松本人志完全アウトか。吉本興業は全否定。全てのメディアが黙殺する異常事態。安冨歩東大教授。一月万冊」(40分37秒)
 ⇒ https://www.youtube.com/watch?v=7_7CT-pGZ60 ( ↓ )


 ※-2 投稿者・巨悪を斬る士「松本人志と松本の不祥事を隠ぺいする吉本興業を糾弾する」 阿修羅 掲示版』2023年12月27日 19:54:08: http://www.asyura2.com/16/hihyo15/msg/673.html から

 《参加女性が続々告発》「『全裸の松本人志がいきなりキスしてきて…』『俺の子ども産めや!』1泊30万円の超高級ホテルで行われた『恐怖のゲーム』『文春オンライン (bunshun.jp)』
 
 補注)なお,当該記事の住所は ⇒ https://bunshun.jp/articles/-/68103

 以下の引用のうち「冒頭の2つの段落」はすでに「本稿(1)」で紹介してあった内容であるが,この引用を受けてかたちでさらに,『阿修羅 掲示版』に「巨悪を斬る士」が投稿した文章がつづいていたので,こちらの部分をそのあとにつなげて引用する。

 12月24日放送「M-1グランプリ」の審査員長をつとめるなど,日本の芸能界のトップに君臨するダウンタウンの松本人志(60歳)。その松本が六本木の超高級ホテルのスイートルームにて飲み会を開催。後輩芸人に女性を集めさせ,「ゲーム」と称し,いきなりキスをしたり,「俺の子ども産めや!」などと性行為を迫っていたりした事実が「週刊文春」の取材で分かった。

 複数の女性を含む参加者が取材に応じ,事実関係を認めた。『週刊文春』の取材班が確認したいずれの飲み会でも,事前に松本の参加をしらせないこと,後輩芸人が女性たちの携帯電話を事前に没収するなど,その手口は酷似している。女性たちは「芸能界に絶望した」「PTSDに悩まされている」などと苦しい胸の内を吐露している。」

文春オンラインの記事

(以下,ここからが「巨悪を斬る士」の『阿修羅 掲示版』における発言からの引用となる)

 週刊文春は吉本興業の松本人志の婦女暴行のスクープをした。松本は後輩芸人を使って女性を集め,セックスすることを昔から頻繁におこなっていた。これまでは,いわば芸人の女遊びとして見過ごされてきたが,ここにきて悪質極まりないものになった。

 女性たちは松本とベッドをともにするため飲み会に参加したのではない。松本の名前は伏せられている。しかも後輩芸人の巧妙な手口により飲み会が有名なホテルのスイートルームにセッティングされた。

 女性から携帯電話を取り上げ,集団でセックスの相手を取りかえた。問題は,女性が松本とセックスを前提でホテルにおこなったのではないこと,松本はファンや風俗嬢などプロの女性が好みではなく素人や芸能人の新人を好んで集めていたことだ。

 後輩芸人も世間では名がしられている。有名人だと安全だと一般人や芸能人の新人は信じてしまいがちだ。

 松本人志は人気芸人であり,長年お笑い界の中心人物だ。ファンも多く,問題をないがしろにしたり,被害者の女性を冒涜する者が多い。しかし,松本のターゲット風俗嬢ではない。自分の彼女や娘がターゲットにされた場合,同じ反応を示すことができるのかといいたい。

 人気お笑い芸人はメディアに影響力をもつ。江戸時代の河原乞食の時代と違い,巨大権力と金を手にできる。それだけに,社会的道徳,コンプライアンスが求められる。

 遊びが芸の肥やしというのは,河原乞食時代のものだ。河原乞食ならまだしも,テレビという公共電波を使って商売をする以上,コンプライアンスを守るのは当然のことだ。守れない場合は退場してもらわざるをえない。

 婦女暴行の常習は重罪だが,さらに深刻な問題が所属する吉本興業が事実関係を早々に否定し,文藝春秋社に法的措置を検討することを明言したことである。

 補注)吉本興業側は,今回のこの問題に対しては即座に,つぎの反応を示していた。

ここまで対抗する姿勢を示したとなれば
今後のなりゆきが注目である


 そもそも松本人志の危険な女性スキャンダルはいまに始まったことではない。

 これまで表面化しなかったのは,元マネージャーである大崎 洋・前吉本興業会長や幹部がもみ消してきたからである。これにくわえて吉本興業は大企業であり,株主には在京各テレビ局,関西のテレビ局,電通,その他大企業がいる。

 また,経産省が所管する政府系ファンド「クールジャパン機構」は吉本興業と共同事業をおこなっており,表に出ているものだけではなく裏のものも含めればかなりの血税が吉本の事業に使われている。

 補注)この段落で指摘された「政府(安倍晋三政権)と吉本興業の関係」は,だいぶ後段になるが,そちらで詳述される批判点として再登場する。

〔記事に戻る→〕 われわれの血税が惜しみなく使われている大企業が,性犯罪者を擁護するなど断じて許されることではない。コンビそろって女性スキャンダルにまみれたものが万博のアンバサダーとは日本の恥もいいところである。

 吉本興業の創業者たちが,山口組と深い関係にあったことはしられている。以前に島田紳助が山口組幹部との交際が発覚し芸能界を引退した。しかし,吉本興業が公共放送や血税を使った事業を展開したいのならば,現在のコンプライアンスに従うべきであり,守られないのなら事業を撤退させるよりほかない。

 これはまだ第1弾のスキャンダルであり,これからつぎつぎとスキャンダルが暴かれていくだろう。少なくとも,危機管理能力と社会倫理がいちじるしく欠如した社長は責任を取って辞任すべきだ。

 ジャニーズ事務所の性加害問題を報道しなかったテレビ局はいっせいに反省の色をみせたばかりである。テレビ局が吉本興業に忖度してこのスキャンダルを検証して報道しないのならば,われわれ民衆がマスコミを批判し,不買運動を大規模に展開すべきだ。

 一芸人のスキャンダル問題で終わらせず,民主主義社会の健全化にかかわる重要案件としてわれわれは取り組むべきだ。(引用終わり)


 ※-3 昨日から本日に記述している「本稿(1)(2)」は,そもそも最初は「在日認定」という奇怪な用語の話題をもちだして記述を展開していたが,日本の芸能界には在日韓国(朝鮮)人がかなりの数,実在していることは,大昔から「知る人ぞ知る」の基本知識であって,当たりまえの業界模様であった


 テレビの放送は最近とみにくだらなくなった。報道機関として基本使命にかかわる働き・機能面に注目していえば,すでに死に体同然である。故・安倍晋三の旧政権に対する態度など,まるで死相をうかばせたがごときに不動であり,つまり完全に無反応になっていた。

 2023年(本年)中にはすでに大問題になっていたジャニーズ(芸能)事務所の「ジャニー喜多川」の場合,自社の抱える若い男性芸能人に対してくわえていた性加害行為の問題であったが,この問題が頭をもたげてきたさいにもとくにテレビ業界は,最初からへっぴり腰どころか,黙殺同然の態度を採ってもいた。その後に披露したらしい「反省の態度」は,どうみたところで煮えきれない点を残していた。

 それに対して,この年末になって暴露されだした問題が,「吉本興業」の「松本人志」が,女性「芸能人志望者たち」を,それも虚言を弄して高級ホテルに誘いこんでは性加害行為を繰り返しおこなっていたと,強い疑いをかけられている話題であった。

 前述,『一月万冊』の佐藤 章のネット放送は,1990年代に松本人志が女優の篠原涼子と料理番組に共演したさいに露骨に犯していた「ひどいパワハラ行為」に注目し,これはひどい暴力行為であったにもかかわらず,それでもテレビに堂々と放送されていた,という恐ろしい事実を指摘し,これを厳重に批判していた。

 佐藤 章(冒頭でユーチューブ動画サイトを紹介してあった人物)は「松本人志 篠原涼子」でネットを検索してみなさいと勧めていた。そのなかでも,視聴してみる必要があるという動画が,つぎの「テレビの料理番組のなかで松本人志」が「篠原涼子に行使していた暴力的な場面」であった。

 「篠原のおでこの左側付近を平手で引っぱたいた」だけでなく,「彼女の股間にもいきなり正面から手を出して触れていた」。そのあとになるとこれはひどいことだが,両手で「彼女を脇に突き飛ばす行為」までおこなっていた。

 つぎの動画をクリックしてみてほしい。この松本人志の行為は暴行そのものと痴漢行為の罪業に相当するが,それでもテレビの料理番組として放映されていた。最近であれば1発でアウトとなる行為が3連発……。
 ⇒ https://twitter.com/i/status/1671784145092239361


 松本人志がいまあらためて疑われている性加害行為が本当に事実だとしたら,この動画(記録)のなかで人志が平然と,若い女性(当時)を,放送されているテレビの料理番組における痴漢行為・暴力行為そのものとして放送したテレビ局も大問題であった。もちろんそれ以上に,なによりも人志自身のこの性的行為および暴力行為の複合的なしぐさは,いまの時期なら大問題となるし,この行為だけで芸能人としては失格の烙印を押される。

 なお,松本人志の女性漁りに協力していたと示唆された吉本興業の関係者(ここでは芸能人)のなかには, ▼ ▼ 兄弟として有名な2人がいる。だいぶ前からは,なにか悶着を起こしたらしい兄貴のほうは,テレビの画面には登場しなくなっていたが,その弟のほうはいまでもたいそう活躍しており,露出度は一級品である。

 ところで,この2人の人物が「在日認定」されて当然と推理されてもよい雰囲気を濃厚に伴っていた点が,以前から気になっていた。ということで関連する記述を以下に少しおこなってみたい。

 ウィキペディアの記述は,こうなっているのでまず,こういう説明を引いておく。

  ▼ ▼ ジュニア(1974年生まれ)は,日本のお笑いタレント,司会者,俳優,俳人,YouTuber,アーティスト。お笑いコンビ千原兄弟のボケを担当。相方は実兄のせいじ。本名および旧芸名は ▼ ▼ 浩史(ちはら・こうじ)。身長180cm,体重60kg。

▼ ▼ ジュニア(1974年生まれ)紹介

 つぎに「生い立ち」の段落には,こう書かれている。

 小学校時代は周りの友人と悪行をしていたことから,ある日友人の家へいつものように遊びの誘いにいくと,なかから親が出てきて「息子はいない」といわれ,帰りぎわに家のなかから親の「 ▼ ▼ くんと遊んだらあかん」という声が聞こえてきたというエピソードがある

「千原兄弟が在日韓国人だという噂は本当? 二人の実名は? 実家はどこ?」 『芸能人・有名人噂の真相チャンネル』2019年6月15日,更新 2022年2月23日,https://internetexpo.net/owarai/chiharakyoudai-kankokujin/ というネットの記述から,その冒頭部分だけ画像にして紹介しておく。

この手の記事:書き物は書き手の自由な判断を
大幅に注入した内容になっており
いわば素人談義の域を出ない

 以上のような,ごく最近における関連の記事・記述などを紹介したところで,少し以前の,まだ安倍晋三政権であった時期における「吉本興業」とこの所属芸能人である「松本人志」に焦点を合わせて,しかも文筆家である専門の立場から確実に焦点を定めて,それもごく当たりまえかつ自然に批評していた適菜 収のいいぶんを,つぎに紹介していきたい。

 

 ※-3 なぜいまごろ,松本人志の〈女性漁り〉が話題に浮上したのかについて,いくつかの記事,それも2019~2020年中の報道記事を紹介する


 適菜 収の書いたそれらの記事は,安倍晋三政権時に公表されていた。2020年代になってみれば以前から腰抜け同然の報道機関になっていた大手紙,さらに松本人志などによる性加害行為の発生をまともに報道できなくなっていたテレビ局の存在は,とりわけこれらマスコミ・メディアじたいが「不要・無用」=「無力化」してきた事実としてだが,いまからでもいいから意識的に批判的な目線を突き当て,じっくり観察しておく必要があった。

 安倍晋三の第2次政権時,松本人志は自分に特有の「あの不潔感をたっぷり漂わせる面相」を引っさげてだが,吉本興業所属の有力芸能人の立場(芸能界なりの権勢)を誇れる立場であったからか,ますます増長して「女性漁り」の行為をのさばらせていった。

 「松本人志⇔安倍晋三」という芸能人と政治屋とのなんらかの関係性については,いまごろだとだいぶ時期が遅れたけれども,ともかく明確に捕捉できるようになっているからには,このさい,注意深くかつきびしく批判の観点を差し向けて「追及し,罰し,反省させ」,もちろん「責任もとらせる措置」が必要不可欠である。

 以下はしばらく,安倍晋三の存在を明確に「バカ呼ばわり」しつつ,徹底的に批判してきた作家,適菜 収の指摘を聞いてみたい。松本人志による「女性漁り」疑義問題の周辺に強く漂う腐臭・人肉臭(?)が伝わってくるような分析・批判を,この適菜は明確に披露していた。

 日本の政治の世界では,安倍晋三から菅 義偉に首相が交代したころ,それはいまから振りかえってみれば,当然のこと,クソまみれ的に「統一教会臭」を紛々と発散していた自民党政権のあり方にまつわる記述となる。

 適菜 収の記述は3点を引用する。なお,時系列の順序はあえて逆順に成立させてみた。

 1)適菜 収の議論:その1

 「〈それでもバカとは戦え〉歴史を捏造するアベの後継は『なかったこと』にする最低男」『日刊ゲンダイ』2020年9月26日から。

 朝日新聞の世論調査〔2020年9月実施〕によると,菅 義偉内閣の支持率が65%もあったらしい〔ただし,この数値は発足直後のご祝儀的な支持率であったが〕。安倍退陣後の調査では,次期首相に「誰がふさわしいか」との質問に石破 茂が34.3%でトップ,菅は14.3%,河野太郎が13.6%だった。

 腐ったメディアが誘導すれば世論は簡単に変わるということだろう。菅は「国民のために働く内閣」をかかげたが,ではこれまで誰のために働いてきたのか。この先,アメリカのために働いてきた安倍政権と一線を画すとも思えない。

 なお,今〔2020〕年5月の安倍政権の支持率は29%だったが,辞意表明後に実績評価を聞くと,「大いに」「ある程度」を合わせて71%が「評価する」と答えた。では,当時といまとではなにか大きな変化があったのか。

 新型コロナウイルス対策,森友学園問題に関連する公文書改ざん事件,「桜を見る会」に関連する権力の私物化,北方領土の主権の棚上げ問題……。いずれも闇の中である。

 というより,闇の中に葬り去ろうという明確な意思を感じる。説明から逃げ,論点をはぐらかし,時間を稼げば,どうせ世間は忘れるというそろばん勘定だ。

】参考画像】
こういう政治家にこそ問題が大ありであった

いわゆる「菅話法」がある。「その指摘はあたらない」「答弁を控えさせていただく」「いま答えたとおり」……。こうした菅の態度はメディアに対する強硬な姿勢と捉えられてきたが,首相就任会見を見た人たちから,どうもそうではないのではないかという声が上がっている。

 要するに,他人とコミュニケーションを取る能力がいちじるしく欠如しているのだ。

 2015年,沖縄県の基地移設問題をめぐり翁長雄志知事と菅は会談。沖縄の苦難の歴史を語った翁長に対し,菅は「私は戦後生まれなので,歴史をもち出されたら困る」といい放ったという。

 支離滅裂,意味不明。だったら,国会議員の大多数は歴史を無視していいという話になる。

 補注)昔の話である。日本の戦後生まれの若者たちが「ボクたちは戦争をしらない世代」だから「戦争なんていわれてもね…………」などといいだしたことがある。

 フォークソングとして1970年に,北山 修作詞,杉田二郎作曲『戦争を知らない子供たち』という歌がはやったことがある。その歌詞を,以下に紹介しておく。

このような歌をはやらせてところで
日本は
国内にある米軍基地を介して
世界のあちこちで起きた戦争に関係してきた事実とは
無縁に歌っていた

〔記事に戻る→〕 ポツダム宣言がいつ出されたかもしらず,歴史を捏造してきた安倍政権を引きついだのは,そもそも歴史を「なかったこと」にする最低の男だった。7年8カ月に及ぶ悪政はいまもそのまま引きつがれている。

 補注)安倍晋三は,そのポツダム宣言(1945年7月26日)と広島・長崎への原爆投下(8月6日と9日)との歴史的な前後関係を,完全に逆さまに理解していた。というよりも,基本的にその前後関係以前に関して本当のところは,いいかげんにしか理解していなかった。「世襲3代目の政治屋」のボンクラぶりならば,容赦なくたっぷり発揮されていた。

〔記事に戻る→〕 〔2020年〕9月20日,アメリカのトランプと初の電話会談をおこなった菅は「大統領からは24時間いつでもなにかあったら電話をしてほしいと。『テル』『テル』と,そういうことで一致した」と発言。よくわからないが,そういうことらしい。日本人は菅と周辺の一味にバカにされていることに気づいたほうがいい。

 2) 適菜 収の議論:その2

 「〈それでもバカとは戦え〉安倍政権が7年8カ月で『成し遂げた』のは国家と社会の破壊」『日刊ゲンダイ』2020年8月29日から。

 安倍晋三の首相連続在職日数が24日で2799日となり憲政史上最長となった。

 安倍は「政治においては,何日間在職したかでなく,なにをなしとげたかが問われるんだろうと思うが,この7年8カ月,国民の皆さまにお約束した政策を実行するため,結果を出すために1日1日,その積み重ねの上にきょうの日を迎えることができたんだろうと考えている」とコメント。

 え?

 どこのパラレルワールドの住人かしらないが,なしとげたのは社会の破壊くらいだし,国民との約束を守らなかったことが現在問題になっているのにね。

 自民党は2017年に党則をねじ曲げ,総裁任期を「連続3期9年」に延長したが,二階俊博も甘利 明も麻生太郎も安倍4選に言及。永久に安倍を担ぐ算段だったのかもしれない。しかし,現実世界ではそれは無理。

〔2020年〕8月17日,東京・信濃町の慶応大病院を安倍は訪れ,約7時間半滞在。同24日にも再び病院を訪問した。安倍周辺は「前回の続き」と説明したが,持病の潰瘍性大腸炎が悪化したという説や,検察の捜査(公職選挙法違反)から逃れるための入院の準備といった説も流れた。

 補注)そのときの安倍晋三の行動は,ひたすら仮病を振りまわしての演技になっていた。そもそも首相を辞めるにあたり,その理由とした病気(病因)の診断書の提出は,とうとう最後までなされなかった。

 つまり,最後まで国民・市民・庶民を舐めきっていた「世襲3代目の政治屋」,このどうしようもなかった,つまり「日本を壊した〈裸の子どもの王様〉」は,最後の最後まで自分のダメっぷりそのものを,困ったことになんら自覚症状なしに,貫徹(?)しえてきた。

 いってみれば,この男の「罪と罰」はすなわち『日本破壊というとてつもない重罪』にまで到達していた。それゆえ,地獄の底に控える閻魔大王様は死後もいまだに監獄のなかに放りこんで留置したままであったこの晋三を,今後いかに処分するかについては,珍しくも困惑していた。

 ともかく,あちこちで超多大な迷惑を連発してきた御仁の処分となれば,さすがの閻魔大王様でも,そのような悩みは,どこへも相談することができないでいた。

〔記事に戻る→〕 こうしたなか,SNSでは「さっさと死ね」といった類いの意見が散見されたが,乱暴なことはいってはいけない。病気になったのは安倍の責任ではない。それにいま,死んだら逃げ得だ。一連の「安倍晋三事件」の追及がうやむやになる可能性もある。

 補注)いうまでもないが,2022年7月8日,安倍晋三は「統一教会2世:山上徹也」の手製散弾銃の直撃を食らい,死んだ。もっとも,第3の「犯人・狙撃犯」の介在が疑われており,こちらの疑惑はいまだ完全に消えたわけではない。

 安倍晋三のその死をめぐっての特定の疑惑が,いまだに完全には払拭できていない。こうした推理をせせら笑って小バカにする者たちもいないではない。しかし,安倍晋三が被弾した状況に関しては,銃を使用した殺人事件として基本的かつ常識的な諸疑問が,いくつも残されたままである。にもかかわらず,故意になのか放置された。

〔記事に戻る→〕 安倍が7年8カ月で日本に与えたダメージは凄まじい。北方領土をロシアに献上し,アメリカからはガラクタの武器を買い,拉致問題を放置。国のかたちを変えてしまう移民政策を嘘とデマで押し通し,森友事件における財務省の公文書改ざんをはじめ,防衛省の日報隠蔽,厚生労働省のデータ捏造などで国家の信用を地に落とした

安倍は,水道事業の民営化や放送局の外資規制の撤廃をもくろみ,「桜を見る会」には悪徳マルチ商法の会長や反社会勢力のメンバー,半グレ組織のトップらを招いていた。

 この悪党を支えてきたのがカルトや政商,「保守」を自称するいかがわしい言論人だった。いま,安倍がやるべきなのは無理をせずにしっかりと体調を整え,わが国で何が発生したのか,この先の検証に協力することだ。(引用終わり)

 この最後の記述に出てきた「安倍晋三を囲んでいた〈いかがわしい〉」「連中」のなかに,多分,吉本興業の芸能人(タレント)も混入していた。カルトからだと,もちろん統一教会から大勢が紛れこんでいた。

3)適菜 収の議論:その3

 「〈それでもバカとは戦え〉新型コロナ騒動を口実に泥船から逃げ出す安倍ヨイショ連中」『日刊ゲンダイ』2020年2月29日から。

 「だからあれほどいったのに」という感想しか出てこない。

 私は昔から安倍とその周辺は反日売国カルトだから,放置しておくと国が壊れると指摘してきたが,実際そうなってから,騒ぎ出す連中が増えてきた。

 補注)安倍晋三の死後になってしまったが,この「世襲3代目の政治屋」はオジイチャンの時代から統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の提灯持ちみたいな役割を果たしていた。

真ん中下に山上徹也が位置する

 しかし,もちろんその見返りに「自分が首相になる」さいには,文 鮮明夫婦「家の裏庭」を通した支援があったのだから,本当に完全に失望を感じながらでも大いに怒らねばならなかったのが,このボクちんを支持していたはずの『偽右翼的で,ハンパ保守の,未熟国粋・愛国主義者』たちであったことになる。

 つまり,『君たち』の一番嫌いな,あの「韓国・朝鮮」側のいいぶんを,安倍晋三がまさにアクロバット的(!)にではなかったにしても,なぜなのかそれを最優先させるかたちで,つまり統一教会風の教義を尊重したかのように,すなおに聞き入れ採用したがごとき姿勢を実際にとっていた。それでよかったのか? 許せるのか? そう問われてなんと応える?

〔記事に戻る→〕 とくに新型コロナウイルスをめぐる政府のデタラメな対応は,そのツケを払うときがめぐってきたことを示している。残念ながら自業自得というしかない。安倍政権の7年間は,国と社会に対するテロだった。

日本を壊した安倍晋三の第2次政権

 補注)参考記事として,「平野貞夫氏が安倍首相を『内乱予備罪』で告発した理由」『NEWSポストセブン』2018.09.10 07:00,https://www.news-postseven.com/archives/20180910_757729.html?DETAIL を挙げておく。

 平野貞夫は「安倍晋三は日本国に対するテロを犯した」と告発していた。

〔記事に戻る→〕 安倍にだまされてきたバカもたいがいだが,メディアの役割を放棄し,安倍礼賛報道をつづけてきた産経新聞界隈の反日メディアは万死に値する。

 安倍ヨイショライターの百田尚樹は

 〈皆さん,政府は無能です。国民の命を守るんだ(!)という意志も能力もないことが明らかになりました〉

 〈もし,私が想像する最悪の事態になれば,後年,「鳩山由紀夫・菅 直人以上に無能な首相」の烙印を押されるかもしれない……〉

などとツイート。「なにをいまさら」である。その「無能」に媚びへつらい,礼賛してきたのはどこのどいつなのか?

 手のひらを返した連中は安倍の壊国に加担した罪を悔いているわけではない。単に算盤をはじいて,コロナウイルス騒動を口実に泥舟から逃げ出そうとしているだけだ。仮にこの先,安倍が逮捕されるようなことがあっても,連中はしらぬ顔を決めこむのだろう。

 私が好きなエピソードがある。三島由紀夫の友人の素人作曲家が,戦時中「大東亜行進曲」という曲をつくり,北支,中支総司令官に贈り感謝状をもらった。そして戦後は,題名だけを「民主主義行進曲」に変え,GHQへ贈り感謝状をもらったという。

 三島はいう。

 〈私はどうも戦後の文化の状況を考えてみて日本人が一方に偏してしまい文化の中心のバランスを崩してしまったように思う。はやい話が戦争中,軍部に協力し鼓吹した人間が戦後たちまちオピニオンリーダーになって,

 こんどは平和主義,反戦主義,あるいは革命を唱え,あるいは日本の国家観念の破壊をくわだててきたという道すじをみると,私は筆をとる人間として恥ずかしくてしかたがない〉(「私の自主防衛論」)

三島由紀夫

いま,われわれがやるべきことはなにか。恥しらずな連中の名前と顔をしっかりと記憶しておくことである。


 ※-4「維新や安倍官邸とズブズブ…吉本興業『癒着と利権』の闇」『日刊ゲンダイ』2019/07/26 15:00,更新 2019/07/26 18:0,https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/259149 (もしくは⇒)http://www.asyura2.com/19/senkyo263/msg/658.html

 
 この記事は,画像資料で紹介しておく。字数が多くなるのを少しでも抑えるために,この画像記事を充てて文字の記述の代わりにしたい。

吉本興業が出ている点に注目の記事

  

 ※-5「内紛が飛び火 税金122億円が乱舞する吉本と安倍政権の癒着」『日刊ゲンダイ』2019/07/25 15:00,更新 2019/07/25 20:22,https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/259023


 降りかかる火の粉を振り払うかのようだ。〔2019年7月〕23日の各大臣の閣議後会見は「闇営業」問題に端を発した吉本興業のお家騒動への苦情の嵐だった。

 クールジャパン戦略を担当する平井科技相が「法令順守の徹底や,きちんとした説明責任を期待せざるを得ない」と求めると,柴山文科相も「文化の健全な振興という観点から,組織のガバナンスがきわめて重要になる」と指摘。

 ほかにも「企業活動において反社会勢力と付きあうことは厳に慎むべきだ」(世耕経産相),「反社会的勢力とかかわりをもつことのない体制をしっかりと築いてもらうことが大切」(鈴木五輪相)と辛辣な意見が相次いだ。

 口利き疑惑を抱える片山さつき地方創生相までみずからの説明責任を棚に上げ,岡本昭彦社長の会見について「一国民としては,すっきりしない」と漏らすほどだが,その「すっきりしない」会見の要因は安倍政権と吉本の癒着関係ではないのか。ズブズブの仲を失いたくない保身こそが5時間半に及ぶいいわけに終始させたとしか思えない。

 ■-1 ブレーンを務め,沖縄利権に食い込む

 それだけ政権と吉本との「蜜月ぶり」は濃厚だ。2013年に設立,政府が約586億円出資する官民ファンド「クールジャパン機構」は,2014年と2018年に吉本がかかわる事業に計22億円を投入。

 今〔2019〕年4月にも同機構は,吉本がNTTと組んだ教育コンテンツ等を国内外に発信するプラットフォームの設立事業に,段階的に最大100億円を出資することを決めた。

 パワハラ体質のブラック企業が「教育事業」とはさすが吉本,笑わせてくれるが,プラットフォームの拠点となるアトラクション施設は沖縄県に設置するという。

 「その沖縄の米軍基地跡地利用について有識者が集まる『基地跡地の未来に関する懇談会』の委員に今年6月,任命されたのが吉本の大崎洋会長です。7月の初会合に出席。『エンターテインメントやスポーツで世界一の島にする』といった意見が出ました」(内閣府担当記者)

 お笑い企業のトップがいまや政権のブレーンを務め,沖縄利権に食いこんでいる構図である。

 宮腰光寛沖縄担当相は〔2019年7月〕23日の会見で,大崎会長が委員として適正かどうか問われ,「(吉本が)沖縄国際映画祭を開催している実績も考慮し,有識者として知見をお借りしている。現時点で特段の対応は考えていない」と委員交代の考えがないことを表明した。

 大崎会長は胸をなで下ろしたに違いないが,吉本の上場廃止前最後の決算(2009年3月期)で営業利益は約488億円。その4分の1相当の計122億円もの税金が転がってくれば,それこそ笑いが止まらないだろう。

 ■-2 ブラック気質の似たもの同士

 吉本と安倍政権との一心同体の関係には,芸能界からも疑問の声が上がり始めた。〔2019年7月〕24日のフジテレビ系番組「直撃LIVE グッディ!」で,カンニング竹山はこう意見した。

 「吉本は行政にガッツリ入ったビジネスをえらいやってて,会社としてヘタを打つことができなくなっている」

 「こっちのビジネスをうまく回さないと,お家騒動じゃ済まなくなる」

 だから,パワハラ騒動をさっさと片付けたいというわけだ。法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)はこう指摘する。

 「質問に正面から答えず,その場しのぎのいいわけでごまかす岡本社長の会見は安倍首相の答弁と同じ。権力者に抵抗できないブラック構造や隠蔽体質,トップがパワハラに気付かず,当然と受け止める姿勢など本当に吉本と安倍政権は似た者同士です。なるほど,ウマが合うわけですが,時の政権ともちつもたれつの関係で,世間を騒がせるブラック企業に大量の税金がつぎこまれるなんて,許されません」

 人気取りに使える時は散々利用して都合が悪くなれば関係を断ち切る。そんなご都合主義政権のことだ。蜜月関係の吉本だってアッサリと切られかねない。(引用終わり)

 ここまでしつこく説明をしてきたとなれば,つぎのようにこの記述なりに結論を出しておこう。

 吉本興業のタレントのなかで,すでに重鎮になっていた芸能人の松本人志が,自分のことをすっかりVIP様になりあがったと思いこんでいた。オレ様の場合だと,妻の立場・関係に相当する女性を,何人ももっていて当然だ,ましてや「女性漁りも大いにけっこうだ」といったも同然のせりふを,得意にもなって堂々と吐いていた。

 そうした松本人志の言動・行動が記録されてきた事実と,吉本興業・対・安倍晋三政権の癒着ぶりとのあいだには,なんらかの密接な関係性があったと観察されて,なにも不思議はない。
 
 松本人志は,女漁りの行為に関して,こういう文句を吐いていた。

 寝室で松本はAさんにいきなりキスし,「俺の子ども,産めるの?」などと迫ってきたという。Aさんが拒否すると,松本は彼女を押さえつけ,無理やりシャツを脱がそうと,Aさんは必死に抵抗するも,最終的には「口内に出された」とのこと。

註記)「松本『子供産めや!』降板や引退の可能性も」『トラッピング』2023/12/26, 14:59,https://ima.goo.ne.jp/word/249381/松本『子供産めや!』降板や引退の可能性も

松本人志は何様か

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