AQUAPLUSで三作出ている「うたわれるもの」シリーズ
三作もある大作なので中々やる気にならなかったが、重い腰を上げてプレイしたら圧巻。

もっと早くプレイすれば良かった。うたわれの世界にもっと居続けたい。

素直にそう思った。本当にありがとう、それしか言う言葉が見つからないよ。
「散りゆく者への子守唄」「偽りの仮面」「二人の白皇」三つで一つ。
特に「偽りの仮面」と「二人の白皇」は続編であることから、間を開けずにプレイして欲しい。

全三作含めての感想

うたわれの登場人物は全員に信念や想いがあり、それらを真っ直ぐ信じ続け戦う姿は本当にカッコいい。
ハクオロさんは人当たり良く人望に厚い人物だが、トゥスクルさんが亡くなった際には國を攻め落とすことを決意したり、時には残酷な決断をするが、主人公らしいカリスマ性あふれる人物。どの主人公よりも付いて行きたくなる人物じゃないかな。
ハクオロさん嫌いな人いないでしょ（笑）

といった感じで初代主人公がカリスマ性あふれる人物のせいで、クリア後に続編である「偽りの仮面」を始めたが、ハクオロさんがカリスマ性ありすぎた故にハクが霞んで見えて「コイツ主人公として仲間を引っ張っていけるのか？」と思ってたが、過去の自分を殴りたい。

ハク、お前がナンバーワンだわ。

本当に本当に二人の白皇は最高だった。紛うことなき神作だよ。
「偽りの仮面」序盤のハクは怠惰な態度を取り、サボることしか考えていないダメ人間なんだが、仲間と行動を共にしていくことで徐々に成長していくのは良いよね。

「偽りの仮面」後半ではネコネに付き合い、ヴライとオシュトルの戦いを見守ることになったが、オシュトル渾身の一撃がネコネの支援砲撃のせいではずれることに。戦いの邪魔をされたヴライはネコネ目掛けて攻撃するが、オシュトルが庇い、決死の攻撃でヴライを倒す。
のちに仮面の力の代償で死ぬことを察したオシュトルはハクに仮面を授けることになる。
このシーンに「キミガタメ」は駄目だよ。泣くに決まってるじゃん……。

己を殺すことで仲間に嘘をつき葛藤するハクは見てて辛いものがあるが、ハクとして生きていたら地位名誉等で聖上の御側付きはおろか、動けないためオシュトルの意思を継ぎ生きていくことを決意した瞬間は「偽りの仮面」屈指の名シーンだよね。
そこから幾多の試練を乗り越え、誰も思いつかないような作戦で仲間のピンチや数々の苦難を乗り越えていくのはハクの魅力だと思う。
ハクオロさんはササッと解決していくタイプだから（笑）

ハクやその仲間達と平和な日常を過ごした「偽りの仮面」のタイトルを回収し終わって、締め方も完璧だった。
オシュトルとして生きていくことを決意したハクの勇姿と戦いを描いた｢二人の白皇｣
ハクの仲間も苦労をしつつ、オシュトルを信じ続け戦い続ける姿には熱が入った。

繰り返しにはなるが「二人の白皇」本当に最高だった。
こんなにゲームに熱くなって、1日中夢中になり、感動した作品はうたわれるものだけかもしれないなぁ。ハクの再登場には心震えたし過去作のキャラとの共闘も良かった。プレイヤーが見たいものを更に上回って出してきたよね。

また、最後のシーンはプレイヤーの涙腺を崩壊しにいってました。

ハクオロさん、お幸せにね。