袋詰め期間

メリークリスマスよいお年を!にまとめられた数日間の休暇合図はその時点で祝福だと思う、そう言って別れる相手がいるという点で、語尾に感嘆符が見える点で。師走の師走たる所以をようやく実感している。目にもとまらぬ速さで12月が暮れてゆきます。クリスマスの華やかさを楽しみにしていた11月を遠い昔に思いつつ、まだそれが終わってもいないのに正月の雑煮に夢を見ている。

去年の冬、相互不理解がデフォルトな他者へそれでも思いやりを両手に関わる素晴らしさを学び、四季のうつくしさに気づき、一巡りしてまた空気のきれいな季節を迎えました。目から鱗が落ちてくれたから冬も春も夏も秋も楽しかった。たぶん冬もまた楽しいと思う。遠くの山が電車の大きな窓から見えて、実際より近くに見える。視界がクリアなのはとても良いことだと思う。そのための犠牲を他者に強いるのは良くない。

隠していた部分を打ち明けられる際の時間が止まる感覚、相手の表情の動きがいつもより詳細に見えて後戻りできない、足元が崩れかけた崖になったような感覚はどれくらい経験すれば慣れるんだろうか?理解は誤解の集合体にすぎないって何かで読んだけど思い出せない。人と正面に向き合って、向き合わされて、表皮を剥かれたばかりの果物みたいなやわくてすぐ汚れそうなものをどうすれば真摯に受け取るだけで悪影響を与えずに済むのかまだわからない。包み込めるような道徳心を自身に期待は全くしてないからせめて素直にそのまま飲み込んで取り込めたら理想。信頼されるのは望ましいけど緊張する。責任。

最近はiPhoneのステッカー機能にハマっています。かわいいものを全てステッカーにしている。何にもならない日常のちょっとしたことを口に出せるようになれてうれしく思う。来年も友情を信じていきたいものだね。

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