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古い団地あるある③~洗濯パン(排水口)がないかもしれない~

古い団地を初めて内見しに行ったときに一番衝撃をうけたのが、「洗濯パン+洗濯専用の排水口がない!」ということです。

洗濯パンってご存知ですか?洗濯パンとは洗濯機の下に設置されているプラスチック製の板のよ うなもので、 洗濯機の排水ホースと床の排水口をつなぎ、洗濯の際に出る水を排出し、万一の水漏れを防ぐ役割があります。

これは絶対にあるはずのものという思い込みがあったのですが、古い団地にはないことがあります。
それでは問題です!洗濯機からでた排水はどうすればいいのでしょうか?

答えは、排水ホースをお風呂場の排水口まで伸ばして排水する です。
これまで内見した物件では、2つのケースを見ました。
1つ目は浴室の扉を開いてホースを伸ばすケース、
2つ目は浴室の扉に洗濯ホース用の丸穴が開いていてそこにホースを通して使用するケースです。
考えようによっては洗濯パンの掃除をしなくてよいので便利そうな気もしますが、水漏れによって階下の人に迷惑をかける可能性が高まるため、やはりマストにしてほしい設備です。
ちなみに、洗濯パンは水漏れしたときに重要な役割を果たすため、かならず排水パンを設置するようにURのお姉さまにはアドバイスされました。

もっとびっくりしたケースでは、洗濯機専用の蛇口がない!というもの。これも当然あると思ってしまっているものですが、この場合は浴室の蛇口からホースを洗濯機まで伸ばさなくてはいけません。大体、この洗濯機専用の蛇口がない場合、洗濯パン+排水口もありませんので、長いホース2つを駆使して洗濯することとなります。洗濯は毎日のことだし、毎日このホースをつけたり外したりを繰り返すのはなかなかのストレス。それも365日。なので、我が家では洗濯専用の蛇口があって洗濯パン+洗濯専用排水口がある物件は必須条件でした。

あとは、脱衣所が狭すぎで洗濯機をおくと浴室までの導線をカニのように横歩きでしか通れないケースもありました。なぜこんなことになるのかというと、若い方は知らないかもしれませんが、その昔(今も売っています)二層式洗濯機というタイプの洗濯機が主流でした。今ほど奥行きはない横長タイプだったので、このタイプの洗濯機を使う前提で脱衣所が設計されていたため、現在の洗濯機を置くと大きすぎてかに歩きせざるを得ない状況となっています(奥行:二層式は40cmほど、縦型自動は50cmほど、参考までに二層式の商品の一連をリンクしておきますね。)

私は、この物件を内見する際にお隣さんも内見したのですが、洗濯専用蛇口はありましたが、洗濯パンと排水口はありませんでした。このように、URでは同じ棟でも仕様が違っていることが多いです。この条件は絶対というものがあれば、内見するときに案内所の方に希望を伝えて事前に調べていただいた方がよいかもです。ただし、手元資料の反映がうまくできていないこともあるので、気になったらとりあえず全部内見するが正解です。

我が家は前の住人が長く住まれていたようで、設備のほとんどが交換されていました(トイレ、浴槽、シャワー、洗濯パン、キッチン、換気扇)。古い団地の割にきれいになっていてお得だったなぁと思っています。


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