見出し画像

挙式記念日

つい数時間前、2月11日が挙式記念日だったことを思い出した。(一応当日中には思い出せたものの、書いてるうちに日付が変わってしまった)

Yさんとの挙式は2年前、2017年の2月11日。ちなみに入籍はそれより半年早い2016年7月13日。(なぜかといえばその日が私の誕生日だからだ)


先刻、私がスマホでSNSを眺めていて、今日が建国記念の日であることに気づき、あれ?建国記念の日といえば…?というきっかけで思い出したのだった。

今日は年明けから二人立て続けに体調を崩しタイミングを逃し続けた末にようやくYさんの本厄祓いを敢行できた。

例のごとく神田明神へ。その前に万世橋エキュートにてランチ。本日の魚の南蛮漬けと、ご飯と味噌汁。

山形産の食材を用いたレストランというコンセプトのお店だったのだけれど、内容に対していささかお値段お高めのきらいがあったように思われた。お店の雰囲気はとてもよいのでカフェとして利用するくらいがちょうどよいかもしれない。

ランチの後、同施設内のブルーボトルコーヒーを初利用。ブルーボトルコーヒーといえばかつて清澄白河散策の際には激混みで断念し、また新宿のニュウマンでもいつも行列でなかなか実飲に至らず今日まで来てしまったけれども、こうして行列せずとも味わえるスポットに出会えて感慨もひとしおといえる。

本日のブレンドコーヒー(ホット)450円。結構大きめのカップにタップリで、神田明神までの道のりで二人で1杯を分け合って飲んでちょうどよく暖が取れた。今日は曇天で最高気温5℃という寒さの厳しい日だったのでありがたかった。店員の方と距離感が近く、コーヒーを淹れてくれた女性スタッフの方と軽く雑談をした。

平日は混むのかもしれないけれども、休日だからか入店と同時にオーダーができるのがここは本当に素晴らしい。(私たちは基本休日利用なので。)

一杯ずつのハンドドリップということ、味のクオリティの高さと一杯あたりのコスパ、回転の良さの四拍子で私もYさんも文句なく気に入ったので、帰り道に再訪してお代わりをオーダーした。今後も行きつけにしたいので頑張っていただきたい。


さて神田明神での厄祓いについて。本当は1月にも二度足を運んでいるものの、毎回「大祈祷祭」という大掛かりな集団祈祷の申込案内ばかりが目について、延期にしてきたのだった。それが年明けすぐだからなのか、もう通年その形でしか厄祓いは行えないのかが分からずにいたのだ。なぜ大祈祷祭が嫌かというと、1)式次第がとにかく長い、2)開始時間が17時からと決まっている、3)厄除け札以外に不要な手みやげを渡される、という難点があったから。

昨年たまたま私が後厄、Yさんが前厄で、二人揃ってよく分からずに大祈祷祭に参加したところ、そんな具合に色々私たちにとっての不都合があったことから、なんとか個人祈祷ができないものかと見送り続けてきたわけだけれども、今日は無事にめでたく個人祈祷が叶ったので一安心。

せっかくなので個人祈祷と大祈祷祭を比較しておく。

<料金>

個人祈祷  1万円

大祈祷祭  7000円



<所用時間>※現地到着→申込→待機→本番実施→解散まで

個人祈祷 : 30分

大祈祷祭:  最短で1時間半〜2時間程度


<手みやげ>

個人祈祷:名入りの札、御守、お神酒(小瓶)、煎餅、海苔

大祈祷祭:上記と同じ内容に加え、ストラップタイプの拍子木御守、神饌用の結び昆布と米粒ひとつまみ分、神田明神の紋入り盃、黒塗りのお盆。

<式次第>

個人参拝:本堂横の小部屋(閉扉あり暖房あり)で椅子に座っての略式祈祷。随時敢行のため今回は参加者は2組のみだった(申込タイミングにより変動)。

大祈祷祭:集合時間に合わせて大勢集まって、地下ホールにて祝詞の合唱を行なってからさらに本堂に移動、風が吹きさらしの本堂で全員分の祈祷の間中、畳に正座。


私たちは料金が高くとも総合的に見て個人祈祷に軍配を上げる。タイムイズマネー。

そんなわけで来年のYさんの後厄祓いもまた個人祈祷でお世話になる予定。もしかしたら1月中でも今回と同じ手続きを踏めば個人祈祷できるのかもしれない。それはまた機会があれば確認しようと思う。

こうしてようやっと無事に年初のひと仕事を終えて、ようやく心の澱が晴れたような気がした。

年明けからこっち、なんだか気持ちがモヤモヤしていたのはこのせいだったのかもしれない。

秋葉原駅から山手線に乗って品川駅へ。

品川エキュートにある空也の姉妹店、「空いろ」へ。

どら焼き4種を大人買い。日曜購入で、日持ちは金曜日までとのことだった。明日以降の仕事場でのおやつにする予定。

そしてもう一店、目黒東山 菓匠 雅庵のわらび餅をお買い上げ。

品川エキュート店限定のおひとりさま食べきりサイズとのこと。一箱529円。日持ちは翌日までとのこと。


一面のきな粉。きな粉しか見えない。

きな粉の中からわらび餅を発掘するとこうなる。

黒文字の先が透けて見えている。

きな粉だけでもわらび餅の瑞々しさで、むせたりせずに美味しくいただけた。とぅるとぅるの舌触りが官能的で、舌の熱で心地よく溶けていくのがたまらない。

Yさんと二人で分け合って食べたけれど、これは…一人で丼一杯でも食べたくなる代物だ。これまで本当のわらび餅を知らずに生きてきたように思う。料理として、スイーツとして、もはや芸術品と称しても良いのでは?とすら思う。

愛する餅菓子とは異なる次元で、わらび餅もまた素晴らしい和菓子だと再認識できた。

これだから和菓子はやめられない。

それにしても、Yさんはともかく、自分が挙式記念日を完全に失念していたことに軽く危機感を覚えてしまう。

神田明神で祈祷に呼ばれるまでの待ち時間、婚礼で和装の新郎新婦が境内を歩く様子まで目の当たりにしていたというのに…!

我ながらちょっといくらなんでもマズイと思う。あんまり自分のことにかまけ過ぎていると、大事なものをなくしてしまう。取り返しのつかないことにならないように、気をつけなくては。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?