“ハレ”の日に関わる仕事が
多かったからでしょうか

プライベートで落ち込むことがあっても
仕事に行って笑顔のお客様を見ると
前向きな気持ちを頂いてきました

今日も誰かの記念日なのだ、と

それは誕生日や結婚式といった
いわゆるセレモニーだけでなく

初めての〇〇デビュー
ご家族との思い出

そういったものもご本人にとっては記念日

私が初めてアルバイトをしたのは遊園地でした

初めて友達同士だけでのお出かけだったり
お子様の初めての遊園地デビューだったり
スケートリンクもあったので
初めてのスケート体験だったりと

数えきれない記念日の笑顔をみてきました

お客様の笑顔をずっと見ていると
悩み事が本当に小さく思えて
帰る頃にはすっかり忘れていたのです

当時私はあまり笑わない学生だったので
笑顔が持つ力を初めて知った体験でした

初めてのアルバイトがこういった場所で
この感動を忘れられなかったのでしょうか

元々は別の業界を目指していたのですが
ひょんなことから“ブライダル”“ホテル”といった
まさにハレの日に関わる仕事に就くのです

盛大なお式だけが記憶に残るのかというとそうでもなく
平日にご本人お二人だけでされた挙式を
１０年以上経った今でも覚えています

このお二人はご両親が他界されていて
ご両親のお写真とお二人での挙式でした

平日ということもあって
この時間にチャペルに向かえるスタッフは
部署を問わずお祝いにかけつけました

スタッフが参列者となってお祝いしたお式だったのです
担当者だけでなく涙するスタッフが何人もいました

平日の皆が働いている時間に
こんな感動する時間が存在するのだなぁと

何とも感慨深いものがありました

毎日が誰かの記念日

自分にとって落ち込むことがあっても
同じ時間で誰かの記念日が起こっている

落ち込んだ気分を何度もひきずりそうな時
私はこのことを思い出します

幸せな気持ちになれるニュースだったり
(今週はWBC優勝や
フィギュアペアスケートグランドスラム達成など)

自分のことではなくでも
誰かの記念日は毎日起こっている

それを応援できる
喜ぶことができる

そちらに意識を向けることができるようになるのも
マイナスばかりを見てきた
自分にとっては記念日になるでしょう

少しだけ奮発してみたランチだったり
頑張ったご褒美を買ってみたというのも
記念日になるのではないでしょうか？

ほんの些細なことでも
記念日にしてしまう

それくらいの幸せモードで
生きていくのが丁度よいのかもしれない

事実
今日もどこかで
誰かの記念日は起こっているのだから

毎日が誰かの記念日

この言葉を発するだけで
笑顔になれる自分がいる

前向きになりたい時の
合言葉にしようかと思う今日この頃です

追伸後書

現在、『記念日』をテーマにしたお仕事に向き合い
毎日が誰かの記念日だったということを思い出す

今向き合っているものが
誰かの記念日になるような
そんなお仕事ができたら良いなという想いもこめて