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【5人家族都心築52年マンションリノベ記】"主役"の一つ、黒いドア(内装編)

こんにちは、mizutamaと申します。

2024年3月末日の今日時点。1月11日より都心部にある築52年の自邸を、スケルトンからのリノベ工事中です。
夫、私、中学生2人、小学生1人の5人家族のヴィンテージマンションリノベ記録。同じような状況でリノベを検討している方や、状況は違えど住まいやインテリアについて興味を持っていらっしゃる方の何かのヒントになればとブログの更新を続けております。

詳細な自己紹介はこちらの記事をご覧になってくださいね。
ここから暫くは、リノベの際選んだ建築材料や建具についてを記録していきます。今日は、アクセントとして絶対に採用したかった「玄関とLDKを隔てる黒いドア」について。


絶対に採用したかった建具:主役になる黒いドア

トイレやユニットバス、そしてクローゼットなどの扉を極力もうけないことを中心に減額を試みた我が家のリノベーション。
当初は予算の設定も最低限と思っていたので、「目を瞑るところは瞑る」と決めていた。

見積もり減額対象とするか否か

膨らむしかない見積もりを現実にして、当初デザイナーさんが出してくれていた見積もりからまずは「引き算」の対象として上がったのが、

  1. 主寝室とLDKの間の室内窓をオーダーから既製サイズのものへ

  2. ドアのメーカーを無垢素材からPanasonicのVERITISヘ

上記の2点だった。
それぞれを変更することでざっくり10万円ずつの減額が可能な計算だった。

今回、引き戸を選ぶときにPanasonicショールームVERITISの実物を見てきていたので、実際私のイメージしていたドアがPanasonicのものになることでどのような仕上がりになるかはイメージができていた。
10万円の差は大きい。
VERITISも決して悪くはなく、それっぽい仕上がりにはなる。が、やはり無垢ではなく所詮シートなので、どうしても重厚感に欠け、軽い仕上がりになってしまう。

リノベの当初から主役になるイメージが強かった黒いドアには、やはり予算をしっかりかけようと決めたのだった。

イメージしていたのはこんな感じ

ランドスケーププロダクツのサイトより

密かに10年以上ずっと事例の掲載を楽しみに、しばしば閲覧しにいっていたランドスケーププロダクツのリフォーム事例。
たぶん私が最初に出逢った理想の黒いドア像は、こちらの事例ページでのことだったと記憶している。

個人的には、「黒」って空間に存在すると重厚感があってかなり重くなるので、基本的にはインテリアにはあまり使わない色。
だけど、ランドスケーププロダクツの事例ページは、「黒」の使い方が絶妙でとっても魅力的。心惹かれるリフォーム事例がたくさんあった。

実際に採用した色は、黒に近いグレー。

アンミカが「白には2,000色ある」といったように、黒やグレーだって本当にいろいろな色味がある。
個人的に、グロッシィなものよりマットな質感が好み。今回唯一の引き戸ではない室内ドアをお願いしたメーカーの黒は艶感のある黒だった。実際の木片のサンプルを取り寄せてもらった上で、より好みに近かった黒に近かったマットなグレーを選んだのだった。

デザイナーさんがつくってくれていた3Dパース。この色のイメージに近いものができた。

やはりリノベーションは優先順位=主役を決めることが大事

引き渡しまで1ヶ月を切った今となっても、このドアを減額対象にしなかったこと、妥協しなかったことは本当によかったと思っている。

今回のリノベの主役はこの室内ドア、そしてキッチンの二つだと思っている。その他は結婚して18年来大事に使ってきたヴィンテージの家具があるので、それで十分。

主役を引き立たせるには、その他をいかに引き算するか。それが要になるなぁと引き渡しを待つ今この瞬間も、強く思うのだった。

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