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好奇心のアンテナを張り巡らせる・双子座の満月

今日は双子座の満月です。満月は、地球を挟んで太陽と月が並んだ配置になる日です。空を見ると「太陽-地球-月」と並んで見えます。といっても、三次元の世界では太陽と月を同時に見ることは出来ません。そのため、こうした天体の配置を俯瞰するために、二次元で再現したものがホロスコープ(専門的にはチャートといいます)です。出生時のチャートの月の配置が双子座にあれば「月星座が双子座」と呼びます。

月星座が解らない方
こちらのサイトでホロスコープを作ることができます。
事前に出生時間を調べてくださいね。
http://www.horoscope-tarot.net/

月星座が双子座の人は、多動児的なインナーチャイルドを持ちます。いつも何かに興味を惹かれ、あっちこっちと動き回るのです。おとなしい双子座、行儀がいい双子座、というのは存在しません。そのため子供の頃は、お母さんの手を煩わせた人が多いでしょう。もちろん、これは個性であり、何かが欠落しているわけではありません。

双子座が落ち着かないのには理由があります。それは、心の中に好奇心という名のアンテナを何本も持っているからです。双子座はそのアンテナをいつも張り巡らせ、様々な情報をキャッチします。そして、東に面白そうな人がいれば行って友達になり、西に楽しいゲームがあれば買って試してみて、南にギターがあれば行って奏で、北に絵の具があれば行ってキャンパスに絵を書く。という感じに抜群のフットワークを使って動き続けます。

現代は多くの情報が入り乱れ、どこに必要な情報があるかを見極めることが難しいものです。特に、ネット情報は玉石混交です。何が本物で、何がフェイクなのか、全く見分けがつきません。しかし、双子座は抜群の嗅覚で、溢れる情報を的確に見極め、自分のものにしていく力を持っています。

ちなみに
火のサインは直感型なので、情報は単なるノイズに過ぎません。
水のサインはいつも心の中を見ているので、情報に興味がありません。
地のサインは情報を必要としますが、振り回され気味なので要注意です。
風のサインは巧みに情報をキャッチします、特に双子座は抜群の嗅覚です。

もう一つ、双子座の代表的な個性をあげるとすると「マルチタスク」といえるでしょう。一つのことに打ち込むより、二つ以上のことを同時に行った方が脳内のバランスがとれると言われています。ある双子座の女性は、家事をやりながら、お子さんの宿題を見てあげ、さらにオンラインで占星術の講座を受けていました。私は、あまり理解できていないのでは?と思ったのですが、とても的確な質問がきてビックリしました。また、別の双子座の男性はデスクワークとフィジカルワークのダブルワークです。「両方、使っていないとメンタルがおかしくなる」と言っていました。そういえば、二刀流の大谷翔平さんも月星座が双子座です。

太陽星座も月星座も双子座である書道家・武田双雲さんは、「2つの物事をやった方が、自己認知が上がりやすいのです。なぜなら対比ができるから。書で表現する自分と、アートで表現する自分を見比べることによって、自分の立ち位置が決まりやすいのです」と語っています。武田さんは、書と絵の二刀流です。また右手でも左手でも書けるそうです。

また、武田さんはADHD(注意欠如、多動症)であることを公言しています。「大学生の時に郵便局の年賀状仕訳のバイトが15分でクビになった」や「新婚旅行でフランスに行った時、3回迷子になった」といったエピソードを語っています。郵便局のバイトのクビの原因は「たくさんのハガキに書いてある文字に魅了されて手が止まってしまうから」。新婚旅行の迷子は「興味を惹かれた場所にフラフラと行ってしまっただけ」だそうです。現代では、こうした行動はADHDと診断されるのかもしれませんが、「双子座らしいね」と表現しても決して的外れでは思えません。

そんな武田さんは、就職して会社勤めをしていましたが、そんな調子なので、いつも怒られていたそうです。例えば、電話のメモを墨と毛筆で書いたりしていました。しかしある時、同僚の女性に「自分の名前を筆で書いてほしい」と言われ、書いてあげたそうです。そしたら、その武田さんの書いた文字に、女性が泣を流しながら「私は、自分の名前が嫌いだったんです。でも、こんなにいい名前だったんだ」と感動してくれたそうです。それから、書道家を目指したそうです。

転機というのは、どこから訪れるのか分からないものです。でも大抵は、物事が上手く進まない時に訪れてくれます。また「自分らしい自然な姿」を通していたからこその転機ともいるでしょう。ただ、双子座の場合は「自然」といより「天然」という言葉の方が、しっくりくる人が多いようです。

東海 豊

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