不整地で走る

合宿の定番といえば、クロカンコースでのjog。普段の練習環境にクロカンコースがあればいいけど、なかなかそんな恵まれた環境は無いと思います。そこでおすすめなのは、不整地での練習です。坂は無いけど、不整地なだけあって整地を走るよりも多少の負荷がかかります。

不整地jogをすることでどうなるのか


人の足裏には、歩行時に地面の状況を読み取るための機能があります。
凸凹道を歩くと、足裏で感知したものを受け、土踏まずや足首、膝などの機能を使い、身体が勝手にバランスを保とうとします。そのバランスを保つための機能として、足裏からの情報を伝達し、その情報から身体を動かす「情報・指令系統」、指令に応える「大小様々な筋肉」があります。不整地jogではこれらの部分が鍛えられ、感覚が研ぎ澄まされます。
不整地jogをすることで、ロードなど整地でのjogだとあまり使われない指令系統と筋肉が活性化します。整地でのjogでもそれらが使われるようになり、より安定した走り・力強い走りとなります。・・・あと、ひねって捻挫した ってことが、ほぼ無くなるかな。

どんなシューズで走る?


不整地jog用のシューズはアウトソールが薄く屈曲しやすいものがおすすめです。(ナイキフリーランやニューバランスのハンゾーRのようなシューズ)
小石を踏んだら痛みを感じるほどの薄いシューズ・ベアフットシューズと呼ばれるものだと、感覚的なものがさらに鍛えられるのかもしれません。しかし、不整地jogの目的が ロード走やトラック走のレベルアップ だとしたら、そこまでベアフットに近づけなくてもいいのでは?と思います。

環境があれば、ゆっくりペースのjogは、なるべく不整地でおこなうことをおすすめします。


※ここで言う不整地とは、ある程度整地されている芝生などでなく、土手の砂利道や野山の未舗装道など、ほとんど整地されていない荒れ気味の道のことを指しています。

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