友達ができない

私は仲良い友達を作りづらい性格である。これは大学生になってから気づいたことだった。高校生の時なんかは、いろいろとぶっ飛んでいてまるで見当違いなこととかを言っていても受け入れてくれる友達がたくさんいた。だから私は、そんなに自分が変な人だと思っていなかった。しかし、思い返してみれば、小学校の頃から私の完成は人とずれていることが多く、特にプライドが高かった。それにずっと見ないふりをしていた。周りのみんなのやさしさに支えられていたのだ。高校の時、私の周りにいる、割と成績の良い人は皆、どこか人と違って面白い人が多かった。その人にしかない何かを持っている人が多かった。私は基本的に人間というものが好きで、特に個性的で面白い人が好きなので、割と頭が良いと言われる、今通っている大学に入ったら面白い人がたくさんいて毎日楽しく過ごせるもんだと思っていた。しかし、そんなにうまくいくもんでもなかった。大学生というのは大学生にしかない雰囲気を持っている人が多い。大学生の平均を目指している人が多いなと思う。私はその雰囲気があまり好きではなかった。軽音サークルに行っても、なんかちょっとマイナーな最近の曲ばっか聞いてる人が多かったり、お笑いサークルに行っても最近のお笑いとか大学お笑いとかばっかおってる人が多かった。なんでこんなに変な偏り方をしているのか、私は、相撲やラジオや80年代の音楽など少し今の世代とは外れた+大学生ぽくないしゅみをたくさん持っている。というか、そこらへんが好きな感性がバックにあるから、趣味が基本的にそうなる。それで、最近のものとか(最近でも良いものがあることは知っている。)を好き好んで聞いていたり、特に最近のものにしか触れようとしない人を軽蔑してしまう節がある。そんなこんなで、大学に入ってから心を開ける友達というのが3,4人しかできていない。友達ができなさ過ぎて東京でバイトをしそっちに重心を置こうとしている始末だ。中学の友達はなぜか知らないがみんな昔の音楽が好きで、みんな型にとらわれていない。大学生ぽいやつがほぼいなく、とても居心地がいいのだ。ずっとそうやって心開ける友達と過ごせたらいいけど人生はそう甘くはないし、特に金銭をもらえる場所には嫌な人が必ずいる。良い人でも感性が合わないだけでなんだこいつとなってしまうのに嫌な人なんてもってのほかだ。私はどうしていけばいいのか、好きなものばっかり追ってていいのか。全然話変わるけど最近never young beachというバンドをyoutubeで見つけた。日々の生活を優しく描く素晴らしいバンドだ。おすすめにはずっと出てたけど、名前の雰囲気とかサムネだけで聴いてなかった。見た目で人間性とかほぼ分かるもんだと思ってたけど、名前だけで決め打ちしすぎるのはやめたい。最終的にはどうかなと思って聴いてみた自分は褒めたい。

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