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老人に呼ばれて来たらそこは動物園

わたしはその老人Fからなぜか好かれていて、はみ出したわたしを拾ってくれた。2016年の時である。
そのFさんは役員たちから好かれていて、自分でやりたい仕事をやる為に新しい部署を作った。品質保証部という。それまではそのような部署は無かったのは、必要が無かったからで、自部署の仕事は自分達で責任を持って取り組み、自己で完結させていた。不具合などはすべて自責で考えて、他部署と協力して解決してきたのである。
ところが、品質保証部ができたおかげで、そのような自己完結型品質活動はなくなっていき、その部署にすべて任せて知らんぷりとなったのである。そうすれば社内の縦横の連携、連鎖を調べるのもすべてそのFさんはじめわたし含めたメンバーがやるようになった。
来ていきなり重箱の隅をこねくり回すような仕事。自分達が関与していない事も被疑者を尋問して、結論付けよという。警察でも検事でも無く証拠をあげて調べまくる。当然社内からは煙たい存在だし、間違った判定をすれば完全に嫌われてしまう。
昨日の黒いそら豆男は亡くなったのだが、完全に嫌われたうえに社内で悪口を触れ回り最悪な奴であった。
そんなFさんは、鼻つまみな仕事を取り込み過ぎて、人が足らない。よせばいいのに外部から中途採用の人材を集めてきた。変な奴ばっかり。ハクション大魔王とか、アホなFランクそうさつ男とか、ルパン3世AV男優とか変人が集まってあたかも動物園。
そのうちそうさつ男が昇進して上司になり、もうやってられない。ガニ股の巨乳好きFランク部長はすぐさまわたしを外に売り出したのであった。

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