ペルソナシリーズについて(1)

アトラスのゲームのシリーズのひとつ
ペルソナシリーズ
これは、元々は真・女神転生ifの独特システム「ガーディアンシステム」から着想を得たアイディアから生まれたゲームなのですが。

それに、ジョジョのスタンドのアイディアを混ぜたのがぺルソナ。
多分、これで間違ってない。

私は初代からプレステでプレイしている古参のペルソナファン兼メガテニストなんですけど。
1から5まで全部プレイしてますね。
ちゃんとやってないのは格闘ゲームのやつと、ダンスゲームのやつ。
あと、ペルソナ4ゴールデン、ペルソナ5ロイヤルでしょうか。
でまあ、それぞれ思い入れというか、語りたいことがあるわけです。
そういうことを、ネタバレ上等で書いていきます。

女神異聞録ペルソナ
初代ペルソナですな。
元々はそんなに興味なかったんですよ。
悪魔召喚が無いのに、メガテン風?
そんなん成り立つの?みたいな思いがあって。
でもある日、ちょっとした出来心というか、軽い気持ちで
「やってみよう」
と思ったせいで、全てが始まった。

めさめさ面白い。

登場キャラが個性的だし。
シナリオが面白いし。

特に気に入ったのは、今じゃペルソナにひとりは居るお金持ちキャラの元祖とも言える南条圭(通称南条君)
金持ち、顔イケメン、成績優秀、スポーツ万能と、何でもできる男なのですが。(そのわりにはゲーム的な性能は普通だけど)
両親に金だけ与えられて放っておかれる環境で。
彼の事を見てくれるのは、執事の山岡のみ。
なので「家族は山岡」って言ってんだな。この子。
だけど、そんな彼に悲劇が。
街に異変が起こり、悪魔が徘徊する環境になってしまった時。
山岡が、ゾンビに襲われている人を助けるため、戦って死んでしまうんだな。
そのときの怒りのシーンでペルソナ能力に目覚めるんだけど。
ここのところ、ゲーム的な演出は全然足りないのよ。今見ると。
だけどさ、脳内補完で神シーンなのよね。
昨今、リメイクブームだけど。
ここのシーンを今の技術で作り直して欲しいなあ。

その他には

このゲームの物語はね、ぶっちゃけると一人の少女の妄想世界の話なんですよ。
その少女が「こうであればいいな」と思った世界の話。
名前は園村麻希
その妄想の中に、生身の人間が入り込めるようになってしまった。
(その原因になったのが、とある優秀な男の野望なんですけど。それは今回では語らないでおきます)
現実の園村麻希は「病弱、自己憐憫強い、悲観的」と、あまり良い子では無いんですよね。(悪人であるという意味ではないのですけど。優しい子でもあるので)
で、それは本人も自覚してて
「ネアカ、積極的、元気印」こういう自分を妄想した。
それがヒロインなのですわ。

ネクラヒロインがいきなりネアカになった!

プレイヤーはそれで驚かされるのですが。
話はそれだけでは終わらず。
ラスボスもそうなんですよね。
ラスボスがヒロインの一番醜い部分なんですな。
利己的で自分のことを憐れむばかり。自分が一番世界で不幸だと思っている。
最終形態は「人型の蝶」という、それなりに美しい姿なんですが。
初期形態がね……
最初見たときは度肝を抜かれたというか。
一言でいうと、顔だけヒロイン。身体がクイーンエイリアン。
こんな感じ。

あと名台詞が多いゲームでもあります。
一応書いておく。シチュエーションも書いとく。ちょっとだけ。

「なにもかもダメにしてるのは、あなたの心だわ!」

本物の園村麻希が、理想の園村麻希と対話した時の台詞なんですが。
本当の自分が理想とあまりにもかけ離れていることに絶望するのね。
本物が。
そして「自分じゃなくてあなたが本物だったら良かったのに」と、泣き言を言うんですね。
それを受けて「あなたは一回でも自分で変わろうとしたことはあったのか?」と問い返しての言葉なのよ。
……めっさ燃えるのよね。

他にもあるんだけど、ちょっと思い出せない。
南条君の台詞とか、ブラウンの台詞とか。
……どっかに書いて無いかなぁ?
是非、プレイして確かめて欲しいですな。

……ゲーム性が最悪だけどね。
無駄に長い迷宮。超理不尽な強さのボス。
攻略に2時間かかるラスダン迷宮で、ラスボスの麻痺攻撃で一発全滅した時は泣きそうになったよホント……。

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