「人生、損している」は誤りです
楽しいアレをしたことがないとか、おいしいアレを食べたことがないというと、よく「人生、損している」という人がいる。
その言葉が果たして正しいのか、考察してみよう。
仮に損得を数値化してみよう。
現在のあなたの状態が基準だから、0とする。得した状態をプラス1、損した状態をマイナス1とする。
「いや、アレを食べたら、プラス10、12ぐらいはいく」という人はその数字に置き換えても良い。
アレを食べた状態がプラス1である。
「人生、損している」という人はこのプラス1を基準に変換し、仮想の0にした上で実際の0をみると仮想のマイナス1になる。仮想のマイナス1を実際の数値と混同して、人生、損していると言っているのである。
実際は基準の0のままであるから、損はしていないのである。
正確には、「得をし損ねている」というべきである。
「人生、損している」と言われてへこんでいた人も安心してください、損してませんよ。
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