<愛実と翔琉の場合 第3話>

それから数日後
翔琉のスマートフォンにメッセージ通知が届く。差出人は望美だった。
アプリを開くと、動画ファイルだった。
知り合いからのメッセージだったこともあり、特に警戒することもなくファイルを開いた。
数秒後、翔琉の顔から血の気が引いていくことになった。動画に映っていたのが他でもない、望美の下着にイタズラをしている自身の姿だったからだ。
続けてメッセージが届く。
「動画、確認してくれましたか?ふふふ、こんな動画外にばれたらやばいですよね~ばれてないと思ってたでしょ?先輩のすることなんてお見通しですよ。」
「要求は何?」
精一杯の余裕を保ちながら、翔琉は返信する。
「直接会って話をしたいので、私の家に来てくれますか?」
この申し出を、断ることはできず翔琉は望美の家へ向かう。
「ようこそ先輩、とりあえず上がってくださいよ」
翔琉はリビングへ通される。
「早速来てくれて嬉しいです先輩。」
嬉しそうな顔で望美話を始める。翔琉は不安そうな顔で望美を見ている。
「そんな怖そうな顔しないでくださいよ。別に訴えたりなんかしませんよ。」
翔琉は少し安堵した表情を浮かべる。
「訴えるつもりはありませんが、先輩には奴隷になってもらおうと思います」
思いもかけない言葉に、翔琉は困惑する。
「簡単な話で、私の言うことを聞いて私のために尽くしてもらえればかまいません」
今ひとつ状況が飲み込めない翔琉は、首をかしげる。
「不思議そうな顔してますね。でもおいおい分かってくれれば大丈夫ですよ。とりあえず私の言うことは何でも聞く、それだけ押さえておいてください。」
「わかった。言うことを聞けば秘密にしていてくれるんだね?」
「そうです、物わかりがいいじゃないですか、さすが先輩♪とりあえず・・・昨日の続きを見せてほしいな。服脱いでくださいよ」
早速の命令だった。翔琉がためらっていると、望美が言葉を続ける。
「ほら、早く。ばらされてもいいんですか?こんな姿が流出したら、愛美さんにも捨てられちゃうし恥ずかしくて大学歩けないですよね?就職だって難しくなっちゃうと思いますけど?」
その通りだった。翔琉は渋々衣服に手をかける。
上半身裸になり、次いでベルトを外す。だが、最後の一枚となるとさすがに羞恥心が働く。
「あれだけ恥ずかしいことしてたくせに、いまさら恥ずかしがってるんですか?ほら早く。」
強めの口調でせかされ、翔琉は最後の一枚も脱ぎ生まれたままの格好になった。

股間を手で隠し、伏し目がちで起立した翔琉。そんな翔琉を見て、望美は口を開く。
「何隠してるんですか?背筋を伸ばして、シャキッとしてください。」
望美の声にいらだちが募る。望美のいらだちを察した翔琉は、すごすごと手をどける。
一瞬沈黙の後、望美の笑い声が静寂を破る。
「ふふっ、ははは!何ですかそれ?ずいぶん可愛いおち○ちんですね(笑)」
望美が笑うのも無理はなかった。翔琉のペ○スは、包皮に覆われた状態、いわゆる包茎だった。翔琉も薄々感じてはいたが、他人から指摘されるのは初めてだった。より羞恥心に拍車がかかる。
「ね、先輩。それって剥けるんですか?ちょっと剥いて見せてくださいよ。」
望美からの指示に従い、翔琉は自身のペ○スに手を伸ばす。添えた手を手前に引っ張ると、包皮に覆われたペ○スが露出される。
「あ、一応剥けるんですね。でも剥けても小さいんですね~ふふ、可愛い。それにほら、臭いを嗅ぐとおしっこ臭い。ちゃんと洗ってますか?これ、多分おしっこだけじゃないですよね、アレの臭いがします。先輩、今日自分でしました?」
図星だった。昨夜疲労のあまり寝落ちしてしまった翔琉は、その分の日課を今朝に繰り越していたのだった。恥ずかしい行為を行ったことをズバリ言い当てられ、翔琉の羞恥心は高まっていく。さらに、臭いを嗅ぐため望美が顔を近付けた際、望美の吐息が当たった生温かい感触も相まって、翔琉の一部は膨張を始める。
「えっ、なんか大きくなってきましたよ 笑 でも大きくなっても剥いてある皮は余ったままなんですね。」
ズバズバと言われ、翔琉の羞恥心は高まる。恥ずかしいと思う気持ちとは裏腹に、股間の膨張は止まることなく最高潮に達する。

「あらあら、触ってないのに完全に勃起しちゃいましたね。後輩に見られただけなのに、情けないなあ。ところで先輩、愛実先輩とはもうHしました?」

答えはNoだ。それどころか、翔琉はまだ女性経験がない。いわゆる童貞だ。だが、後輩の望美にこれ以上弱みを握られるのは避けたかった。
「あるよ、1人だけ。高校生の時に。」
嘘を悟られないよう平静を装いながら答える。
「へ~、一応童貞ではないんですね。そうかそうか・・・じゃあ私としてみます?初めてなら勘弁してあげようと思ったけど、経験済ならいいですよね別に。とりあえず、わたしのこと気持ちよくしてくださいよ。ほらほら♪」
そう言いながら、望美はリビングの床に座る。続けて、ワンピースの裾を捲り下着を脱ぐ。
女性経験のない翔琉は望美の下着に釘付けになる。知り合いの、脱ぎたての下着というだけで翔琉を興奮させるには十分だった。膨張した翔琉の股間からは、透明な液体が滲んでいた。
「あ、でも先輩にここを見せるのはちょっと癪なので、目隠ししますね。女性経験があるなら目隠しされてても分かりますよね?」
そう言いながら、望美は部屋に干してあった黒いストッキングで翔琉に目隠しをする。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?