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映画天地四心伝 感想

アイドルマスターSideM PRS今年もお疲れさまでした!設定が出てから覚悟していましたし、楽しみにもしていたのですが、劇中劇どろどろなんでもござれ☆スタイルが昨年より濃厚すぎてきつすぎました。感想諸々をどこかに投げたいと思いましたがあまりにもしんどく感情が迷子になりそうなため、315世界線に住んでいてこの作品を映画館に見に行った、という体で日記を起こすことにしました。(何故)
設定としては
・315プロダクションが存在する世界に住んではいるが、アイドルに興味がなくあまり彼等のことは知らず、名前やユニットはうろ覚え
・友人に誘われて昨年度の超常事変は2パターン見に行っているため、彼らの認識はその役の人達位。名称が超常の役と混ざっていたりします
・友人は315プロダクションの熱心なファン

ちなみに友人というのは多分分身した私、といった感じです。1日目配信2日目現地参加記憶も薄れてきています。感想というか一種の現実逃避みたいなものかもしれません。


友達に映画に誘われた。315プロダクションのアイドル全49人が出演する前後編の二部作で公開日にどうしても見たいらしい。1人で行ってもいいんだけど隣に誰かいてくれた方がなんかあった時に心強い、貴方は去年の超常事変に付き合ってくれたし、キャストは皆その時に出ていたアイドルだから顔とかなんとなく分かると思う。お願い〜、あと公開初日だと来場特典ももらえるの!と頼まれた。なんかあったらって映画を見ていて何があるんだ、と思ったが昨年も友人は超常事変を見ながら、手で口をおさえたり、天を仰いだり、鼻を啜っていたりとなんだか大変そうであったことを思い出した。とりあえずティッシュを手渡しできるよう用意しておこうと思った。アイドルのことはよく知らないし分からないけれど、映画館の大画面大音量で映画を見るのはまあ好きだし、昨年見た超常事変が結構面白かったので、2日間一緒に映画館に行くことを決めた。今回の題材は和風物で天地四心伝というタイトルらしい。種族ごとの対立が云々…現在編が1日目の2月10日で過去編が2日目の2月11日上映で、2人のアイドルが同一人物の過去と現在を演じることや、メインキャストの情報など教えてもらったが、時間がなく当日にざっくり公式ホームページを眺めたくらいで予備知識ほぼなしで見ることになった。なんだか名前が難しいし、超常事変とは見た目が違うキャスト陣を見てついていけるかなあ…と思いながら、「めっちゃ楽しみ!だけどもう既にしんどい…。」と元気なんだか元気でないのか謎テンションの友人とシアターに向かった。

2/10 丹碧の乱
現在編。過去→現在ではなく、現在→過去なのが狙っているなあ、と、感じた。
事前知識がなくても鑑賞に問題はなかったが、すれ違いや意識、目的の違い、噛み合わなさ、因縁などが渦巻き、生死が分かりやすい形でバッタバタ退場していく様に心が痛くなってきた…。衝撃すぎてあまり覚えていないので、族ごとに感じたことのメモ。

鬼族 
怖すぎ。陽炎や遠耶麻さんが悪役すぎて驚いてしまった…陽炎役の子優しくて良い子って聞いていたからそんな悪役ふるんだ?ってまずびっくりした。不気味さと艶を兼ね備えていて、高校生であの演技怖すぎるよ。遠耶麻さん超常事変で頼りになる光の味方、の印象が強かったから、煌真正反対で怖くなっちゃった…。双子の弟君?はすごく明るくて元気なイメージがあったから淡々としていた役だったこととお兄さんとの対面シーン苦しくて吐きそうになった。岡村直央くんも昨年見た役とは真反対で怖い笑顔で笑うから、本当に天才子役なんだな…と思ったし12歳の子にあの役メンタル心配になった。
紅蓮、見た目から怖くてはー!うわええ怖えよー続きでした。葛之葉さん、なんか雰囲気あるから衣装もすごく似合っていて映えるなあと思いました。火卯我も怖かったけど敬語が下手なところに少し愛着わいた。

獣人族
族長役の木村さんの演技が迫真に迫っていて思わず見入ってしまった。頼も雄々しい強さの迫力がすごい。勇を演じていた子は宇未ちゃんの子だよね?宇未ちゃんと同じく女性役か男性役か分からなかったけれど、見ていてすごく辛かった、、烈、この後どうやって過ごしていくんだろう。若葉と志積さんのシーンも辛すぎた。怒りが一番現れていた族で復讐という言葉もよく出てくるし過去を知るのがかなり怖くなる。

人間族 基本良い人達。この作品光が眩しすぎて逆効果を生み出してしまっているのなんとも言えない…。雪之助さんがかっこいいなと思った。沖之氶さんがめちゃくちゃ強くて、戦闘シーンの刀捌きに見入ってしまった、あのシーン見るためにもう1回見に行きたいくらいかっこよかったな、役者さんの名前分からないんだけどあんな強そうなお兄さんいたっけ?深月は技名がアクアブラスターの子だよね、声と青い髪が特徴的だなと覚えていたから技名がつい思い浮かんだ。廻流と白波さん組み合わせも雲行き怪しくなってきてから明日が怖いなあ、、と思うようになった白波人の演技もめちゃくちゃ怖い、普段どんな人なんだろう。蒼生は先生ユニットの山下さんだよね、衣装の青がすごく似合っていて、誠実で凛々しく頼もしい人だなあと思った。負けないで?ほしい…。

竜人族 
高貴で儚くて綺麗な世界だなと思ったから誰も近づかないでほしい、他の族が近づいてくる度にヒヤヒヤした。
劉爽さん、この人チャオ、ってエンジェルウインク飛ばす人だ、こういう綺麗な役も似合うんだな。民を守るために閉じることは何も悪いことではないのに…
応然参謀の立ち位置って苦しいことかなり多いと思うけれど、ひたすら寄り添っていて好感度高かった。緊急時に張る声がかっこいい。演者さんかなり高身長で大人ぽく見えるけど高校生なんだ…。
哉藍、俊良、空燕の守備隊も見ていて辛かった。平和な日々だけ訪れてほしい。空燕の子の演技も見入ってしまった。
小姓の子は姫野かのんくん?お団子ヘアーがすごくかわいくて、映画中ヒリヒリした気持ちがちょっと癒された。

2/11千紫万紅の乱
2日目。昨日エンドロールが終わって隣の友人の顔が鼻水と涙でぐちょぐちょだったことを笑えないくらい私も神妙な顔つきをしていたので、今日は箱ティッシュを持参することにした。やばいね…と伝えると、そうでしょ…でも明日を見てからね‼︎と力強い返事がきた。久しぶりに精神にくる作品を鑑賞してダメージを受けていたが、これは映画、フィクションなのだ。そしてこの人達は役を演じていて悪い人達ではないのだ。そう言い聞かせて、過去編、千紫万紅の乱の鑑賞に向かう。入場特典のポストカードの柄が違って、一作品を2日で繋ぐことを改めて実感する。

鬼族〜!!お前〜!!お前ら〜!!あんたは捻くれすぎだー!ちょっと待てどうしてそんなことにー!いちいちそんな感情になりかけたが、立場を変えれば何とも言えなくなる、なんというかやっぱり人間族、というか蒼士がまっすぐで眩しすぎる。光が闇で闇が光、闇にしか縋ることの出来なかったり、信頼関係が存在しなかったり、少しのずれが悪感情を生み出してしまったり、絶望しかない中にきちんと信頼が結ばれていたり…。

鬼族
不知火、お前が元凶かー!人の心がない、マジで鬼だ…。超常事変では治癒特化のお医者さんの方よね、どうして…というか紅蓮の母って何者なんだいや紅蓮の母でしかないんだろけれど、あと陽炎さんのお兄さんなんです?弟あんなに兄さん固着発言多かったのに言及0だったのも怖。紅蓮、赤髪キャスティング?昨日の成長後の若い頃、って言われて立ち振る舞い言葉遣いなどから納得ができたなあ。渦中に巻き込まれた結果、本心オブ本心殺さなくてはいけなくて悲しすぎる…。火継、ギターの秋山くんの無表情低い声逆にすごく怖いなと思った、笑顔のオフショットとかないのかな〜泣、土門作真くんの子も逆転してる…獣人族への煽り演技に腹が立って仕方なかったので、この子も演技上手なんだなと思うことにした。燈、双子くんのお兄ちゃん?双子なだけあって見た目もそっくりは去年も思ったけど淡々スピードも同じだった。感情ほぼないまま手鎌ぶん回してて怖かった。すごく辛い退場の仕方させられてたから救ってほしい。

鬼人族
正直ちょっと出番が短く、族として把握するのが難しかった。キャスティングが流石だなと思ったけれど、円城寺道流さんって24歳なんだ?もっと貫禄があるように見える。側近のお二人の話し方も好きだった。滅なんてそんな…

人間族
この世界を救ってほしい一番救う力や手立てがあるはずなのに、足枷にもなっていてすごくもどかしい。でもやっぱりこの世界を救ってほしい。
蒼生、天ヶ瀬冬馬くんか!真っ直ぐで清々しい役がすごく似合うなあ。共存したい、紅蓮と世界を一緒に、の真っ直ぐさが段々辛くなってきた、こんなに大変なことばかり直面したのに、下手にぐれたりしなかったのは本当に良かった…。白波は過去が秋月涼くんだったんだ?ものすごく重い役なのに終盤の迫真の演技すごくて穏やかなだけじゃなくて強かなんだろうなあと思った。でも頭抱える。風雪、水簾の先生や護衛ポジも良い味出してたなあ。最後ほんともうなんでだけども。作品内で水簾結構好きなキャラクターだと思ったけど、真我利捻示の子って聞いて一番驚いたかも、真我利は怖すぎてホラーに分類しているので……アイドルさんって演技の幅が広いんだなあ、と感心したから名前調べようと思う。凪沙さん雨水さん無事でいてほしいよ…。

獣人族
族長の結さん見た目割とかわいいのに、言葉遣いも野生っぽさがあり、キリリとしていて、仲間のために動いているのかっこよかったです。この人が木村さん演じる縁のお兄さんだった人なんだ、ってフィルターかけて見ざるを得なかった。正義さんとどのくらい歳離れているんだろう。仲間達との絆もかっちりしていて絶対にあんな目にあってほしくなかった族。盟、信、頼、縁、皆辛くなってきちゃって苦しかった。
序盤の仲良しシーンしか救いがないの助けてほしい。

竜人族
劉帆さん、劉爽さんのお兄さんってすぐ分かるような立ち振る舞いで、綺麗で儚かった。ブラックハッキングの裏辺思織さんじゃん…と混乱した。劉爽さんの少年期はピエールくんなのチャオさんとの髪色からしても納得する。エレーヌも思ったけどピエールくん演じる時カタコトではなく、とても優しい話し方をするのが好きだなあ。催亮さん穏やかかつ冷静沈着面も持つ竜人族らしい側近さんだなあと感じた。伯瑛、応然コンビ良かったなあ。悲しすぎたけど…。優壱くんと同じく悲しめな役だなあ、強気な感じが新鮮だった。応然は成長前後の役者さん同士の歳がそんなに違わない、確か同い年?って聞いて驚いた記憶。泣いてるとこもらい泣きしそうになった。

上映終了後声をあげて泣き続ける友人横目にうーんと額に手を当てて考え込んでしまった。劇場内にも同じようにハンカチを目に当て続ける人や暗い表情をした人を多く見かけた。あまりにも救いがない…。いや、救いがないとは断言出来ないかもしれない。この後どうやって彼等は生きていくのか。平和に共存する未来は0だとは言い切れないと思いたい。
2日間通して思ったことは、何が正しくて何が間違いなのかの判断がすごく難しいということだ。蒼生と紅蓮、どちらが正しかったのかというそんな簡単な問題ではなくても。自分たちの世界や大切なものを守るために、それぞれが判断し、拾い、捨て、選んでいったこと。
超常事変の正義とは何かに似通ったものを感じる。あととにかく315プロダクションのアイドルはすごいんだな、と思った。彼等は俳優さんではなく歌やダンスが本業なはずなのに、全員レベルが高いなと思った。もう少し知ってみたいと思う。

エンドロールに流れていた主題歌がかっこよく気に入ったので、友人には内緒で(気になるなどと口にしたらものすごい熱量でおすすめを押し付けらる未来が見えるため)
今日仕事帰りに映画館に寄って、CDを買ってきた。四心争乱-天地一指-は、この映画で族長を演じている9人が歌唱している。何より力強くてかっこいい。獣人族族長の結を演じていた神楽麗くんの声が綺麗だと思う。神楽くんは元ヴァイオリニストと聞いて歌が上手いわけだなあ…と感じた。族ごとに歌詞がことなるショートバージョンも含まれており、様々な場面を思い出しそうになる。考えさせられることが多くあり、見応えがあって良い映画だった。この感じだと来年も友人に引き連れられ315プロダクションアイドルが出演する映画を見にいくのだろうな、という気がしている。


以上半捏造日記でした。
こんな人も多分315世界線には存在するのでは、みたいな…。お話の感想ではなく人物の感想上げてるし、…の三点リーダーばかり使っているのでこの人もおたく気質があるんだと思います。あと漢字が一発ででなくて難しい〜何人か間違っていそうです。
それとなくすっとぼけ風味で担当アピールもいれてみました。


四心争乱-天地一指-
とてもかっこいい曲で、アソビストアとアニメイト通販でも販売しております!

https://youtu.be/TCNYMNkLW7A?si=aMRFTdUffUSapy8E


歌詞しんどいですが世界観、余韻にビタビタに浸ることができます。ぜひよろしくお願いいたします!

目を通してくれた方がいたとしたらすみません…ありがとうございました…。
現実に目を向けよう、大丈夫315プロの皆は元気なわけだし、、皆本当におつかれさまでした!
うーでもファンコンや9thで早く元気な姿を見て安心したいな。

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