スマートフォンのカメラ

皆さんのお持ちの携帯に必ずと言っていい程ついているであろうカメラ。その見分け方について、ザックリとですがまとめますので、よければ見ていって下さい。

スマホカメラの構成で重要なのは

  • センサー

  • レンズ

  • SoC

  • ソフトウェア

です。上からどんな役割を担うのか見ていきましょう。

まず【センサー
光を受け取る所です。即ち"目"です。ここで、明るさや色合い等、全ての情報を得ます。
ここで大事な情報。センサーは基本的には大きい方が偉いです。真っ暗な部屋で、壁に穴が空いて外の光が漏れ出ている所を想像してみて下さい。穴が大きい方が、より暗い部屋にたくさんの光が入ってきますよね?カメラも、センサーの大きさが大きければ大きい程綺麗な撮影が得意になります。デメリットとしては背景がボケやすくなってしまうというのがありますが、そこは撮影者の腕でカバーしましょう。

次に【レンズ
光を集めるところです。人の目で言えば"角膜"とか"水晶体"です。レンズでその画角の中の光を集めて、ピントを合わせてからセンサーに送ります。また、デジカメや一眼レフはレンズを伸ばしたり縮めたり、換えてしまったりすることで様々な画角をカバーできます。ですが、スマートフォンでは非常に難しい為、複数のレンズを持つことが主流になっています。また、一部モデルでは光の量を調整する目で言えば"瞳孔"のようなものを持ってたりもしますが、スマホじゃ滅多に無いです。
ここで大事な情報。レンズが傷ついていると、センサーに送る光が掠れたりします。光を反射しやすいレンズだと、フレアと呼ばれるものが出やすくもなったりします。たかがレンズと侮るなかれ。

次に【SoC
センサーが、受け取った光をデータに換えてくれます。そのデータを解析して最適な処理を施すのが、このSoCです。厳密には違いますが。
SoCのメーカーによってかなり仕上がりが変わるので、スマートフォンカメラの生命線と言っても過言ではありません。大手では、QualcommとMediatekがあります。自分もそこまで詳しくないので明言はしませんが、MediatekよりQualcomm製SoC搭載スマホの方が、写真の仕上がりが綺麗な機種が多いです。
ちなみに最強のメーカーはHuaweiでした。自社でスマホを開発しており、SoCも自社で開発しています。無論、今作っているスマホのカメラ専用にSoCも作れるので、カメラの綺麗さが一線を画していました。(SamsungとAppleも自社開発ですが、Huaweiに追い付く頃には他のメーカーも追い付いており、今や個人の好みになりつつあります)

最後に【ソフトウェア
ここはスマホ製造メーカーの個性が出まくります。スマートフォンカメラで一番重要な部分です。
一番有名なのはPixelですね。過去に日本初上陸のPixelに、Pixel3という機種がありました。そのPixel3が衝撃の物で、今までスマホで夜景を撮ろうものなら、真っ暗でガビガビな写真しか撮れなかったのに、SoCに頼らない専用回路と圧倒的なソフトウェア処理により、当時の業界では圧巻の夜景撮影能力を誇りました。……「専用回路積んでんじゃん!」と思われた方、ご安心ください。そんな専用回路はひとつも入ってないPixel2にもアップデートで夜景モードが実装されました。しかも付け焼き刃じゃなくしっかり撮れます。
あと個人の主観ですが、全体的な傾向として海外メーカーは映え写真、Leicaコラボを謳うものやSONYは自然な色合いを重視して画像を出力する傾向にあると思っています。LeicaもSONYも、カメラ業界を牽引する者としてのプライドがあるんだと思われます。私は、LeicaコラボやSONYの自然な色合いの写真の方が好きです。

【まとめ】
高性能センサー、高品質レンズ、高性能SoC、強力なソフトウェア、これらを揃えるとスマホカメラは最強になります。逆に言えば、ひとつでも欠けると首位争いから落ちます。………と言いたいところですが、Pixelシリーズの登場によりソフトウェアが良ければセンサーもレンズもSoCが安物でもある程度の写真が撮れることが証明されました。ただ、昨今はセンサーやレンズが再度重視される傾向にあるため、やはりどれかが欠けては良い写真は撮りづらいのかもしれません。

もし良ければ、次の更新ではカメラの良いスマホをご紹介したいと思っているので一読下さい。

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