Pixel最大の副産物、AQUOS sense8

sense8がやったら評判良くて、結構満足してたのですがsense7からの乗り換えで買っちゃいました。思ったことを価格.com的な感じで書いていこうと思います。

【デザイン】
sense7と比べてわかる人皆無では?と思わざるを得ないほどの変更の無さ。ただここに関しては、メインのターゲット層が恐らくsense3やsense4/5Gユーザーを狙ってると思うので、変えなくていいという判断になったのかなと。
ただ、バッテリー容量増加やカメラも光学式手振れ補正を採用、sense7では筐体の強度確保を理由に電源ボタンと指紋センサーを別けてたらしいですが今回は一体型になってますし、後述しますがスピーカー音質も改善してます。本体重量を僅か1gしか増やしてないのにほぼサイズも変えずここまで改善してるとなると内部構造が全く違うことは容易に想像できます。多分デザイン1から作り直す方がコスト削減できたのでは?とも思うので、相当このデザインにこだわりがあるのかなと思ったり思わなかったり。

【携帯性】
前機種のsense7が軽量で片手で持っても困らないサイズでしたから、ほぼ変わりないこのモデル携帯性が下がるはずもなく。というか歴代senseシリーズはずっとちょうどいいサイズキープしてくれてるので個人的に非常に好感。

【レスポンス】
高リフレッシュレートAQUOSお得意の謎のヌルッと感をこのモデルでも遺憾無く発揮しており最高です。このAQUOSのヌルッと感、分かる人と分からない人にキッパリ別れて、なおかつ分かる人はかなりの少数派だとは思うんですが…
あと、公式サイトによれば先代モデル比約3割性能アップとのことですが、ミドルレンジの3割アップ意外とバカにできませんね。随所でアプリ起動の高速化がされてたり、カクツキが減ったり。
あとは、ゲームはミドルスマホではあまりしないのですが、ツムツムが高リフレッシュレートの関係でヌルヌル動くのは、なんとなく自分の中のあったミドル機のイメージを変えてきたので非常に好感が持てます。

【画面表示】
ちょっと大味というか、カラーバランスおかしいなと、初めて見た時はふとそう思いました。何せ、前に使ってたAQUOS sense6のディスプレイの色味が比較するまでもなくおかしかったので、本機もその類なのか?という先入観も少しあったのかもしれません。ですがsense7では改善していたので、おかしいと思いもう一度見直したら、特にChromeの色がどぎつい訳でも、YouTubeのアイコンが赤黒い感じでもなく、sense6の時のように破綻している色はなく、持ってる他機種と見比べても特におかしいところも無く…ちょっと何故私がそう思ったのか。ちょっと後で考察してみます。
で、私は持ってるスマホなどでよく撮った写真の見比べなどをするのですが、ある気付きがありました。今回はGalaxy Z Flip4とiPad Pro 12.9インチ 第3世代とAQUOS sense7 plusとで見比べしてみましたが、Flip4が人や動物が映える鮮やか系、iPadが仕事で使われるの想定してかそのまま系、sense7 plusがぱっと見て綺麗と思ってもらうためかテレビ系の色合いです。で今回のsense8なのですが、同じメーカーのスマホなのでsense7 plusと同じ系譜ではあるのですが、チューニングが変わったのか、明るいところはより明るく、暗いところはより暗く、色の強いものはより強く…など、コントラストを更に盛った感じに仕上げていることが発覚しました。そう、最初見た違和感は恐らくこれに起因するものだと思います。
事実として画像などがより引き締まって見えるので、悪いとは言いません。言いませんが、暗所などの階調が潰れるのも事実なので、一概にいい進化とは言えないのかなと思ったり。
あと、AQUOSは画質の基本設定という項目がありまして、「おススメ」「標準」「ダイナミック」「ナチュラル」の四つから好きな設定を選ぶことが可能です。私は基本おススメにしているのですが、sense8はYouTubeで動画を探してる際、稀ではあるのですがスクロールしているとディスプレイの色彩が変わる場合があります…!これはウザイと少し思うのですが、実はsense7以前ではYouTubeを起動すると動画再生しなくても色を誇張して鮮やかにするモードに移ってたので、表示されたものに応じて色彩調整するように変更したのかなと思ったり。まあ、開発者ではないのでその辺は詳しく分かりかねるのですが…

【バッテリー】
めっちゃ持ちます。と素直に言いたいのですが、歴代でロングライフなスマホしかメインで使ってないので、明確に以前のスマホより電池持ちがいいとは言い切れないのですみません。
まあ少なくとも普段では、充電制御してるので朝起きたら90%、1.5時間ほど調べ物したりラジオ代わりにYouTube再生して80%、出勤は車でその間30分くらいなのですが自動消灯がなんらかのシステムに阻まれてSpotifyのジャケットが常時表示されてます。職場では休憩中以外ほぼ触らないのですがまあ休憩の1時間はガッツリ触ってますね。そして帰り道ではまた画面がついたままで帰宅して、着いたらバッテリーが40%以上残ってることが大半です。悪くはないと思います。意識すれば3日目の朝くらいならノー充電で迎えられると思います。

【カメラ】
色彩は自然寄り、HDRしっかり効く、解像感もしっかりある、高画素を活かしたズームなど、sense7の良いところは継承しつつ、ダメなところはしっかり手直しした、ハイエンドも食えるレベルの標準カメラ。まさかsense7からISP変わるだけでこんなにも変わるのかとビックリしております。超広角カメラは、標準カメラが良すぎるので霞んで見えます。が、まあソフトが進化してる影響で撮れない訳じゃ無いです。しかし、暗めに映りやすかったりノイズも乗りやすかったり、解像感も決して良くはないです。なので、やっぱりオマケ程度という印象が拭えないのかな…と。
超広角カメラ以外に気になるところとしては、夜間撮影がsense7から画像処理のロジックが変わったのか、明るさ重視だったのが解像感重視に変更になったので、光量の足りてないシーンを撮り比べると、圧倒的に暗くなります。その分解像感がグンと上がってるので、この辺は好み別れると思います。
あともう一つ、そもそも対応してるミドル機がほぼ無いので搭載してるだけである程度の評価点になる瞳AFですが、人にしか作動しないみたいで動物を撮ることが多い自分的にはちょっと残念でした。
…でもこのスマホ、ミドルレンジなんですよね。今挙げた点、標準カメラが良すぎることによる更なる要求でもあると思うので、総じてカメラ性能は非常に良いです。カメラ性能だけで買っても後悔しないと思います。

【スピーカー】
歴代AQUOSは音質がアレな機種が多いので、AQUOSとは切っても切り離せないところ。私はどのスマホも本格的に楽しむならスピーカーやイヤホン/ヘッドフォンが必須とは思っているのですが、素の音が良いのであればそれに越したことはない。してこのAQUOS sense8、音質自体は決して良くはない。良くはないのですが、sense7比で明らかに向上しているのは事実です。sense7では本体スピーカーでは音楽を楽しめても音は楽しめないものでした。sense8であれば楽しめる…という訳ではないのですが、メインの音以外にも楽器の鳴っているのは分かるくらいに性能は向上してます。同じ筐体なのでスピーカー使い回しかと思ってました。すみません。ただ大切なことなのでもう一度言いますが、決して音質がいい訳ではない。

【総評】
製品発表会の時かインタビューか忘れましたが開発者からPixelをベンチマークにしたっぽいことを示唆された本機ですが、市場の反応も加味すれば十分Pixelの対抗馬になれているのではないでしょうか。
まず一つ一つのレスポンスの良さが、確実に歴代トップに洗礼されてます。6万円もするんですから、基本操作でもたつかないのは非常に大切です。そして、サクッと撮れてしっかり綺麗なカメラは非常に秀逸です。シャープはデジカメでも作りたいのかな?また、ライバルの某スマホはGorilla Glass 3で比較的傷つきやすい上に重いのに対して、正面ガラスこそ分かりませんが背面は金属で耐久力がありその上で軽いという、物理的な違いも存在します。
対して、スピーカー音質や、以前の機種では見られなかったのですがバイブするとスマホが回転したり、まだまだ改善の余地はあるのかなと思ったりします。コストの兼ね合いもあると思うので優先順位というのがあると思いますが、技術進歩で昔良かったものが今は安く手に入るとかもあると思うので、コストの限られたミドルスマホもでもいずれそういうのが改善するといいなと思ったり思わなかったり。
とにかく、全体的な満足度としては非常に高いので、気になってるのであれば是非手に取っていただきたいスマホに仕上がっていると思います!


p.s.投稿サボっててすみませんでした

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