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汚部屋の住民が心を決めた日

はじめまして。
ミニマリスト笑みどり(えみどり)です。
Xでは「とりさん」と名乗っております。

ミニマリズムに出会って、たったの3年で、会社員の身分も捨て、会社の経営をし、雇われないライフスタイルを実現しました。

ミニマリストなんて名乗っていますが、以前はミニマリストという言葉すら聞いたことのない、全く無縁の汚部屋の住民でした。

そんな私が2019年8月に断捨離する決心をしました。ミニマリズムという概念に出会う一年前の出来事です。

当時の私は、夫と次男との3人暮らし。
長男は既に大学生で下宿中でした。

次男も大学生となる予定でしたので、2人分の仕送りをする為に、仕事して稼ぐことを最優先にし、掃除は後回し。
家は物があふれ荒れ放題、汚れ放題のまさに汚部屋でした。

そんな夏の日に、とある虫にまつわる衝撃の底つき体験をすることで私の断捨離人生がスタートしました。
(私の中でトラウマになっている虫関係の出来事です。詳細は今度書けたら書きますが、かなり気持ち悪いのでここでは自粛します。)

私の人生を変えた底つき体験。
恐怖体験。
反省しました。
それまでの言いわけ人生を。
片付けしない、掃除しないことを正当化する言いわけ。

仕送りが優先、仕事が優先と言いながらスマホを触る時間はある。

ですが確かに私は疲れていました。
今考えると、仕事でヘトヘトに疲れて、帰宅途中に食材の購入を済ませ、小汚いアパートに命からがら帰宅し、座る間もなく夕食の準備。キッチンは既に洗い物の山。
そんな汚部屋を見ると余計に疲れ、イライラが募り、箸一本も洗わない夫と息子への当たりも強まるのです。

鬼の形相で家族間でイライラをぶつけ合うドッヂボールの様な殺伐とした生活を終わらせなければ!
このままでは子が巣立ってからきっと後悔しか残らない。

でもどうやって?

虫事件の後、私は意気消沈していました。
改めて部屋を見回すと、壁に沿ってズラリと並ぶ棚、棚。
棚の中はどれもごちゃごちゃでギチギチ。
床も壁も照明もキッチンも、汚れが目立ち何だか暗い。 

こんな母親でごめんね。
家事全般を後回しにしてしまう自分に対して嫌悪感すら抱いてしまいました。

でも頭の中はこの時も言い訳で埋め尽くされていました。
子の教育資金の為に私も身を粉にして朝から晩まで仕事。
家族全員で散らかして家事は私だけ。
その上、片付けまで私がやらなければならないの?
家族にホテルの様な清潔な環境で生活させる為に、私が寝る間を惜しんで片付けや掃除をする必要あるの?
この非協力的な男どものために?お客様じゃないから協力するのが当たり前じゃない?
女に、母にあまりにも不公平な世の中なんじゃない?
これでは奴隷じゃない。母は家族の、世の中の奴隷なの?

そんな不平不満、言い訳、憎悪が頭を占領するばかりで、行動に移さない自分が大嫌いでした。
自分自身、清潔なスッキリ環境で暮らしたいという憧れを抱いているのも事実でした。

そんな時、YouTubeの広告で目に飛び込んだ断捨離という文字。
これしかない。
今の私に優しく寄り添う山下さんの言葉が次々と刺さりました。
私はやっとここで本気で断捨離に取り組む事を決心したのでした。

言い訳に疲れた私は兎にも角にも行動してみることにしました。
何の知識もなく、手を動かすことを決めたのです。
スッキリした環境で暮らしたい。
床が光るお金持ちの部屋みたいな。
そんなイメージを描き、片付けをスタートしたのです。

まだこの時は、片付けが私の人生まで変えてしまうことを知りませんでした。





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