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物事の本質

10月に入り、瞬く間に秋の気配が深まりました
気づけば、今年も3ヵ月残っていませんね
今年やろうとしたこと、どこまでできただろうか…自問しつつ、1日1日を充実させようと思います

さて本日は、先日読んだ新聞で見かけた投稿記事について感じたことです
投稿者は元教員。趣旨は下記

・「学校教員の勤務時間がまだ長い、もっと減らさないと」といわれる。
しかし、その前にやることがある。今やってる仕事について検証するべきだ。本当に必要な、効果のある仕事ばかりか?

仕事がら、いわゆる“教員の働き方”に関する記事は注意して見るようにしています
この投稿者の方の指摘の通り、大半の新聞記事は、単にアンケート等の調査で「…日本の中学校教員の勤務時間は、諸外国の調査結果より⚫︎⚫︎時間ほど長く…」しか伝えていません。

つまり、時間の中身がどうか、ではなく、時間が聞いた範囲では長かった、ということに注目し、これは問題ではないか、という伝え方です。
この傾向には、“働き方改革”という言い方、あるいはとらえ方のまずさ、が影響しています

注目し、対策しなければならない本質は、教育の質向上です。教員の働き方は、その手段。
“働き方改革”という言い方は、手段であるはずの働き方そのものを、目的であるかのように勘違いさせてしまう

その結果が、時間ばかりの新聞記事、それを見て時間を短くすることが目的と思う読者たち

中身にはあまり目を向けず、とにかく時間を短く、先生たちは早く帰れ、と連呼し続けた結果、肝心の教育力は低下した…
となったとしたら

負の影響を真っ先に受けるのは子供たち
そして、次世代を育てる力を失っていく国家の損失も計りしれません
読者の皆様は、どのようにお感じですか

人への投資、リスキリング、ジョブ型人事、といったキーワードにも、同様に手段の目的化、の懸念を感じます
人の関する領域以外でもそうかもしれません

我々、社会人一人ひとりが、ニュースや新聞、目にする表層をおうばかりでなく、物事の本質を見極める意識と努力を続けていかなくてはならない、そう感じました
本日はここまでです

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