(詩)女の子



女の子が怒ってるのか喜んでるのかわからないのがいい。昼なのに目玉焼きで、窓の下には車が通っている。女の子なのに怒ってるんだか喜んでるんだかわからないのは素敵だ。昼だから、目玉焼きには胡椒をかけて、窓の下には車通りが激しい。女の子、裸だ。なぜ。女の子だから怒ってるのやら喜んでるのやらわからないのはいやだ。なぜ。車通りが激しい日は朝だから、胡椒粒は目玉焼きの上に置かれている。女の子は裸なのがいい。なぜ。女の子は怒ってるのか泣いているのかわからないこえで「なぜ」と聞く。女の子に怒っているんだか喜んでいるんだかわからないのがいい。なぜ。朝だから。目玉焼きは胡椒粒の上に乗っかっている。車は雨のように激しい。女の子を怒っているんだか喜んでいるんだかわからないのがいやだ。車が胡椒粒の上でダンスし、目玉焼きは朝だから道に置かれている。女の子は「もういやだ」と言った。胡椒は目玉焼きで女の子は雨のように言った。

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