見出し画像

【ちきゅう留学 そのご】 vol.1 ひなた 〜自分を大切にして生きても大丈夫だよって、伝えていきたい〜

皆様お久しぶりです。いつもありがとうございます!

今回から「ちきゅう留学 そのご」と題して、ちきゅう留学参加後の参加者の歩みを紹介していきます!それぞれがイベントを経て今考えていること、挑戦していることなどをみなさんに紹介することで、ちきゅう留学ファミリーの繋がりを強めたり、新たなつながりを結べたり、お互いに励まし合ったり、知恵を出し合ったり、そんな”共創”のきっかけになったらと思っています!

vol.1はちきゅう留学2023参加者であり2024運営メンバーの浦井陽向さん(以下ひなた)。大学ではデザインを専攻しながら、団地の空きスペースを活かしたまちづくりに取り組んでいます。現在クラウドファンディングにも挑戦中のひなたに、ちきゅう留学とその後について語ってもらいました。

太字=インタビュワー:とび、みりお


自己紹介

ー まずは簡単に自己紹介をお願いします!

浦井陽向(うらいひなた)です!京都府に住んでいて、大学4年生を休学中です。最近は京都府のとある地域でまちづくりの活動をしています。よろしくお願いします!

参加のきっかけ

ー まずは改めて、ちきゅう留学2023に参加したのは、どんなきっかけがあったんだっけ?

ちきゅう留学はご縁があって。ちきゅう留学2022の前に、運営メンバーのてんきちゃんと私をつないでくれた人がいて。2人の話を聞いて、めっちゃいいな!いきたいな!と思ったんだけど、学校が始まっている時期だったから2022年のイベントは参加を断念したんだよね。てんきちゃんのSNSで佐々木ファームの毎日の光景や、そこから紡がれる価値観を知っていくうちに、"ちきゅう留学いきたい欲"が増していって。

ー 1年間じわじわ思いを高めて、満を持しての参加だったんだね!2023に参加してみて、どうだった?

よさそうやなって予感はしつつ、何をするかは分からない曖昧な状態で参加したんだけど。行ってからは、行くしかなかったやろ!って。ちきゅう留学に参加していないと今の自分には辿り着いていなかったなと思う。

ちきゅう留学2023「食コンテンツ」の様子。左から2番目がひなた

ちきゅう留学について

ー ちきゅう留学の中で特に印象的だったことを教えてください!

特に良かったのが最後のパネルディスカッション(登壇者:新井和宏さん、新田信行さん、矢部亨さん)で。お話を聞くなかで、それまで「こう生きねばならぬ」と思っていた私に、「自分が生きたいように生きればいいよ」というメッセージがすごく伝わってきて。

そういう生き方の選択肢があるんだ!って、ワッと感じて、とても衝撃を受けて。そのときは衝撃を感じた理由がわかっていなかったけれど、京都に帰ってから考えて、「言葉の意味を丸ごと受け止められた時間だったんだ」と気づいて。あの時間があったからこそ、今いろんな挑戦が出来ているなと思います。

ー 僕(とび)はディスカッションを後ろから眺めていたんだけど、参加者のもえが、ずっとひなたの背中をぽんぽんしてたのが印象に残ってます。

うん、本当に、もえがあの時間いてくれて良かった。

ちきゅう留学2023「パネルディスカッション」中の様子。右がひなた

ー 「自分が生きたいように生きればいいよ」って思えたというのは、それまでに生き方に葛藤とか、悩みがあったということなのかな。

 ずっと悩み苦しんでいたわけではないけれど、みんながよく行くような生き方に対してなんとなくモヤモヤを感じていて。だけどどうすればいいのかはわからず、先が重いなと。

ちきゅう留学に行って、今の自分を受け入れてもらえた感覚があって。
もやもやが生まれる状況に立ち向かっている大人が、もやもやした感情に共感してくれて、立ち向かっていいんだよと背中を押してくれる。あの時間が今の自分に繋がっていると思う。

ー 具体的に今の自分に繋がっているなって思うことは、例えばどんなことがあるんだろう?

一つ大きな変化は、休学しちゃおう!と思ったことで。本当はそのまま就活をする予定だったんだけど、「もう少しゆっくり考えてもいいな」「違う道の土台を作ってみてもいいな」と思ったのは絶対、ちきゅう留学で出会った人や考え方のおかげです。この春から1年間、休学します!

ちきゅう留学にしても、今取り組んでいるまちづくりの活動にしても、出会った人が"なんかいいな"って思えた。学校とか仕事とか、一般的にはやらねばならぬとされる活動から離れて、自分のモヤモヤや、思い描く未来に全力でぶつかっている姿がめっちゃいいなって刺激を受けています。

ちきゅう留学2023「パネルディスカッション」の様子

今、取り組んでいる活動について

ー 今取り組んでいるまちづくりの活動には、どんなふうに関わることになったの?

ちきゅう留学が終わって一か月経たないうちに、てんきちゃんと私をつなげてくれた方のイベントに行ったのがきっかけで。本当にたまたまなんだけど、ちきゅう留学に理解がある人がめっちゃいる場所だったの。佐々木ファームに10年以上関わっているとか、夏行ってきたよとか。「考え方がいい感じに変わった」って話をしたら、すごい共感を得られたの。

そこで、「ちきゅう留学でもらったパワーを何かに使いたいけど特別取り組めることがなくて」と伝えてみたら、「今度まちづくりのプロジェクトやるけどどう?」と誘ってくださって。めっちゃ興味あります!と見学に伺ったところから、今の活動がスタートしました。

ー ちきゅう留学や佐々木ファームのご縁が、京都でも繋がったんだね!
活動のこと、ぜひ詳しく聞きたいです。

現役大学生3人組「らくさいっこ」として、京都の洛西ニュータウンで活動しています。京都駅から電車で10分、バスで20分。少子高齢化が進んでいて、巡りが悪くなっている、そんな地域がありまして。団地の空き部屋がたくさんあるから、その一室を改装してコミュニティスペースを作ろうと、クラウドファンディングを集めているところです。

普段の活動としては、12月から月に2回ほど、団地の集会所を間借りして、ミニカフェを開催していて。団地に住むおばあちゃんたちとお話しする小さなイベントなんだけど、話す中でいろんな企画が生まれて、毎回レベルアップしています!

らくさいっこ 活動の様子

ー 実際にやってみて、どんな感じ?

普通に生活していたら関わらなかったはずのおばあちゃんたちと私たちが出会って、どちらにとっても楽しみが生まれている状態。おばあちゃんたちのお話から沢山のあたたかい言葉をいただいて。

「最近引っ越してきて友達がいなかったけど、寂しさが和らいで嬉しいなぁ」
「今度おでんを持ってくるからみんなで食べようよ」
「よかったらうちでご飯食べていかない?」などなど。

出会うだけで繋がりが生まれていることが、まず嬉しかった変化かな。


おばあちゃんたちとの交流の様子

確かな目標を掲げるんじゃなくて、いいことが増えていく予感のする場所をつくれば、そこから色んなごちゃ混ぜが起こっていく。活動に誘ってくださった方から聞いた考えなんだけど、まさにそれを肌で感じているところというか。繋がりが生まれ続けることを期待して頑張っている今、です!

現在は団地内の集会所を間借りして活動をしているんだけど、空き部屋1室を常時開放のコミュニティスペースにしたいと考えていて。そのためのクラファンに取り組んでいる状況です。

ー ひなたの活動がきっかけになって新たな繋がりがどんどん生まれていて、とても素敵だなと思いました!

クラウドファンディングについて

ー それをさらに広げるためのクラウドファンディングということだと思うんだけど、どんなふうに進んでいるか、挑戦の中で何を感じているか、知りたいです!

本当に、始める前よりも始まった後のほうが大変。沢山の人に見てもらえただけ応援してもらえるけれど、応援の数と同じぐらい、共感しきれない人や違う方向の気持ちも生まれるものなんだよね。全部を受け止めることは不可能で、さあどうしましょうと最近悩んでいたところです。

全部の意見を聞かないわけじゃなくて、考えていることはみんなバラバラだから、それを受け止める。今大切にしたいこと、後回しでもいいこと、両方あって大丈夫。
今出来てない部分は、正解が無いからこそ、どうやったらよくなるかをみんなで一緒に考えていく方向にもっていってもいい。そう考えていくと、未完成なところばかりでも今のままで問題ないやん、このままでいけば大丈夫って信じられるようになリました。

クラウドファンディング挑戦中!

ー クラファンをやったからこそ生まれた繋がりもあったりするのかな。

クラファンをやったことで出会った人、話せた人はめちゃくちゃ多かった。おそろしい速さで名刺が減っていって。人と出会えて話せたことが大きな財産。地域については、まちの魅力を全部知れているわけではないけれど、住んでいる人が感じていることを知ることができてよかったなって。活動を通してまちづくりの知識も少しずつ増えてきたけれど、まちの魅力を知ってその良さを生かしていくのはこれからって感じです!らくさいっこの他のメンバーも、まちづくりに興味はある子はいても、まだまだ勉強中なので。

ー そうか、そもそもまちづくりっていう分野自体に飛び込むのも大きな挑戦だったんだね。

うんうん。お話を聞いた時は、何かしたいってエネルギーのままに飛び込んで。実際活動を始めてみて「とびこんでしまったなぁ、やばいかもこれ」と感じたときもあったけど、今は、大丈夫!って思えてます。

ー まちづくりのプロジェクトでは、ひなたはどんな役割を持っているの?

 私たちは元々一人ひとりお互い全く知らなくて、このプロジェクトに集合した3人なんです。12月、ミニカフェの初回で全員はじめましてって会いました。だから2人は私にとってもまだまだ未知数な部分が多いです。分担はあまりなくて、都度模索しながら進めています。でも、ほわほわした肩書きは存在してて、楽しいのエネルギーを出していけるりこちゃんはわくわく担当で、みんなを癒してくれるゆきちゃんはにこにこ担当。そして私はいかにまわりがあたたかいかを重視したいと思っているので、ぽかぽか担当です。名付け親ながら、それぞれに調和していてめっちゃピッタリ!と思っています(笑)。

それでも、デザインのスキルは今後磨いていきたいので、外に出していく広報関係とかは積極的に自分が担当してます。

ー デザインについても、詳しく聞きたい!

大学ではグラフィックデザインを主に、動画制作やwebデザインなども幅広く学んできました!とっても楽しいし、デザインを通して人の役に立てて、これを仕事に出来たらいいなぁって。自分は自由な働き方が性に合ってると思うんだけど、デザインは自分と相手で成り立つ仕事だから、なんて理想なんだろうって。でも安定性が課題だと思っているので、休学の1年を"フリーランスデザイナー実験期間"にして、土台を固められないかなと思っていて。今は自分のキャパとかで日々悩みつつ、でも楽しく、お仕事を受けている状態です!

パッケージデザインやグラフィックデザインなどを制作 ポートフォリオ

ー ひなたのほかにも、クラファンをしていたり何かに挑戦していたりするちきゅう留学の仲間がいると思うんだけど、その様子を見て、何か感じていたことはあったりする?

仲間~~!って思ってた!みんなが頑張っているのが、心強いなと。大丈夫大丈夫、私もがんばろう!って思ってました。

ー 離れていても仲間だと思えるし、仲間の頑張りを勇気をもらう気持ち、すごくわかるな。みんながみんな同じ分野で挑戦しているわけでもないし、バラバラなことをやっているけれど、仲間だって思えるのは、なんだか不思議だよね。

上手く言語化できないけれど、見てる方向性は同じな気がして。どういう手段かは違っても、大きくは同じな気がする。3泊4日一緒にいただけで、離れたあともそう思えるのは、確かに不思議(笑)。

ー そうだよね。今度ひなたは、運営メンバーとしてちきゅう留学に関わってくれることになったけれど、運営をやりたいって思ったのは、どんな背景があったのかな。

今自分がやっていることのきっかけがちきゅう留学やったから、もっとここに繋がり続けたいなと今に至るまでずっと思ってて。となると、一緒にやっていくことが一番だと思って参入させていただきました!

ー ひなたと一緒にちきゅう留学2024をつくれることがとても嬉しいです!今後の展望を聞かせてください!

普通に生きよう、こう進んだ方がいいだろうっていう生き方は、自分そのままじゃない、無理をしている状態なんだと感じてて。自分が持っているデザインのスキルや、あたたかさが好きという感性。それらを大切にして生きていっても大丈夫なんだなって、ちきゅう留学が教えてくれて。自分も誰かに大丈夫だよ!って言えるようになりたい、そんな場所を、らくさいっこを通してつくりたい!というのが今の展望です!

ー あとは、ちきゅう留学ファミリーの皆さんに伝えたいことがあれば!

ありがとうの気持ちが、たくさん、本当にたくさんあって。私がちきゅう留学に行くまでに、ちきゅう留学をつなげてくれた人に感謝の気持ちでいっぱいです。おかげさまで今があります。この場所に価値を感じてくれて、守ってくれてありがとうございます!

ー クラファンの期間も、もうあと数日なんだね。

クラファンは、たくさんの人にまずは知ってもらうことが活動のパワーの源だと思うので、まずは覗いてみてくれたら嬉しいです。もし「いいね!」と思ったらシェアしてもらえたら、さらにパワーが生まれるのかなと思います。ぜひ、よろしくお願いします!

ー 最後に、ひなたにとってちきゅう留学とはなんでしょう!

えー難しい...(笑)。

源!って漢字が浮かびました!
です!!!!!


「ちきゅう留学 そのご vol.1」を読んでいただきありがとうございます!

ひなたの素敵な活動を応援してもらえたら、そして、是非是非ひなたと繋がっていただけたら嬉しいです!

これからも、ちきゅう留学のその後の巡りをお伝えできたらと思います。

いいねやコメントもおまちしています ♪

次回もお楽しみに!


<ひなたへのコンタクトはコチラから!>
Facebook
Instagram
eumoアプリ(京都祭コイン加盟店)
hinata design. ポートフォリオ

<「らくさいっこ」の活動やクラファンはコチラをチェック!>
Facebook
Instagram
クラファンサイト ネクストゴール挑戦中!!

interviewer : Yu Tobikawa , Rio Funazumi
editor :Yu Tobikawa , Rio Funazumi , Tenki Maruyamano
creative designer :Yu Tobikawa , Tenki Maruyamano

ちきゅう留学


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?