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一年間の専業主婦生活を振り返る

待ちに待ったゴールデンウイークがやってきた。働き始めて一ヶ月。どんなにこの日を待っていたことか。ブラボー 

一年前、両親の介護のために非常勤で勤めていた職場を一旦退職した。フルタイムで30年、非常勤で6年間働いていた。ようやく憧れの専業主婦生活を手に入れたが、思ったより早く介護が終わってしまったので、また復職した。たった一年の専業主婦生活だったが、せっかくなので振り返ってみたい。

専業主婦生活のメリットはたくさんあるが、主な二つをあげたい。

メリットその1 「時間が自由になること」

①病院の予約がすぐとれる。
両親のため、家族のため、自分のため 病院の予約はいつでもOK。えっとその日は午前中は仕事で…なんて悩む必要がない。「いつでも大丈夫です」といえる気持ちよさ。解放感。

②好きな時に好きな所に行ける。
旅行は介護していると難しい。でも、ショートステイがうまく取れれば可能ではあった。ショートステイに合わせて日程を組む。娘が関東に引っ越すため部屋探しを兼ねて旅行した。久しぶりの新幹線に心が躍った。行こうと思えば、いつでもどこにでも行ける、と考えてパスポートまで取ってしまった。これはまだしばらくお預けである。

③好きなことが好きなだけできる。
素敵な韓国ドラマにたくさん出会った。夜更かししすぎて体調を崩し、深く反省したこともあったが、現実をしばし忘れ、泣いたり笑ったり、はらはらしたり、キュンとしたり。介護で疲れたとき、その時間はすごく貴重だった。
料理の腕も少しあがった。youtubeやインスタ・クックパッドを見て日々研究した。料理のレパートリーが広がり、「家で食べる方がおいしいね」と言われて、少し天狗になった。(本当は田舎で外食できるところが少ないからだが…)

メリットその2 「天候にあった生活ができること」

晴れたら、洗濯物を一気に外干し。そして、畑に出てあれやこれやの仕事をする。天気を味方につけたようでうれしい。働いているときに何度、「ああ~、今日洗濯物がよく乾きそうな天気だなあ」、と窓の外をうらめしく眺めたことか。外干ししてお日様の匂いのする洗濯物を取り込むと、それだけでなんだか幸せな気持ちになる。不思議なものだ。雨が降ったら、家の中でのんびりすごす。それも、また幸せ。

デメリットあれこれ
・毎日続く家事にうんざりする。主婦には土日も祝日もないのか、とつぶやきたくなる。
・自分の洋服や化粧品など自分のものは自分で払うので、どんどん貯金が減っていく。
・出不精に拍車がかかる。その結果運動不足になって体重が増える。おしゃれもしなくなる。これは危険だ。

メリットもデメリットもわかりきったことだけだ。デメリットをなんとか克服できれば、専業主婦でいたい。やっぱり家が好きだ。庭づくりもしたい。不要品もたくさん捨てて、居心地のよい部屋作りもしたい。

でも、今は働きに出て生活にメリハリがついた。夜も眠れないなんてこともなく、ぐっすり寝ている。ちょっぴりだが、体も引き締まってきた気がする。

正直どちらがよいかは決められない。結局今できることをやるだけだ。働くのは今しかできない。そして、何年か後に、必ずまた専業主婦になる。その時に、好きな時に好きな所に行ける体力は残しておきたいものだ。



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