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いいとこ日記90/筑波大学蹴球部47「関東リーグvs拓殖戦(スポーツ局設立記念)」

昨日6/17(土)、筑波大学蹴球部は関東リーグ第9節拓殖大学との試合をホーム1グラで行いました。

筑波は今シーズン、5勝3分けで首位を独走しているものの、未だホーム1グラでは3戦中1戦も勝てていません。
ホーム初勝利をかけた、今度こそ今度こそ絶対に勝利を掴みたい1戦でした。

先週末の桐蔭横浜大学戦の様子はこちらをご覧ください。

体育スポーツ局キックオフイベント

そして、今回の試合は筑波大学体育スポーツ局の設立を記念した、体育スポーツ局キックオフイベントを兼ねた試合でした。
体育スポーツ局の方と連携し、筑波大学のたくさんの部活動の部員たちにも協力していただきながら、たくさんの会場を盛り上げる企画が用意されていました。

まずは、キックオフ前に始球式が行われました。
こちらの企画では、各部活動の代表者たちが、一丸となってゴールを目指しました。

20以上の部活動の代表者が、ボールを投げたり、蹴ったり、転がしたりと、それぞれの専門を活かしたパスを繋いでいき、最終には筑波大学の人気キャラクターコズミ君のいるゴールに見事シュートを決めることができました。
会場は大盛り上がりで、筑波大学部活動の想いが一つになった瞬間でした。

そして、選手入場の際は、フラッグパフォーマンスエスコートアスリートという企画が行われました。
エスコートアスリートでは、いつもはエスコートキッズであるところを、各部活動のアスリートの方々と手を繋いでピッチに入場しました。

お楽しみのハーフタイムは、特別企画部活対抗グルグルバットリレーが行われました。
各部活動の代表者が2人ずつペアを組み、グルグルバットでリレー形式の勝負を行いました。

結果は、アメフト部と陸上競技部のペアの優勝で、景品として各部活動の試合の告知をしていました。
転んでしまう選手やフラフラの選手もいて、会場は笑いに包まれていました。

そして、試合終了後には、筑波大学の宣揚歌である「桐の葉」を部活動の選手たちで一つの円になって歌いました。
筑波大学のアスリートの心が一つになった瞬間でした。

体育スポーツ局の方々には、蹴球部のホームゲームを大いに盛り上げていただきました。

これからも体育スポーツ局、そして、他の部活動とも力を合わして筑波大学スポーツを盛り上げていけたらと思います。

vs拓殖

お待たせしました。
ここから、拓殖戦の内容と結果について書かせていただきます。

拓殖大学は現在リーグ8位で、
選手個人個人のテクニックパスワークが特徴の攻撃的チームでした。

筑波は、ここまでリーグで8戦26ゴールと爆発しています。
攻撃力が拓殖を上回ることができるか
そして、拓殖の華麗な攻撃を食い止めることができるか
が重要になる試合でした。
予想通り、両チームの攻撃力が存分に発揮された激しい打ち合いの試合となりました。

まず前半始まって、筑波はリーグ戦6試合ぶりのスタメンFW#9半代のキープ力を活かして攻撃に出ます。

左サイドからは#17山崎#26安藤がドリブルや連携を駆使して、序盤から多くのチャンスを作ります。

すると前半14分
左サイドから#10角がふわりとクロスをあげ、
#7山内のヘディングシュートがキーパーに止められるも、
#14田村がこぼれ球をシュート。
しかし、それもキーパーにはじかれるが、
最後には#9半代がこぼれ球にボレーシュートで合わせ、
見事待望の先制点をとることに成功しました。

そこからは、会場の雰囲気も相まって、筑波ムードの時間が続きます。

そして、前半36分
左サイドからの#10角のコーナーキックに#26安藤がヘディングで合わせ、
チームを勢いに乗せる追加点を奪うことに成功しました。

ピンチもあったものの、終始筑波ペースで前半が終了し、内容、結果ともに自信をもって後半に臨むことができました。


しかし、後半は波乱の展開が待ち構えていました。

後半始まってからは筑波ペースの時間は続き、決定的なチャンスも続きます。
しかし、チャンスを決め切ることはできず、
なんとなく嫌な雰囲気も感じられる試合展開へと変わっていきました。

そのまま時間が進み、後半11分
自陣ペナルティエリア内でボールを奪われてしまい、
そこから、相手の10番日野が綺麗な弧を描いたカーブシュートを放ちます。

これには#1髙山も届かず、嫌な時間帯に失点を喫してしまいます。

そこから、#7山内の交代もあり、落ち着かない時間帯が続きます。

なんとしても1点を奪って、点差を広げようと選手たちは果敢に攻撃を仕掛けます。

しかし、少し前掛かりになってしまった後半24分
華麗なパスワークからクロスをあげられ、一度ははじいたものの、
こぼれ球を24番竹田に見事に合わせられ、
同点に追いつかれる絶望的な失点をしてしまいます。

しかし当然、選手たち、応援団、観客も諦めることはなく、
ホーム初勝利を目指して最後まで貪欲にゴールを目指します。


交代も5枚使い果たし、刻一刻と時間が迫り、
このままホーム4試合連続勝ちなしが続くのかと思った

後半アディショナルタイム

カウンターから#11遠藤がクロスをあげ、マイナスで待っていた#13高山がシュート。

誰もが入ってくれと願ったシュートでしたが、
ディフェンスにあたり、
防がれてしまったかと思った瞬間、
強めの笛が鳴り、ハンドでPKの判定。

スタジアム中が歓喜の渦に包まれ、部活動の選手たちも飛び跳ねて喜びました。

そして予定の試合時間も過ぎ、
試合が終わるホーム初勝利がかかった最後のPKに。

応援、観客も緊張を感じるほど重圧のかかる場面でキッカーはシュートを放った#13高山。

蹴球部員はおそらく感じていたた高山への想い。

2軍で約2年間を過ごした高山。
誰よりもまじめに、一生懸命にサッカーに取り組んできた。
昨年のインカレ最後の試合ではピッチで悔しい思いを経験した。

部内でも本当に信頼されている高山なら、
必ずゴールを決めてくれるだろうと。

たくさんの人の想いを背負って右足から放たれたシュートは、

完璧にゴールキーパーの逆を突き、ゴール右下にしっかりと吸い込まれて行きました

待望の勝ち越しゴールに、会場は静けさから一瞬にして、大盛況に。

決めた#13高山は、転びそうになるほど感情を爆発させながら応援席へ飛び込み、

応援部員達も、その他の筑波大学部活動のアスリートたちも、応援に来てくださっていた観客たちも一つになった大喜びの大騒ぎで試合終了となりました。

待ちに待ったホーム1グラでの初勝利をかけた試合は、
一度は2点差を追いつかれ、危うい展開となりました。
しかし、蹴球部、そして筑波大学スポーツに関わる全ての人の想いが集い、4戦目にしてようやく初勝利を飾ることができました。

これでリーグ戦は勝ち点21となり、2位の日本大学に6ポイント差をつけて、首位を独走し続けます。
関東リーグはしばしのお休みに入り、来週からアミノバイタルカップが始まります。

最後の挨拶で主将の#7山内も言った通り、全員で優勝を必ず達成します。

引き続き筑波大学蹴球部の応援と、筑波大学スポーツへの応援の程、宜しくお願い致します。

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