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「わたし」は育つ


こんにちは あぐりと申します。
今回も私の記事を覗きに来ていただきありがとうございます✨

過去に私の大切な子供たちが不登校を経験した時のことを綴っています

わが子ではなくママである私の気持ちにフォーカスした内容です。

ママだからこそ感じる気持ちや感覚をお伝えすることによって、読み手の方に何かが伝われば嬉しいです。




今さらの気づき

わが子が学校に行かなくなってから季節がいくつか移り変わっていた     

心が不安なのだろう
携帯に度々電話が入るようになっていたから、私は仕事を辞めていた。


子どもたちが家にいることが当たり前になっている。

だからといってわたしは何も話してやることが出来ない

傍にいるのに子供たちがとんでもなく遠い場所に行ってしまった感覚がある


子どもたちに何かあった時は私が守らなければと思っていたのに、この前まで頼られていると思っていたわが子(主に長男)は突然回れ右をした。
私を敵とさえ思っていた・・・


どうしてこうなったの?
それを本人たちに聞いたところで、答えが返ってくる気はしない。


「なぜ?」が自分に向いて離れない。



学校の授業やお弁当のことを気にしなくても良いから、朝慌ててプリントをチェックしたり、いつも冷凍庫にあったから揚げやひと口カツを買わなくて済むようになった。


体操服もベランダに干されることが無くなったから、洗濯物の量が減って家事がスムーズに終わる。


こういうのを夢見ていたんだけれど・・・このシチュエーションで嬉しいとは思えないよね(…確かに)


これがなければーなんて思っていたことが幸せのあかしだったと今更ながらに思う。



小さな街に住んでいたから、今まで買い物に行けば誰かしらに出くわしていたのに全然出会わない…不思議と。

会ったところでどんな反応をすればいいのかも分からないから、それはありがたくもあったけど


今ならそれが周囲の人達の配慮だともわかる



友だちとランチをすることも無くなった
まだ私が話すことが整理されていない。


あのドヨンとした行き場のない感覚が、まだ時々出てくるうちは心を開けない ー そう思うのは仕方のないことだと思う。



自分の居場所

うちの中は平和だった。

私の心の中を大掃除しなければならない
いるものといらないものを分けて
ないものを探し手に入れる必要がある
そう思えるまで1年はかかったのだと思う



私の生息・出没場所は家の他にスーパーと図書館


図書館では私にとってクリーンなエネルギーを生産できる場所
汚い排気を起こさずに活力を補給できる、環境に優しい取り組みが可能


時々ここに来ると、潮干狩りで取ってきたアサリを塩水に放った時に出てくるプクプクに似たものを出し、自分にもどることができた。



本は私を別人にしてくれるし、異次元に連れて行ってくれる…心は自由!を実感できるツール


図書館は世の中のザワザワを、あの紙たちが吸い取ってくれているような静かな空間で、市民の誰もを平等に受け入れてくれる本当に有難かった場所

子どもをしっかり育てられていない私が来ても良いですか?
そんなことを聞かなくても黙って入って座っていいのだ。


私が持っていたガラケーでは情報収取はどうにもならなかった時代…ここに来ればそれも出来た。


とにかく児童心理学の本やそれにまつわるコーナーの棚の本を片っ端から読んでいた。
それを見て安心したかったし、間違っていなかった考え方を見つけ自分を肯定したかった。


学者や専門家の偉い先生が書いたものは、この先にある怖くなるようなことも書いている。それを読むとどこかにある怒りの感情も自制することが出来た。


こうして半日ほどそこにいると気持ちの入れ替え作業が完了する。
スッキリした私は数日間のエネルギーをチャージして晩ごはんの買い物をする。



こんな生活がしばらく続いた。
気が付いたら首飾りをしたように首に何本ものシワができていた。

それくらい本に没頭するために下をむいていたのだろう。


でも少しづつ私の中の何かが入れ替わっていると感じていたから、それが最適な悟りの方法だったのかも知れない。



今の気持ち

ママも子供たちと共に変化しています。
この貴重な時間が今の私を作っているから、それはあって良かったこと。
さらっとそう言えるところまで来れたからこそ
辛いママの気持ちとそれを囲む周りの人の気持ちの両方が分かります。


最後までお読みいただきありがとうございました✨


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