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#5 夏の風物詩(少年時代の)

空梅雨のおかげで今回の親子交流も望み通り公園にて、曇り空の過ごしやすい気温の下で行う。いつもは半袖短パンに足袋という動きやすいスタイルだが今日はうっかり足袋を忘れてビーサンだったので、あんまり走り回れないなと一抹の不安を抱えながら待っていると車の中から手を振りながら笑顔でやってきた。虫ケースを抱えて車から走ってきて「カブトムシ捕まえた!」って言って見せてきたけどカブトじゃなくてカナブンで他にもバッタやらダンゴムシ、ヤスデまでいる、多様性あふれるが華やかさは一切ない荒涼とした虫ケースだった。😙

行きがけに買ってきたモンスターボールを模した虫かごを息子は早速首にかけ、一人一本虫網と虫かご持っていざ出陣。(今回、息子の従兄弟の子も一緒だった)いつもは草が茂ってるトコで虫取り開始だが、意気上がってるのか車から10mと行ってないトコから虫を取り始める。しばらく前までは数が少なくて苦労してたのに今ではサイズは小さいながらも、わんさかバッタやコウロギ、カメムシ、ミツバチ、赤トンボまでいてウハウハだった。私がたまたまトンボを網で捕まえて「トンボ取ったぞー」って息子らを呼ぶと、息子が網の中に手を入れてトンボを潰さないよう羽のトコを上手につまんで虫かごに入れてるのを見て、手慣れてるし怖がりもしないし凄いなーって感心!(実はこの日、虫取ってる息子たちのトコに興味持って近寄ってきた男の子がいたけど、その子は息子が虫見せようとするとメッチャ怖がってた)息子はトンボ眺めながら「こいつ噛むとばい」とか説明までしてくれて、もしかして私があげた虫の本にでも書いてあったかなとか思って、また虫の本買ってこようとか思ったり。

息子らもトンボ捕まえようと必死で網振り回しながら走り回ってたけど、なかなか素早いトンボを捕まえられず、やや疲れと悔しさが高まってきたさなか奇跡が起こる❗ことの発端はトンボ追いかけてて偶然に最近切り株になったであろう木を見つけ、ちょうどその切り株が幹の中心部分が空洞で、いかにも何かありそうな穴だったんで息子がいうより早く手ぇ突っ込んで探り始めた。穴の中は切ったときのおが屑が溜まってて、アリやらダンゴムシ(あとタバコの吸い殻とかマスクとかゴミも入ってた🤬)ぐらいはいて、そんな大発見はなかったなとか思ってたら息子が「幼虫おった!」と急に興奮して声をあげたんで中見ると、マジで丸々としたカブトの幼虫が出てきた!息子も従兄弟も超喜んで、幼虫は恥ずかしそうにモゾモゾ動いて、私もまさかこんなトコで出くわすとは夢にも思わず、息子たちと何かいろいろ喋ったけど忘れた。幼虫は花のない多様な虫ケースへ入れることにし、先住民のヤスデたちはどうするのかなと思ってると、コレも息子は言うより早く手ぇ突っ込んでヤスデ達を有無も言わさず強制退去。(人間の無常さを感じる私)幼虫はおが屑が必要だよと、幼虫用に虫ケースのリフォームもアドバイスして一段落したところでMTに喜んで報告しに行く息子。一生懸命に感動を伝えようとしてる姿をみて、なんだかいい気分。そして息子が戻ってきてもう一回穴探ってると、なんともう一匹幼虫出てきて2度ビックリ!息子も「初めて幼虫捕まえた」と言って、今回の経験と偶然にほんとに感謝。

遊び場も、子どもの福祉も権利も、笑顔までも奪う行政を行ってる🇯🇵の税金泥棒は虫の糞以下だけど、子どもに感動を与えてくれたカブトの幼虫たちには深い感謝を感じ、昆虫食には反対しようと思った今日このごろ。

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