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カップ焼きそばの作り方 with 乳児

人は親になったとて、そうそう簡単にはカップ焼きそばをやめられない。

そんなわけで、カップ焼きそばの作り方 with 乳児をお届けします。


まずは、乳児をハイローチェアに乗せる。
そして、乳児を乗せたチェアをキッチンに輸送する。

焼きそばを作る間に乳児を放っておくと、
「ワシのことを放ったらかしにするなバカヤロウ!!!」
と怒りMAXで泣き出すかもしれないため、焼きそばを作っているところを乳児に説明する必要がある。

電気ケトルにお水を入れて、スイッチオン。

お水は、だんだんとグラグラしてきて、腹を減らした乳児のように、急角度で沸点に達する。

その間にカップからソースやマヨネーズを取り出しながら、乳児に一つ一つそれらを見せて、
「これはソースだよ。焼きそばの味はほぼソースの味で決まるのよ」
「これはマヨネーズだよ。なくても食べられるけど、ママはある方が好みだよ」
と丁寧に説明することを怠ってはならない。

説明したところで、果たしてその内容がわかっているのか?などと疑念を抱いてはならない。
我々の想像以上に乳児は人間なのだ。
わかるわからないは関係なく、理解できないだろうと決めつけて、説明をおざなりにされることを乳児は嫌う。
乳児は注意深く、我々がちゃんと説明責任を果たす親かどうかを品定めしている。

乳児のご機嫌を損ねないように、注意深く、真摯に説明を行う。

例え説明を理解できないとしても、乳児は説明された事に一定の満足感を覚える。
そして、『ふーん』といった満更でもない顔でわかったようなわからないような顔をして聞いているので、乳児に説明が染み込むのを待つ。

そうこうしているうちにお湯が沸くので、カップに規定量を注ぐ。

待ち時間3分間で食べられるといいですよね。
そんな日を楽しみに待ちましょう。

出来上がったら、ソースをかける。
「ママのおっぱいビーム!ピューピュー」
という乳児ギャグを飛ばしながらマヨビームを掛けると効果的である。


ソース焼きそばはたまに食べると、電流が流れる旨さだが、焼きそばに夢中で乳児をほったらかしにしてしまうと、不服申し立てに会うので、注意が必要である。

乳児が恨めしそうに「あうあうあー」と訴えてくる場合には、焼きそばをお箸で持ち上げて乳児の目を見て、
「明日の朝辺りには、焼きそば風味の母乳をお召し上がり頂けると思います」
など、納得いただけるように誠実に対応する。
もちろん、後ほど約束通り、乳経由でカップ焼きそばを提供する。
「ペヤングさんの味だね、嬉しいね」と言いながら授乳すると喜ばれる。


ところで、皆さんはお気付きだろうか。

カップ焼きそばを、ダイニングテーブルに運ぶという行程がないことに。


素晴らしき猿荻レオンさんという方が書かれた面白い記事に刺激を頂いて書きました。
猿荻さんの記事は他の記事もとっても素晴らしく面白いいので、未読の方は是非お読みください。


2024/05/01追記

すみません、こちらが大元となっているようです!

素晴らしいです、乗っからせていただきました!

あらまぁ、ここにたくさんカップ焼きそばの作り方!

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