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もしかしたら脱皮したのか?プーケットの夕暮れに思う、年齢を重ねると全く受け付けなくなります。

もしかしたら脱皮したのかもしれません、やっとこツーリングに行けそうなバイクを手に入れて、夕暮れ迫るプーケット島のどこまでも続くビーチを、ルパン三世のエンドテーマよろしく、1人アクセルを握りしめながら走り出したのです。

それはとても楽しくて、夕闇迫る町の風景と、海を渡る潮風を感じながらのんびりと走り出したのです。

ふと見ると、東南アジアには欠かせない夕暮れから夜にかけて開く、ナイトマーケットが見えるではありませんか?

早速、バイクを駐輪場に留め置き、1人マーケットへと散策しだしたのです、が、あれ、何か変だなぁ、なぜか全く楽しくありません、

マーケットの喧騒の中、おにーちゃんの呼び声も、油で上がりたてのフライドフィッシュの香りも、ビールを飲む太った欧米人の笑顔も、そんな景色を冷やかしながら歩くのは良いのですが、そこに自分を投げ出そうとは全く思わないのです。

何故だ!何故なんだ!
あんなに楽しくお買い物をしたり、飲食したりした、若い時によく行ったエキサイティングなナイトマーケット、かつての楽しい記憶は一体何だったのだ!

美味しそうなニオイは、大きなフライパンから上がる、油で揚げた食べ物や、なんだか得体のしれない色とりどりの食べ物なんかも、全然食べたいと思わないのです。

やはり、今、歩きながら考えることは、おなかが痛くなったら嫌だなとか、こんなものを食べるのだったら、我慢してレストランで冷たいビールとつまみで一杯やりたいな、とか考えてしまうのです。

マーケットにあるチープシックな品物やグッズなんかも、若い時にはこの変なアイテムを、なんとか自分流にアレンジして着てみようとか、このヘンテコなオブジェをお部屋に並べたら面白いよな、とか考えていたのです。

しかしながら今となっては、全てがまがい物に見えるな~とか、こんなへんな物を買っていっても、もう少し品の良い品物をお土産にしたいな。

などと大人な考えになっている自分に気がついてしまい、1人苦笑している自分が、ナイトマーケットの喧騒の中にしたのでした。

足元にある、確かにそこにある白い砂浜をじっと眺め続けたのでした、

これが老いというものか〜?

走行距離 25Km

https://www.phuket101.net/ja/night-markets-phuket/


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