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カルトラップ

 詩はポジティブなものが多いらしい。Noteで調べても、そういうものがヒットする。ところが僕は陰キャなので、ネガティブなことしか言えない。

 ネガティブなりに特技があれば良いのだが、特徴すらない。せいぜい語学と映画が好きで、メンヘラで…せや、父方の家系ぶっ壊れてるわ!ということ?で『カルトラップ』なるものを作ってみた。
 建前としてフィクションです。何かの団体に似ていても偶然だよ、偶然!


ラッパーと言えば 自慢話
だったらオレん家は 如何ばかり
蓋世 君らはget out 貧者
何せ一族 結徒カルト信者

信濃川 大川 主流派とは違い
担うのは ボンボンの朋輩たち
豪荘 金に飽かす郎党が横行
枉法盾に 建たす仏法の王堂

実家には 仏壇二つが並ぶ地獄
しっかり 檀家寺には隠し通す
欠かさず 朝五時になれば勤行
腹立つ 『コンギョ』ばりの大音声

菩薩視の行 終えて正気なワケ
お生憎 こちとら生来のタワケ
アスペって カスで まるで効かぬぜ
ネガった身は 六道行きらしいが
願ったり 来世は健常が良いな


 聴き始めたラップを真似て、不完全韻をちょくちょく混ぜてみた。不完全タイプは「飛距離のある韻」になるけど、韻の視認性が悪くなるんだよな。
 押韻はやっぱ完全韻の方が好みですね。





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