アラフィフゲーマーおやじのVIP到達記

ようやくVIP到達できました。
お世話になったニトログの皆様に恩返しの意味も込め、僭越ながら体験談でも書かせていただきます。
...めっちゃ長くなっちゃいました。これでもかなり初稿から削ったんですよ...orz

なお、本記事はニート攻略ログ・メンバー向けです。非メンバーの方には意味が通じない記述も一部ありますのでご了承ください。

いきなりの挫折とメイン変更

私が少し真面目にスマブラ頑張ってみようと思ってニトログに参加した当初、使っていたのはルキナでした。2021年7月頃の事です。ちなみに、過去のスマブラシリーズを触ったことは無く、今回のスマブラSPが正真正銘の初スマブラでした。

しかし、その後5ヶ月ほど経過しても全然浮上の気配無く、ルキナに挫折し、メインファイターをパックマンに変更して現在に至ります。元々、80年代ナムコゲームのファンだった私には、パックマンというキャラに愛着もありました。

ちなみに、オンラインでの試合数は未だにパックマンよりルキナが上回っていたりします。パックマンがVIP入りした時点で、パックマン2780に対し、ルキナ4366です。私がどれだけルキナで沼っていたか、これだけでもわかろうというものです。

なお、完全に与太話ですが、

80年代ナムコゲームのファンだった私

私はこういう人間なので、ボス・ギャラクシアンを「ギャラガ」呼びするのは許せませんwww

壁とその乗り越え方

パックマンに乗り換えてから4ヶ月経過した2022年3月にはゴールドへの昇格、さらに6月にはプラチナ昇格を果たしました。

個人的には、300万、500万、700万、1000万のあたりに都度壁を感じていました。その壁を乗り越えるにあたって、私が意識したことは以下3点です。

  • 暖まらない工夫をする

  • 基礎コンボ/セットアップの精度を高める

  • メモを取る

「暖まり」対策

負けが込むなどしてイライラが募り、プレイが雑になってしまってさらに負けが込む悪循環。こういう状態を続に「暖まり」と言うそうですが、この状態に陥ると戦闘力が無限に溶けていくので、何かしら対策が必要です。

巷でよく言われる対策は、「n連敗したらスパッとやめる!」というものです。しかし、暖まりを経験した人ならきっと同意してもらえると思うのですが、「それができれば苦労はしない!!」んですよ。そんな決めごとをキッチリと守れるような人は、そもそも最初から暖まることが無い人だと思います。

また、これは経験値を積む機会を放棄しているという側面もあるので、成長という目的に照らしても微妙なところがあると思います。

私のこれに対する回答は、「人に観られる/観られるかもしれない状態でプレイする」というもの。誰かに観られているという状態を作ることで、暖まったみっともない状態は見せられないという意識が働き、暖まりを回避することができてました。私が時折オンライン通話のVCやYoutubeでオンラインのプレイをライブ配信していたのは、実はこのためだったりします。

また、上位者の方が観ていてくれるとたまにアドバイスもいただけたりもして、それもありがたかった。

ただ、これは配信環境が無いと出来ないことなので、人を選ぶ方法ではありますが...

私は別趣味で将棋を指すのですが、この方法はオンラインの将棋で似たような経験の末に立てた対策の流用だったりします。オンラインで対局に負けるとイライラするのに、街の将棋道場での対局だと負けてもさほど暖まらない。これは、人に観られている環境だからでは? という仮説の元、この方法を編み出しました。

その後、VIP入りを決める直前くらいに別の方法も開発しました。それは負けたらその時点で即座にリプレイを振り返り、反省点を探してから、次のゲームに移ること。このワンクッションを置くだけでもかなり違います。なんなら、勝っても同様に振り返るとより効果的ですね。

ただ、スマブラ自体のリプレイ機能は相当貧弱で、早送りはおろか巻き戻しも出来ないクソ仕様。これでいちいち振り返るのは相当にダルい。よって、ここでも配信で使うキャプチャボードが活躍することになりますので、人を選ぶ点は変わらないかも...

基礎コンボ/セットアップの精度向上

実戦で再現性の高いコンボの精度は、トレモを使ってひたすら高めていきました。もっとも、スマブラはコンボより立ち回りに重きのあるゲームだと思っています。ファイターにもよりますが、格ゲーみたく大火力何連鎖のコンボなんてそうそうありませんし、あったとしても実戦での再現性に乏しかったりします。

実際、私も壁にぶち当たったときは高難度のコンボにチャレンジしたりもしましたが、トレモではできるようになっても、それらを実戦で使うことはほとんどありませんでした。今でも、実戦で使うコンボは、多分片手の指で数えられるくらいしかありません。

なので、コンボ練習は実戦での再現性が高く、かつ比較的容易にできるものでよいと思います。

あと、これはパックマンならではな部分ですが、有用なセットアップを覚え、操作精度を高めることも徹底しました。コンボと似ている部分もありますが、パックマンは消火栓やフルーツターゲットを駆使した各種セットアップが豊富かつ強力です。これらをとっさに出せるよう、トレモとCPU戦をかなりやりこみました。これも、比較的簡単に実戦投入できそうなものに絞りました。

ただ、簡単だからとすぐに極められるわけでもない。事実、今でも私はこれらの基本コンボやセットアップをしばしばミスします。なので、今もトレモは欠かしません。

メモを取る

具体的にどの動画か覚えてないのですが、某格ゲーマーさんの動画で、しきりにメモを取ることの重要性が説かれていましたが、これはガチで大事です。

(2022/11/29追記)件の動画、これでした。11:52のあたり。

対戦中に気づいたこと、感じたこと、リプレイを観て判明した問題点、それ以外のその他諸々何でも、殴り書きでいいのでとにかくメモる。整理なんかは必要な時に後ですれば良いのです。その時その時に感じたことを後になってロストしないように、即座にアウトプットしておくことが大事。

「メモなんかしなくても忘れないよ」という人もいるでしょうし、その通りかもしれませんが、手を動かして書くという作業を経ることで定着度がまるで変わってきます。なので、メモ帳やOneNoteみたいなデジタルツールは推奨しません。デジタルツールは使うとしても、雑多なメモを整理してドキュメントにまとめるときでしょう。これは私が仕事でも実践していることです。

このメモをたまに何気なく見返すことで、当時は気づけなかったことに新しく気づいたり、忘れかけていた課題を思い出したりと、色々な恩恵があります。

メモに使うのは、当該の動画でも触れてましたが、A4クリップボード+コピー用紙が私的にもベストでした。メモ帳やノートとかだと、「整理して書かなきゃ」「きれいに書かなきゃ」「いいこと書かなきゃ」という余計な思いが、つべこべ言わずにとにかくメモるという意識を妨害してしまいます。適当に汚く書いてもまあいいやと思わせる安っぽさが、逆に良いのです。

VIP直前の巨大な壁とブレイクスルー

そうして、パックマンに乗り換えてから300万、500万、700万の壁をなんとか乗り越え、半年ほどかけてプラチナランクまで来た私ですが、そこからまた伸び悩みます。

戦闘力1000万の壁。これがまた途轍もなく高かった。

VIPの扉が視界に入り始めているのに、どうしても超えられない高い壁。ここに来ると、私も実戦ではまず使わないコンボやセットアップを一生懸命練習するような迷走を始めました。そもそもが再現性に乏しいコンボなので、それで結果に繋がるわけもなく、一度は1000万に達した戦闘力が、酷いときは500万を割り込むところまで落ち込んだりと、とにかく安定しない。

突破できそうでできない1000万の壁。かといって、課題も明確に見えていない。試行錯誤と言えば聞こえはいいが、実態は迷走を繰り返している日々の中、出口は見えず、気がつけばプラチナ昇格から5ヶ月が経ってしていました。

そんな迷走の日々の中、ふと書き込んだ疑問に頂いたひとつの返信が、ブレイクスルーの大きなきっかけとなりました。

ひとことで言えば、私のプレイには「殺意を感じない」と、そういう内容でした。

この物騒な文言は、私の中では「ターン継続の意識および能力が足りない」と翻訳されました。それに基づいて、魔境パックマン使いのYoutuberや、各種大会のパックマン戦動画などを見て、「ターン継続」に焦点を絞って自分との違いを探していると、気づくことがあったのです。

「俺、NBに依存しすぎじゃね?」

パックマンにとってNB(フルーツターゲット)は立ち回りの要であることは確かなのですが、今の自分は、ダメージを与えるためではなく、NBの余裕を作るための立ち回りになってやしないかと。

だから相手を崖外に追い出しても、復帰阻止に行かず(パックマンの復帰阻止はかなり強い方)、崖から距離を取ってNB溜めたり、相手を浮かせたにもかかわらず着地狩りもせずNB溜めたり...なんてことを平然と繰り返してました。有利展開で追撃に行くべきところでNB溜めに走ってる。殺意を相手に感じさせなかったのは、多分これのせいだと思いました。

これに気づいたのを期に、立ち回りの意識を大きく変えていくことにしました。

NB主軸ではなく、体術を主軸に。NBはあくまで立ち回りの合間に溜める。
これがパックマンの戦い方として正しいのかは正直わかりません。が、少なくともこの意識転換によって明確な変化と成果が現れたのは事実です。

  • 着地狩りや空中に浮いている相手を咎めるべく、空上の使用頻度が大きく増えた

  • 復帰阻止トライが激増し、早期撃墜も増えた

  • NBを溜めるチャンスを大事にするようになり、一例として崖外に吹っ飛ばされた時に落ちながら溜めるような行動が増えた

  • 総合的な火力は明らかに上がり、格上に一発入るケースが増えた

VIPへの最後の壁となった1000万を超えていくきっかけになったのは、明らかにこの意識転換でした。

まとめ

到達した日は、「今日中にVIP行こう!」などと意気込んでいたわけではありません。むしろ、VIP行けるという感触が正直まだ全然無く、弱点分析のために負け試合のリプレイを5試合分確保しようとオンラインに潜ってました。すると何故か異様に調子が良く、結局5試合分の負け試合を確保する前に連勝が積み上がり、気がついたら到達していた、そんな感じでした。

2022年11月、VIP到達。ニトログ加入から17ヶ月目、パックマンに変更してから11ヶ月目のことでした。

私は単キャラでVIP到達まで計1年以上を要し、どちらかというと遅咲きだと思います。

  • 暖まらない工夫をする

  • 基礎コンボ/セットアップの精度を高める

  • メモを取る

何枚かあった壁を突破する原動力になったのは、既出の上記3点ですが、最後にはこれだけでは足りず、ブレイクスルーのきっかけとなるもう一押しが必要でした。

私がそれに出会えたのは本当に偶然に過ぎません。ただ、その偶然に巡りあえたのは、迷走も含めた試行錯誤を続け、どうするべきかを考え続けてトライし続けたからだと思います。考え続けてたことで、ふとしたきっかけで重要な事に気づくことができ、それが壁を突破する原動力となりました。

なので、常に自分の課題は何かを考え続け、それを是正する試行錯誤を繰り返すのが大事なのだと思います。仮にそれが間違っていても、「それは重要ではなかった」ということがわかっただけで前進です。そして、色々試したことがふとしたきっかけで、大きな気づきを与えてくれ、それがブレイクスルーの原動力となったりします。

少なくとも、私がVIPの壁を突破したきっかけはそれでした。

以上、長々と書きましたが、何かの参考やきっかけにでもなれば幸いです。

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