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借家なのに高級セドリック


               

いつも不安で生きてきた
アラフィフみよちです

心の病みで真っ暗だった50年


そこから一転


本質的な幸せを感じられる心を
取り戻すことが出来た


そんな私の過去のストーリー
を綴ったブログです



   

私の父はもう他界している



私の父は

とにかくお年寄りを大事にする人

とても親切、優しくて朗らかで


周りの人は 

仏様の様な人

子煩悩

あんな素晴らしい人はいない

子供の頃は
娘(私)をとても溺愛していて
可愛いがってくれました

友達も素敵なお父さん
カッコよくていいなーとか

私も自慢の父でした

聞かれてもないのに

優しくて、可愛がってくれて
すごい愛してくれると
言って回るほど。

自営業をしていました

代々継がれる大きな米屋…

後継ができなくて
祖父母は養子縁組でした

その長男が父

姑は、祖母にキツく 

さらには長男を抱く事も禁じ

甘える事もなく父は育ったそうです

私の母とできちゃった婚をして
兄が生まれ
私が生まれ、、

その頃
歳の離れた父の弟が
見るに耐えないほど
顔から足先まで
発疹がでたそう


それが何をしても

どんな名医に行っても治りはしない

願掛け、お祈り、

腕のいい医者と聞いてはかけつけて、、
今だに病状はそのまま

サプリ、ツボ、数珠、掛軸、

なんかの置き物、本、かぞえきれないほど色々あった

祖母から 

弟は外で務める事はできない 

さらに兄や私がいては

嫁がこないから出ていく様に言われ

借家に引越した

母は、夜水商売をしていた

夜は父が私達の世話をしてくれていた


2人ともスポーツが好きで

昼はジムにかよっていて

母はいつもレオタードを買っていた

父は家一軒買えるほどゴルフをしていた
(自分で豪語していた)

借家なのに、車は黒の高級セドリック

兄と私はいつも

背中や、お尻の上が服からでてました。
みんなからいつも笑われたり、

だらしないとか言われていた

背中だすなって、親にも怒られた

【金がない、金がない】

何万回も聞かされた

お前達を喰わせるのが精一杯だ 

親不孝者…これも何万回も

父は兄がいじめられて帰ってくると

お前の根性鍛えてやると

殴る蹴るが始まるのです


こんな素晴らしい親を怒らせる私達がわるい

ずっとそう思っていた



いま思えば
父は
自分ほどいい親はいないと言ってた

ろくな人間にならないから勉強するなって

そして頭の悪い私達を馬鹿にする 

私もずっと女の子だから
愛されているとおもっていた


抑圧の蓋が取れるまでは、、


〜引用始まり〜

【心の殺人者としての親】

例えば父親である夫が神経症者であるとする。妻との関係がうまくいかない。妻に憎しみを持つ。

しかし父親は弱いからそれを認識できない。無意識の領域に憎しみを追いやる。そこでイライラする。

そのイライラを子供に向けて発散することで解消する。

神経症者的傾向の強い親は心理的につらい。何かを「すべき」だという「べきの暴君」に苦しむ。

すると、そのつらさを子供にプレッシャーをかける事て解消する。
これは精神分析に関する数々の名著があるカレン・ホルナイの言う「内的強制の外化」と言われる心理現象である。つまり子どもの心を縛っていく。「べきの暴君」と言う用語もカレン・ホルナイの言葉である。

そうしたときには、親は確実に子供の「こころの殺人者」として現れている。
いずれにしろ神経症的傾向の強い親は、その子どもによって心理的バランスを維持できている。

その子どもがいなくなれば生きていけない。

したがって子どもの心にプロメテウスが動きだしたことを察知したときには、神経症者的傾向の強い親は殺人的憎しみで子どもに立ち向かう。

親は殺したり殺されたりという激しい憎しみで心理的にパニックになっている。

つまり神経症的傾向の強い親はみずからの生命の維持に、「感情の掃き溜めとなる従順な子ども」を必要としているのである。

子どもの側からすれば「殺されるかもしれないという恐怖感」を持つのは当たり前である。


しかし従順を強いられている以上、
その恐怖感を意識することはゆるされない。

無意識では親を恐れ憎んでも、意識では親に対して「立派な親」であることを感謝していなければならない。

しかし、どんなに意識の上で親に感謝をしても、この「殺されるかもしれないと言う恐怖感」は無意識の領域で確実に息づいている。




〜引用おわり〜
加藤諦三【言いたいことが言えない人】

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