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kaiju-earth シーズン1 ⑩

来るかもしれないTwitter再定義に備え、これまでの投稿をここにまとめておくことにした。基本的に5話刻みでまとめが作成される。
kaiju-earthシリーズはKXsが考えたオリジナル怪獣にせっかくだからと作られた物語である。ざっくりしたあらすじしか書かれてないのは人間のキャラを考えてないからである。
この世界にウルトラマン的な存在はいません。どんな奴がきても人間が戦闘機と戦車とガーディアン(怪獣と戦う巨大ロボ)で何とかしなければならない。



スペースジャベリン ボルバロ

全高:70m 体重:2万t 第46話「戦争の後始末」登場
何処かの惑星で作られた、兵器と思しきロボット。自律行動できるプログラムを搭載され、極めて長期的に活動可能な電源によって現在でも動く。
戦争用に作られたと考えられているが、ロールアウト直前に何らかの理由で使用されないまま宇宙空間に放り出され、地球まで流れ着いた。
自律行動プログラムの影響か、長い年月の中で自我を獲得。地球のそばを通りがかった時、文明のある星と判断し接近するも大量のスペースデブリと地球の引力に阻まれ墜落した。
墜落の衝撃を受けてなお無傷だったが、異星文明の産物として接触を試みた人類の信号を受信、激しく混乱し攻撃プロトコルが起動してしまう。
宇宙空間のみならず、重力圏、水中などほぼあらゆる環境で活動が可能。両腕と胴体中央のビームランプからビーム、光弾、フラッシュ、重力操作など様々な攻撃を使い分け、鋭い翼と尖った頭部あるいは機首も武器。

モチーフはツバメとかグンカンドリが飛んでるとこ。別名の「ジャベリン」は「投げ槍」のほかにミサイルのほうも含まれてる。ジオン水泳部みたいなロボ大好き。


バリヤー怪獣 アロラ

全長:96m 体重:6万2000t 第47話「怪獣が生えてきた日」ほか登場
鬼怒川の温泉地に、地盤隆起で現れた怪獣のような形の奇岩。当初はただの岩と考えられ、新たな観光資源にするという話も持ち上がったが、ある日カチカチと異音を立て始める。非破壊内部調査の結果、機械部品らしき構造を持っていることが分かった。
その正体は、天文学的な確率の偶然が積み重なって誕生した、言わば「天然のロボット」。機体を構成する部品は歯車の1つ、シリンダーや半導体に至るまで全てが部品の形に成長した鉱物や金属結晶が組み合わさるような配置になることで形作られている。さらに、地熱と落雷からエネルギーを得、動き出した。
動きは鈍く、本体の強度も所詮岩程度であるが、オーロラを発生させるほどの強力な電磁波を放出する機能を持ち、これを転用し強固な電磁バリアを展開する。バリアはミサイルもレーザーも無力化してしまい、その上精密機械は近づくだけで動作不良を起こす。このエネルギーを収束、口あるいは目のような部分から強力なビームを発射する。弱点はビームの使用時にバリアを展開していられないこと。

「ロボット怪獣ってみんな知的生命体の創造物だよなぁ」と思って(当たり前だ)、こんなトンデモ設定になった。まぁいいでしょ、ゴミが集まって命になったことがパッと思い出せるだけで3回くらいあったし、動いて攻撃してくる虚無とかもいるんだからそれが怪獣ってもんでしょ
モチーフはフジツボとヘラクレスオオカブト、コーカサスオオカブト。バリアじゃなくてバリヤーなのがポイント。


怪獣模倣子 ミーメス

身長:42m 体重:1万t 第48話「何者」登場
次元ポータルを人工的に作り出す実験中に偶然現れたかいじゅうのようなもの。体のどこにも熱反応や脳波が観測できず、生物のように振る舞ってはいるが、本来生命ではないのではないかとも考えられている。
好奇心旺盛で人懐っこく、爪も牙もなく危険性を確認できなかったため保護と経過観察するべきと判断された。
ある程度詳しく「知っている」ものと全く同じに変身する能力を持ち、変身してしまえば対象の能力はおろか記憶まで完全にコピーできる。
AMDFの職員と接触した結果、複数の人間に変身する能力を得てしまう。その結果、怪獣研究部門の隊員の記憶を介してこれまで出現、交戦してきた怪獣達のデータを得てしまい、ほかの怪獣に変身する能力を得てしまう。

モチーフはロールパン。必要最低限「怪獣に見える」要素のみを残し、とんがった部分がどこにもないようにした。名前の由来は「模倣子」を意味する「ミーム」から。
「ピンク色で」「ミームに由来する名前を持つ」ということであの邪竜も意識してる。


宇宙雷神怪獣 ユピテルゼノン

身長:71m 体重:5万t 第49話「神と神」登場
木星に棲む生物と考えられる宇宙怪獣。原子力発電所数十基分の莫大な電力を体内で瞬時に発生させることができ、このエネルギーを収束しワームホールを作り出す能力を持つ。これによって木星から地球に瞬間移動してきた。その目的は一切不明。
ワームホール生成能力を生かしたトリッキーな挙動が特徴で、瞬時に敵の背後へ移動したり敵の攻撃の射程外へ逃走することもできる。ただしワームホールの生成時、入り口と出口に当たる2か所に莫大なエネルギーが観測されるため、移動先を見破ることは比較的容易。もちろん頭部や肩の角、両腕の先端などから稲妻を放出し攻撃することもできる。
反面、アースとなる物体に接触したり大量の水に濡れたりすると漏電を起こしてしまい、溜め込んだ電気エネルギーが失われてしまう。そのため常に地面から数mの高さに浮遊している。

モチーフはニセハナマオウカマキリ。あとでんきタイプということで、「雷に撃たれて骨が透けて見える」という古き良き漫画的表現から人間の骨の要素もある
全く意識したわけじゃないけど、カラーを反転したらゼットン色だった。


山岳龍神 グランボルド

全長:114m 体重:9万8000t 第49話「神と神」ほか登場
和歌山県の龍神山に祀られていた怪獣。ユピテルゼノンの襲来によって放出された莫大な電気エネルギーによって目を覚まし、脅威とみなして排除するために立ちはだかった。神として祀られていただけに人間に対してある程度友好的な性格のようで、AMDFの戦力と共闘しユピテルゼノンを迎え撃つ。

背中には巨大なヒレ状の翼を持ち、背中で閉じ合わせ装甲としている。この翼を開くことで内側にある背鰭が露出、猛烈に発熱することで上昇気流を作り出し瞬く間に巨大な積乱雲を生み出す。雨と雷を操る力を持ち、狙って地点に正確に雷を落とす。

さらにその背鰭の内側には可動式の角を隠し持っており、展開することで避雷針のように自らの体をターゲットに雷を落とす。そうして雷の力をチャージすれば対象を強制的に電気分解し蒸発させたり、反物質すら生成できるエネルギーを発揮する。

モチーフはマンタとステゴサウルス。翼を広げた状態を上から見ると肩に生えてる角?がマンタの角で、お腹の模様は鰓穴。翼を閉じた状態のモチーフは山と裾野に広がる雨雲。背中の諸々はものすごく苦労しながら作った思い出…


彼岸鬼 ナズタイン

全長:82m 体重:観測不能 第50話「私を呼ぶ声」登場
幽霊のように半透明の状態で突如町はずれに現れた怪獣。破壊活動はおろか動き回ることもせずただその場にじっと佇んでいる。
実体も持たず、こちら側からの干渉は不可能。これまでに出現してきたブリムスキングなどの純異次元産の存在とは異なり、出現や行動の際に次元ノイズが全く観測されなかったことなどから「完全に未知の存在」とも評された。
ナズタインの出現したエリアは封鎖され住民も避難したが、日本各地から「会わなければならない」という強迫観念的な欲求に突き動かされた人々が十数名程度だが警戒を突破しナズタインに接触を試みた。
すると、「視覚情報以外で存在する根拠が示せない」とまで言われたナズタインとの接触に彼らは成功した。日本各地から集結した人々が次々とその背に登り、最後の一人が乗った時、人々もろとも閃光と共に消え去った。
消失した人々はみな、数十年~100年前に行方不明となった者、交通事故や孤独死などで故人となった者達であると判明。自らが既に死んでいると自覚していない者を迎えに来るものとして、少なくとも室町時代から不定期に出現してはこの世とあの世を繋いでいる。

「渡し箸(お椀に橋を横向きに置くアレ)はマナー違反!橋渡しを連想させ、三途の川に架かる橋に繋がるので!」という話を聞いて思いついた怪獣。
渡し箸がマナー違反なのはまぁわかる。渡し箸が渡し橋に繋がるのもまぁわかる。三途の川どっから出てきたん?それだったらレインボーブリッジも栄光の架橋も苗字に「橋」がつく人もみんな不吉じゃんねぇ…
というわけでモチーフは平安時代みたいな橋。名前の由来は「あの世に行く魂を乗せるもの」として「茄子」の「ホルスタイン(牛)」から。
ちなみに、Twitterに放流したところガチ住職から「まつろわぬ魂をノーコストで三途の川渡ししてあげるとは心優しい怪獣ですね(意訳)」って言われた。お墨付き…

⑪に続く。

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